スタッフブログ
2016.01.29
Jackグループ新年賀詞交歓会
1月26日、名古屋市の国際ホテルにて
(社)Jackグループの新春賀詞交歓会が参加者120名のもと、盛大に開会、盛会のうちに閉会した。
準備に携わって頂いた3期理事会の皆様をはじめ、参加して頂いた皆様に感謝を申し上げると共に、無事開催されたことに胸をなでおろしている。
二次会、三次会と名古屋の夜を楽しんだ方も多くおられたようだ。
実りある1日となれば幸いだし、主催者としては嬉しく思う。
さて今回で3回目の開催である新春賀詞交歓会だが、昨年に引き続き基調講演をリフォーム産業新聞社の加覧社長にお願いをした。
この業界では間違いなく影響力と情報の多さを持つメデイアである。昨年も同様の感想を持ったがやはりこの業界をよく分析されているし、非常によくまとまった講演であった。ここでその内容をかいつまんでご紹介したい。
住宅リフォーム市場3つの注目ポイントということで消費者行動の変化、コスト意識の向上、生涯設計を挙げられていた。
消費者行動についてはリプレイス、DIY、ローカル中古再生の3つ。
リプレイスという見方は偶然だが私も講演での内容と合致していた。
私は大型リフォームは今後縮小の傾向にあると考えている。要因はここ数年の住宅性能の向上と、原資となっている高齢者の貯金の減少である。事実、昨年は住友不動産の新築そっくりさんが売上を減少したという。
当然、消費増税の影響もあるだろうがこのまま右肩あがりで大型リフォームが増加するとは考えにくい。
リプレイスといって設備の交換需要やリフレッシュ需要はクローズアップされるだろう。
コスト意識の向上という点でエネルギー問題、外装リフォームによる資産価値の向上、戸建空家管理を挙げられていた。
私が注目したのは戸建空家管理である。私も不動産事業を始めて気付いたことだが、特に地方の不動産事業は顧客思考ではなく、我田引水思考が強いと感じている。
1つの理由としては多くの事業者が社会性を強く求める必要のない事業の範囲でやられていることがあると思う。管理というだけで何もしないなど顧客ニーズに合致していない業者も多い。
戸建管理に限らずチャンスは山ほどあるのが今の不動産業界である。
生涯設計ということで、エイジングプレイス、ライフスタイルコンサルティング、潜在需要の彫り起こ氏の3つの紹介があった。
今後、避けることのできない高齢者社会に向けてリフォームという枠にとどまらず、どのようにして社会に向き合っていけるかの問題提起があった。
私の講演では、Gooランキングが2014年に発表した「こんな経営者はイヤだランキング」をご紹介しつつ、経営者の質についての3つをお伝えした。
その3つとは社員教育、営業技術、また採用について学生から感じたことである。
まずは社員教育について。私たちの事業は顧客にとっての社員は全てである。すなわち会社の代表である。
代表ということであれば、現場判断や顧客との決断は会社のそれであり、それは経営者のそれでなくてはならない。理念で動くと言うが、重要なのはその理念がどうした生まれたかの思考であり、あるべき論ではない。
2つめ、営業技術についても努力を求めた。この情報社会では様々な意味で差別化は存在しないと考えている。
答えを見せると他者が真似をする。営業力は集客にも影響する。答えを見せて集客をすれば、営業は楽だがすぐ模倣される。
集客は謎かけである。謎解きは営業の仕事。営業技術をどう広めていくか。これは私の課題でもある。
3つ目は愛知大学で学生を前に講演した時に感じたことである。学生は右肩上がりや成長、金を稼ぐなどといったことに興味を示さなかった。時代は変化している。私たちもそれを感じていかなければならぬ。
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