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住まいのアイデア
2023.12.21

白の建具は黄ばみや汚れが目立って後悔する?後悔しないポイントを解説

建具

「建具を白にしたいけど汚れが目立ちやすいのではないか?」

「白い建具は経年劣化で黄ばむのではないか?」

という疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を

  • 白い建具にして後悔した点(デメリット)
  • 白い建具にしてよかった点(メリット)
  • 白い建具で後悔しないために気を付けたいポイント
  • 建具に関するよくある質問

の順番に解説していきます。

これから家を建てようと考えている方、リフォームで白い建具を検討されている方に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

白い建具は後悔する?デメリットは?

白いドアは安っぽいと感じる

白いドアは、安っぽいと感じてしまうことがあります。

白いドアは、茶色や黒色といった重厚感のあるダークカラーのドアに比べて、シンプルでナチュラルな印象を抱きやすいためです。

そこで、白いドアを選ぶ際は、木目模様の入ったドアなどのデザインが工夫されたドアを選んだり、ドアノブを金属などの重厚感を感じられる素材や深みのある色を選んだりすると良いでしょう。

汚れが目立つ

白い建具は、汚れが目立ちやすいこともデメリットの一つと言えるでしょう。

白色の建具は、他の色の建具と比較して、ほこりがたまったり、子どもが落書きしてしまったりすると目立ちやすくなってしまいます。

しかし、その分汚れに気付きやすく、掃除をする習慣が付き、建具を綺麗に保つことができる利点もあります。

また、ふき取り掃除が簡単にできる素材の建具もあるので、素材にも気を使うと良いでしょう。

例えば、化粧シートを使った建具は、本物の木材よりも汚れを落としやすいです。

目が疲れる

白色は、光を良く反射するため、目に入ってくる光の量が増えることで、目が疲れてしまうことがあります。

特にパソコンを使ったり、子どもの勉強机でライトを用いたりする場合、建具の白色によっては、目に入る光が多くなることで、画面が見づらくなったり、眼精疲労を感じやすくなったりすることがあります。

しかし、白色といっても真っ白な色だけではなく、ベージュを帯びた白色や、少しくすみがかった白色など、さまざまな色があります。

そのため、白色の建具を検討されている方の中で目の疲れが気になる方は、純白ではなく、クリーム色を含んだ白色を選んだり、木目などを取り入れたりして視覚的に落ち着いた印象を作ると良いでしょう。

また、建具の色が白色の場合でも、周りに置く家具や床材、カーテンなどで落ち着いた色を取り入れることで、目の負担を減らすことができるでしょう。

まぶしく感じる

上記の通り、白色は目に入ってくる光の量を増やす特徴を持つため、疲れてしまうだけでなく、日頃から部屋全体に対してまぶしく感じてしまうことがあります。

部屋に対して明るい印象を持たせることができるという利点はありますが、部屋が眩しく感じることにストレスを感じる方もいるかもしれません。

そのような場合は、照明の種類で明るさを調節したり、カーテンで外からの光を調節できるようにしたりするなどの工夫をすると良いでしょう。

また、壁の色を全面白色にするのではなく、一部の面で暗い色を取り入れると、眩しさの軽減だけでなく部屋の抜け感を出すことができるため、壁の色も合わせて検討すると良いでしょう。

壁の白と色が違う

壁の白色と建具の白色が違い、アンバランスな印象を抱く可能性があることもデメリットの一つとして挙げられます。

上述したように、白色といってもくすみがかった白色や少し色味を帯びた白色などさまざまな色調があります。

建具の色を決める際には、建具の色だけでなく、壁や床・天井の色味を合わせて検討すると良いでしょう。

また、カタログだけでなく、実際の色味を確認することも完成後の満足度を上げるために重要です。

白にすればよかった?白い建具のメリットは?

ここまで白い建具にする際のデメリットについて述べてきました。

しかし、白い建具にしかない魅力があるのも事実です。

白い建具のメリットについて5つご紹介します。

白の壁と統一感があり、なじみやすい

家を新しく建てる際やリフォームする際に、多くの人が壁の色として白色を検討する傾向にあります。

建具を白色にすると、壁の白色と統一感が生まれ建具が部屋の一部として馴染みやすく感じられるという利点が挙げられます。

しかし、先ほどもデメリットで述べた通り、壁の色と建具の色を白色と決めるだけでは、完成後にそれぞれの色が異なり、違和感を覚えてしまう可能性があります。

そのため、建具を白色にする際は、壁の色と一緒に実際に色を見て検討すると良いでしょう。

色が増えすぎない

建具を白色にすることは、部屋全体の色が増えすぎず、シンプルな印象を与えるというメリットを持ちます。

シンプルな雰囲気が好きな方はもちろんですが、家具などで部屋のデザインや色味にこだわりたい方にとっても、白色の建具はとても有効です。

例えば、観葉植物や小物、他のインテリアで色味が増えても、色のまとまりが無くなるというように感じづらくなります。

また、家具を買う際に部屋の色味や建具の色に合わせることなく好きな色を選びやすくなります。

白色の建具は、シンプルなものが好きな方にのみ向いていると考えられがちですが、部屋の内装にこだわりたい方にこそぜひ検討していただきたい色です。

部屋を広く見せることができる

白色は膨張色であるため、建具に白色を取り入れることで部屋を広く見せることができます。

部屋の大きさや家具の大きさ、多さによってはどうしても部屋が狭く感じられる場合があります。

そのような時に白色の建具を用いることで実際の広さよりも部屋を大きく見せることができます。

また、より部屋を広く見せたい場合は、床材やカーペットの色を落ち着いた色にすることで、視点の下側に重厚感が生まれることから、より壁や建具の白色が軽く感じられ、部屋を広く見せることができるでしょう。

部屋や廊下を明るい印象にすることができる

白色は、光の反射率が最も高い色であるため、白色の建具は部屋や廊下に明るい印象をもたらすのに有効です。

特に、窓が少なく、外からの光を取り入れづらい部屋では、少ない光の中でも照明の光を十分に反射することで部屋や廊下を明るく見せてくれます。

おしゃれに見せられる

白色の建具は、他の色の建具に比べて新しさや清潔感を感じやすいため、カフェのようなお洒落な雰囲気を出しやすくなります。

白色は時代によって流行り廃りのない色かつ、好みが分かれにくい色であるため、長い期間を共にするマイホームにも取り入れやすい色です。

白い建具に後悔しないためには?

ここまで、白い建具のデメリットとメリットを見てきました。

それでは、白い建具を用いて後悔しないためにはどのような点に気をつけると良いのでしょうか? ここでは4つの対策方法をご紹介します。

白の種類を確認する

デメリットでも述べた通り、単に白色と言ってもさまざまな白色があります。

完成後に壁の色と建具の色が違って違和感があるという事態を防ぐためにも壁の白色と建具の白色が同じような色であるかを確認することが必要です。

また、日のあたり加減などによって白色の雰囲気が変わるため、部屋ごとに壁の白色の種類を変更した方が良い場合もあるため、その際に、事前に建具の色についても確認すると良いでしょう。

天井クロスやフローリングの色に合うか考える

天井クロスやフローリングの色やデザインによっては、建具の白色がかえって悪目立ちしてしまうことがあります。

例えば、壁紙やフローリング、天井クロス、家具などを重厚感のあるシックな色合いでまとめていた場合に白色の建具を用いると、建具のみが明るく目立ってしまいます。

そのため、壁の白色と建具の白色が合うかだけでなく、天井クロスやフローリング、検討している家具の色も合わせて考えることが必要です。

手垢などの汚れが目立ってもこまめに掃除ができるか考える

デメリットでも述べたように、やはり白色の建具は、埃などの汚れや手垢汚れがダークカラーの建具に比べて目立ちやすくなります。

そのため、白の建具を検討する際は、その場所がこまめに掃除ができる場所であるのかを考えて選ばなければいけません。

しかし、汚れが目立ちやすいと、掃除の頻度の目安が分かるため、掃除の間隔を測るためにも有効かもしれません。

実際に確認する

これまでに述べてきたように、完全に納得のいく部屋を作るためには、実際にどのような色になるのか、使われる素材ごとの特性がどのようなものかを知ることが一番確実な方法です。

そのため、ハウスメーカーを選ぶ際に実際の建具を見て検討できるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

建具に関するよくある質問

白い建具を検討されている方がよくする質問とその回答を5つご紹介いたします。

白い建具の10年後は?黄ばみが発生する?

建具の素材によっては、経年劣化で黄ばみが発生することがあります。

経年劣化による黄ばみは、残念ながら落とすことが難しいです。

そのため、どうしても黄ばみが気になってきた場合には、上から塗料を重ねる必要があります。

また、プラスチック素材(ABS樹脂など)は紫外線や空気に触れ続けることで化学変化が起こり、黄ばみが発生します。

化学変化による黄ばみは、漂白剤などにより多少改善することが可能ですが、お手入れが難しい場合は、なるべく日の当たらない場所の建具に用いるなどして化学変化が起きないようにすることが望ましいでしょう。

さらに、タバコのヤニによる黄ばみの発生もあります。

ヤニは粘着力の強い油であるために、壁に付着してしまうと黄ばみだけでなく、埃やゴミが付きやすくなり、建具を汚れやすくしてしまいます。

白い建具の黄ばみが気になる方は、なるべく室内で喫煙しないことをおすすめします。

白い建具の汚れを防止するには?

建具の汚れを予防するためには、建具の素材の検討が重要です。

検討の段階で汚れに強い素材を選ぶことが建具の汚れ防止に最も重要な点になるでしょう。

また、すでに汚れがついてしまった場合でも、中性洗剤を布に染み込ませて拭き取ると汚れが取れるものが多いため、素材を確認した上で汚れの掃除を定期的に行うと良いでしょう。

木目のある白い建具ってどう?

木目のある白い建具は、木目のない白い建具に比べて部屋に暖かい印象を与えてくれます。

壁や建具を白色に揃えてしまうとシンプルすぎて無機質な部屋になってしまうのではないかと不安に思う方もいるでしょう。

そのような場合、木目のある白い建具を用いるとシンプルながらも落ち着いていて温かみのある部屋を作ることができます。

建具は何色がおすすめ?

「部屋を広く見せたい」「明るい印象の部屋にしたい」と考える方には、白色の建具がおすすめです。

白色が膨張色であることや反射率が高いことを利用して、部屋の圧迫感を弱め、すっきりとした印象を与えることができるためです。

特に、清潔ですっきりした印象を持たせたい方は、真っ白な色、温かみを持ちソフトな印象を持ち、目が疲れづらい色にしたい方はベージュを含んだ白色やオフホワイトがおすすめです。

反対に部屋に重厚感やシックな印象を持たせたい方は濃い茶色や黒色などのダークカラーを選択すると良いでしょう。

また、ナチュラルで自然的な印象を持たせたい方は木材のような薄い茶色や、色に限らず木目のある建具を選ぶと良いでしょう。

床がウォールナットに建具が白は合う?

ウォールナットの床に白の建具は相性が良いと言えます。

ウォールナットは濃い茶色と力強い木目が特徴の素材です。

そのため、重厚感や圧迫感を感じすぎてしまう可能性があります。

建具や壁の色を明るい白色にすることで重厚感と軽やかさとバランスをうまく取ることができます。

また、お互いの色が違うことにより、はっきりとしたコントラストを生み、ウォールナットならではの綺麗な木目を、部屋の印象として活かすことができるでしょう。

さらに、白い建具のメリットでも述べた通り、視点の下側に重厚感があるとより建具や壁の白色が目立ち、部屋を広く見せてくれる効果もあります。

ウォールナットと白い建具は、これらの効果を得やすい色の組み合わせになります。

まとめ

 

今回は、白色の建具について、そのデメリット、メリット、後悔しないために気をつけたいポイント、白い建具に関するよくある質問を紹介しました。

家を建てる際に一番大切なのは、住む人が家に満足できるのかということです。

白色の建具を検討されている方は、後悔することがないよう、本記事を参考に選んでみてください。

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