二世帯住宅は完全分離型がいい?お嫁さん・お婿さんの気持ちを考えた家づくりとは

「二世帯住宅を完全分離にするべき?」
「お嫁さんやお婿さんはどのような気持ちになる?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
- 二世帯住宅はやめた方がいいと言われる理由
- 完全分離型のメリット・デメリット
- 完全分離型の二世帯住宅でストレスを感じにくい人の特徴
- 完全分離型の二世帯住宅における成功事例
の順番に解説していきます。
二世帯住宅はやめておけと言われることがあるのはなぜ?
インターネット等で情報収集していると、「二世帯住宅はやめた方がいい」「二世帯住宅にして後悔した」などの声を見かけることがあります。
どうして二世帯住宅に対してネガティブなイメージが持たれているのでしょうか? 以下で、二世帯住宅が敬遠される理由を解説します。
嫁姑との仲が悪い
二世帯住宅は避けた方がいいと考える人の中には、相手側の家族と関係性が上手く構築できていない人が少なくありません。
仲が悪い関係性で毎日顔を合わせなくてはいけない二世帯住宅は、お嫁さん・お婿さんにとってはストレスフルな環境となります。
ハルメク365編集部の調査によると、姑と同居している8割以上のお嫁さんがストレスを感じているということが分かりました。
それでは、具体的にお嫁さん・お婿さんはどのような気持ちになるのでしょうか?
お嫁さん・お婿さんの気持ち
二世帯住宅において、お嫁さん・お婿さんは以下のような気持ちになりやすいと言われています。
- 冷蔵庫の使い方が合わない
- 口出しされるのが面倒
- 孫が甘やかされすぎて心配
- 行き来するのが大変
- 音が響くのがストレス
- 費用負担の配分が納得できない
- 常に気を遣ってしまう
姑・舅の気持ち
一方、お嫁さん・お婿さんを迎え入れる側の舅姑はどのような気持ちになりやすいのでしょうか?
- 生活リズムに差があって落ち着かない
- 過干渉にならないように気を遣ってしまう
- どうせ家事をするなら一気に済ませたい
- 愛着ある家がリフォームされるのが嫌だ
- 距離感の保ち方がわからない
- 孫と出来るだけ一緒に時間を過ごしたい
このように、お嫁さん・お婿さん、姑・舅それぞれの二世帯住宅に対する感じ方は異なります。
ただ、お嫁さん・お婿さんと姑・舅の関係性によっても感じ方が左右されるので、家族でしっかりと話し合う機会を設けることが大切です。
別居になる可能性もある
二世帯住宅を建てたとしても、最終的に別居になってしまったというケースも多く見受けられます。
生活音や生活リズム、共有部分の使用方法、家事の分担、費用負担などによって、お嫁さん・お婿さんがストレスを感じる可能性が高いためです。
ストレスに耐えきれなくなり、二世帯住宅から引っ越しするとなると、余計なコストが発生することになります。
そのため、二世帯住宅を建てる際は、お嫁さん・お婿さんの気持ち(もしくは舅姑の気持ち)を考慮した設計にすることが重要です。
費用負担のトラブルが起こりやすい
費用負担は、二世帯住宅でよく見られるトラブルのひとつでしょう。
例えば、「光熱費は折半する」というルールを決めたご家庭の中には、家にいる時間が圧倒的に多い親世帯の光熱費を支払うのは納得できないと感じる人もいるようです。
さらに、リフォーム費用に関しても、それぞれの家庭がどれくらい負担すべきかわからず、トラブルになりやすいと言われています。
二世帯住宅のデメリットに関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:二世帯住宅はやめた方がいい?デメリットだらけと言われている理由とは
二世帯住宅は完全分離型がいいの?
それでは、完全分離型の二世帯住宅であれば、上記で紹介したデメリットを解消できるのでしょうか?
完全分離型の種類
まずは完全分離型の種類について紹介します。
横割りタイプ
横割りタイプとは、それぞれの居住空間を上下階で分ける二世帯住宅のことです。
1階は親世帯の居住空間、2階は共用部分、3階は子ども世帯の居住空間といったように、階数で分けます。
階段の上り下りが必要なく身体に負担がかかりにくいので、1階部分を親世帯に割り当てるパターンが多く見られます。
縦割りタイプよりも横割りタイプの方がコストを抑えやすいため、横割りタイプを選ぶ人が大多数です。
しかし、横割りタイプは生活音が響きやすく、寝室やLDKの位置を考慮する必要があります。
縦割りタイプ
縦割りタイプとは、それぞれの居住空間を左右で分ける二世帯住宅のことです。
トイレやお風呂、キッチンを別々に設ける場合、隣り合わせの家がつながっているイメージでしょう。
横割りタイプと比較すると、生活音が気になりにくいです。
しかし、縦割りタイプを選択する場合、広い敷地を用意しなくてはいけません。
また、親世帯が高齢になった際に2階部分が使われなくなるケースも多く見られます。
完全分離型のメリット・デメリット
続いて、完全分離型のメリット・デメリットについても確認しておきましょう。
メリット
完全分離型のメリットは以下の通りです。
- それぞれの家庭のプライバシーを確保できる
- 将来的なライフスタイルの変化に対応しやすい
- 設備や内装デザインを統一する必要がない
- 税制優遇を受けられる
- 水道光熱費を明確にできる
- 保育園の入園で不利になりにくい
完全分離型はそれぞれのプライバシーを確保しやすく、干渉されにくいというメリットがあります。
また、親が施設に入ったり、転勤で子ども世帯が引っ越したりする場合、完全分離型であれば賃貸に出すなど変化に対応しやすいです。
さらに、それぞれの好みに合わせた設備や内装デザインにできる、税制優遇を受けられるなどのメリットもあります。
子どもを保育園に入園させる際も、親世帯と同居していると申込時に不利になるケースがありますが、完全分離型であれば別居扱いとなるため、心配する必要はありません。
デメリット
それでは、完全分離型にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
- コストがかかる
- 光熱費を抑えにくい
- コミュニケーションが疎かになる
- 異変に気づきにくい
- 広い土地を用意する必要がある
完全分離型はそれぞれの居住部分にトイレやお風呂、キッチンなどの設備を設ける必要があり、コストが高くなりやすいです。
さらに、同じ空間で過ごす完全同居型の二世帯住宅と比較すると、光熱費を節約しにくい点もデメリットと言えるでしょう。
また、体調の異変に気づきにくい、コミュニケーションが疎かになるといった点を懸念する人も少なくありません。
二世帯住宅の完全分離型でうまくいっている人とは?
二世帯住宅の完全分離型で上手くいっている人も一定数見受けられます。
そういった場合は、どのような工夫をしているのでしょうか?
光熱費やローンなどについて話し合いをしている
二世帯住宅の完全分離型を成功させるためには、親世帯と子供世帯間、もしくは各家庭内での話し合いが重要です。
特に光熱費やローンなどの金銭面はトラブルの原因となりやすいため、必ず話し合いの場を設けるようにしましょう。
光熱費に関しては、それぞれの世帯で支払うことをおすすめします。
使用量に見合わない料金を支払うとなると、ストレスが溜まりやすいためです。
二世帯住宅は建築費用が高くなりやすいので、ローンについても事前に確認しておくと良いでしょう。
間取りを工夫している
完全分離型の二世帯住宅を建てる場合、間取りを工夫することが大切です。
二世帯住宅では、生活音がトラブルの原因になることがあります。
以下、間取りで工夫できるポイントです。
- 音が発生しやすい水回りは上下階同じ場所に設置する
- 水回りや玄関、キッチンなどは寝室から離す
- ウォークインクローゼットの上に音が発生しやすい部屋を配置する
配管ルートによっても間取りの自由度が変わってくるので、業者に相談しながら間取りを考えることをおすすめします。
郵便受けや宅配ボックスを分けている
二世帯住宅では、郵便受けや宅配ボックスを分けると良いでしょう。
郵便物にはプライベートな内容も多く含まれているため、郵便受けや宅配ボックスが一緒だとプライバシーを確保することができません。
また、水道や電気のメーターも別々に設置することをおすすめします。
光熱費の費用負担に不満があり、トラブルに発展するケースがあるためです。
光熱費を極力抑えたいという場合、完全分離型の二世帯住宅は向いていないかもしれません。
生活リズムを共有している
二世帯住宅で上手く生活していくためには、それぞれの家庭の生活リズムを共有しておくと良いでしょう。
起床時間や就寝時間のほか、食事の時間や仕事の開始時間、帰宅時間などを共有しておくことで、それぞれの家庭に配慮した生活を心がけられるようになります。
例えば、親世帯の就寝時間を過ぎたらうるさくしない、子供世帯が家でリモートワークしている時間は行き来しないようにするなど、工夫の方法はさまざまです。
気軽に予定を共有しやすくするためには、普段のコミュニケーションも大切にすることをおすすめします。
老後についても考えている
二世帯住宅を建てる際は、20年後や30年後のことも考慮する必要があります。
手すりを設置したり、段差をなるべく無くしたり、老後の生活を考えた設計にすると良いでしょう。
また、親世帯の介護が必要になった場合、介護しにくい間取りだと不便です。
他にも、親の死後に空き部屋をどうするか、子供の部屋をどこに設置するかなど、ライフステージの変化についても考えておくと良いでしょう。
二世帯住宅の完全分離型で成功した事例
ここでは、完全分離型の二世帯住宅における成功事例を紹介します。
生活リズムに配慮した、こだわりの二世帯住宅
まず紹介する事例は、岐阜県高山市の二世帯住宅のリフォームです。
祖母+夫婦+子ども2人という家族構成で、お互いの生活リズムに配慮した二世帯住宅を目指したと言います。
LDKに設置されたウッドデッキがそれぞれの世帯をつないでおり、一定のプライバシーを担保しながらも各家庭が交流できます。
玄関を2つ作る、親世帯の寝室部分を平屋にするなどして、二世帯住宅ならではのトラブルを回避できるように工夫したそうです。
参考:S.151 生活リズムに配慮した、こだわりの二世帯住宅 岐阜県高山市
1階は和風、2階は洋風の二世帯住宅
続いて紹介する事例は、愛知県に位置する二世帯住宅のリフォームです。
玄関や風呂、トイレ、洗面を別に設けた完全分離型の二世帯住宅で、1階が親世帯、2階が子ども世帯の居住スペースとなっています。
1階は和風テイスト、2階は洋風テイストとすることで、それぞれの世帯で異なる好みに対応しました。
自然素材をふんだんに取り入れた住宅で、床や天井に無垢材を使用しています。
参考:S.016 1階は和風、2階は洋風の2世帯住宅 愛知県
シンメトリーな外観の二世帯住宅
最後に紹介する事例は、愛知県の二世帯住宅のリフォームです。
結婚を機に実家を二世帯住宅にすることを決めており、家づくりのブログを見たことがきっかけで、一級建築士事務所「Robin(ロビン)」に興味を持ったと言います。
住宅はカパラスの瓦屋根と塗り壁を組み合わせて、南プロヴァンス風に仕上げました。
玄関は世帯ごとに設けており、2階玄関に続く外階段にはアイアンと無垢材を使用しています。
2階の子ども世帯の居住空間は、屋根勾配を活かした開放感ある室内となっており、フローリングにはダークカラーのパイン材を使用しています。
まとめ
今回の記事では、二世帯住宅の建て替えリフォームを検討している方に向けて、二世帯住宅でのお嫁さん・お婿さんの気持ちや完全分離型が向いている人の特徴、完全分離型の二世帯住宅における成功事例について解説しました。
二世帯住宅では、親世帯と顔を合わせることになるため、お嫁さん・お婿さんはストレスを感じたり、常に気を遣ったりしてしまいます。
そこで完全分離型の二世帯住宅にすることで、プライベートな空間を保ちつつも、親世帯との関わりも維持することが可能です。
一級建築士事務所「Robin(ロビン)」は、これまでさまざまな二世帯住宅のリフォームを手がけてきました。
公式サイトでは二世帯住宅の事例を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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