パナソニックのトイレ、アラウーノの隠れた魅力に迫る！

トイレで人気なメーカーと言えば、TOTOやリクシルが真っ先に頭に思い浮かびますよね。特にTOTOはシェアも圧倒的です。ですが、トイレを製造しているのはなにもTOTOやリクシルだけではありません。今回は取り付けた方には意外と高評価な、パナソニックのトイレ、アラウーノのご紹介をしていきます。

パナソニック製アラウーノを徹底解剖！

皆さんがトイレに求める性能とは、何でしょうか。トイレに求められる性能として、大きく3つあるかと思います。ひとつ目は洗浄力。しっかりと流せて、キレイであること。二つ目は、節水、節約能力。トイレは毎日複数回使用するもの。家族が多くなればなるほど、その使用頻度は高くなっていきます。節水能力が高ければ、長期的に見てランニングコストを削減することができます。三つめが、お手入れのしやすさ。トイレはどんなにきれいに使っていても、どうしても汚れは蓄積されていきます。衛生的な観点からも、トイレ掃除にあまり手を掛けたくないという人は多いはず。そんなトイレのお掃除が楽にできれば、それに越したことはありません。もちろん、導入コストという点で見れば、安く導入できれば一番なのですが、トイレはおおよそ15年以上使用していくものです。節水能力により削減される金額や、日々のお手入れにかける時間、そして手が行き届かなかった時の匂い問題などで更新頻度が高くなると、一概に安ければいいというものではありません。というわけで、先程の3つの観点からパナソニックのアラウーノを解剖していきましょう！

アラウーノの洗浄力

現在、トイレをリフォームされようかと検討している方は、今取り付けられているトイレが、既に15年近く設置から経過している方がほとんどだと思います。当時のトイレは、タンク付きの物が主流でした。ですが現在、アラウーノを中心としたタンクレストイレが大人気。空間を広く使えるだけでなく、シュッとしたスタイリッシュなトイレは見た目的にもかっこいいですよね。そこで気になるのは、しっかりと流せるかどうか。業界としては陶器製でコーティングが施されたトイレが、汚れが付着しづらく、流しやすいとされています。ですが、アラウーノはその概念に一石を投じました。

スゴピカ素材の採用

アラウーノの驚きポイントとして、まず便器が陶器ではないのです。陶器とは、粘土を固めて高温で焼き上げ、ガラス質に変質させたものです。滑らかな表面と丈夫さがウリです。しかし、そのままだとざらざらなので、表面に釉薬やコーティングを施します。しかし、アラウーノの便器は、なんと樹脂製。樹脂とはいっても、有機ガラス系という、非常に硬いタイプの樹脂となっています。このタイプの樹脂は人工大理石として、お風呂やキッチンの天板などに使用されているもの。工業用途では、水族館の水槽や、航空機の窓などに使用されています。

撥水効果のある樹脂を使用しているため、汚れも付きにくくなっています。

ターントラップ方式の排水

アラウーノの排水方法は、排水路に溜まった水を一気に排出する「ターントラップ方式」を採用。少ない水量でも悉皆洗浄することができます。効率よく流すことができるので、副次的な効果として洗浄音は従来に比べ、話し声レベルの気になりにくい音量に。お部屋の構造などから、リビングなどでテレビを見ている際、トイレの排水音が気になっていた方には朗報ですね！　また、アラウーノは高層ビルや2回などの水圧が弱い場所でも、しっかり排水することができます。最低水圧0.05MPaの低水圧でも、しっかり排水することができます。※設置前に必ず水圧をご確認願います。調査はロビンスタッフにお任せください！

ウォッシュレットの機能も満載！

アラウーノのウォッシュレットは、なんと25通りもの洗い心地を選べます。強さ幅共に5段階で調整可能。自分好みの洗い心地を設定できます。もちろんムーブ洗浄や水流をリズミカルに出すリズム洗浄、ノズル位置の調整機能も搭載されているので、ウォッシュレット機能に不満を感じることはないでしょう。

万が一の停電時でも、安心！

アラウーノは万が一の停電にも、対応しています。アルカリ乾電池を使って、約80回の洗浄が可能となっているのです。（※断水の際はバケツなどでの給水が必要です）　本体上部のケースに、電池を収納することもできますので、万が一に備えてセットしておけばもしもの時に慌てることなく対応することができます。また、仮に電池ない！　なんて緊急事態でも大丈夫。サイドカバー内にある手動ハンドルを回すことによって、ちゃんと排水することができるのです。電気を使った全自動式のトイレでも、これで安心です。

アラウーノの節約能力

アラウーノの節水

先程説明した通り、アラウーノは洗浄に「ターントラップ方式」を採用しています。便器内に水を旋回させる間、水を排出せずに為いていきます。そしてたまった水を一気に排出することで、勢いをつけるというものです。この洗浄方法によって、水の使用量は大5.0ℓ、小3.6ℓにまで節約。従来の1990年代のトイレが大、小共に13ℓ使用していた時と比べると、約1/3の水量に。年間で14,000円近くも節水することができるのです。

アラウーノの節電

アラウーノはパナソニックの省エネ家電技術が搭載されており、消費電力をしっかりカット。エコモードや保温切タイマーを設定すれば、さらに無駄を減らすことができます。電気料金を1990年代のトイレと比較すると、年間10,600円かかっていた電気代が、アラウーノS160 シリーズだと約5,400円に。電気代を年間5,200円カットできます。これはすごい事です。水道代と併せると、年間約2万円節約できることになります。今ついているトイレが1990年代の物だとすれば、取り替えて15年ほど使用するだけで、約30万円も浮いてしまうことになるのですから。

アラウーノのお手入れのしやすさ（お掃除のしやすさ）

トイレと言えば、トイレ掃除。日々の掃除に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。ここではアラウーノのお掃除のしやすさを、お掃除前とお掃除中に分けてご紹介いたします。

アラウーノの底力～お掃除前編～

アラウーノには汚れが付きにくい機能がいっぱい！　その機能を順番にご説明していきます。

泡のクッションで受け止める、「ハネガード」！

男性が立って小用をした際のトビハネ、気になりますよね。飛び散った水が床やクロスに付着すると、それらがにおいの原因になる事も。放置すれば、トイレ全体のリフォームとなるケースもございます。アラウーノは、便器に普段お使いの中性洗剤をセットしておけば、便座を上げるだけで、泡のクッションを作ってくれます。

この泡が水面全体へと広がると同時に水位が下がり、クッションとなることでトビハネをおさえ、床や壁への汚れを抑制します。便器のフチも小上がりになっていて、フチからのタレを防止する「タレガード」や便器と便座の隙間からの飛び出しを防止する「モレガード」も搭載。

樹脂（有機ガラス系）による成形により実現した、ち密な設計により、汚れてしまう前に汚さない工夫が◎。

流すたびに2種類の泡とマイクロバブルが汚れを除去！

アラウーノは、ミリバブルとマイクロバブルの2種類の泡で汚れを除去します。ミリバブル（直径約5㎜）で大きな汚れを除去し、マイクロバブル（直径約60㎛）で残った汚れもしっかりと落とします。

また、市販の台所用合成洗剤（中性）を使用することでよりキレイに。使用料は3ヶ月で２５０㎖と少量。専用の洗剤を用意しなくてもいいところは、さすが家電のパナソニック。気が利いています。

便器内に除菌効果のあるオゾン水を自動散布！

アラウーノは、除菌効果のあるオゾン水を散布し、汚れの原因菌を抑制することができます。

オゾン水は、薬品やカートリッジを使用することなく生成できる優れもの。時間が経てば元の水に戻るので環境への負荷が小さく、医療や調理の現場でも使用されています。他メーカーでも、お風呂や洗面台などに装備されているものもあるほど、近年では人気の装置です。アラウーノは便座からの退出後、約3分後にオゾン水を便器の和地味が気になる水際部分を中心に自動散布。同時に便器だけでなく、ウォッシュレットのノズル部分も自動洗浄するため、キレイが長持ち、汚れが付きにくい仕組みになっているんです。

アラウーノの底力～お掃除中編～

アラウーノのアプリ機能

さて、いざお掃除をするとなった時、どれくらいの頻度でトイレの掃除をすればいいか、迷いますよね。毎日はさすがに、という方でもご安心ください。アラウーノには専用のアプリがあり、お手入れの頻度をお知らせしてくれます。洗剤タンクや洗浄ノズルなど、どれくらいの頻度で掃除すればいいか分からないものまで、通知でお知らせ。掃除忘れを防止してくれます。

また、ウォッシュレットの洗浄強さや位置の設定を最大4人まで登録できるほか、遠く離れたご家族の使用状況をモニタリングできる、みまもり機能も搭載しています。高齢になられて体調が心配な方がいらっしゃっても、トイレは毎日使用するもの。使用状況さえわかれば、変わりなく生活ができていると安心できます。

さらに、エネルギーモニターも搭載されているので、電気や水道の使用量、金額の目安を確認することも可能。節電のアドバイス機能もありますので、季節の変わり目など、便座の温度設定変更に役立ちます。

隙間が最小限に。樹脂トイレの特権！

アラウーノは冬期ではなく、有機ガラス系の樹脂で作られています。樹脂の特徴として、複雑な形状を作ることが可能に。陶器は丈夫ですが、どうしても細かな形状が苦手です。特にお掃除のしやすさという点では、樹脂トイレに軍配が上がりそうです。というのも、スキマが無いようにトイレを作ることができるからです。

便器の形状として、スムーズに拭ける凸凹を少なく。奥まで手が届きやすいように造られています。便座の側面部など、汚れの取りにくい合わせ部分も隙間の無い設計にすることで、お掃除が圧倒的に楽に。

ウォッシュレットのノズルは、継ぎ目がなく汚れにくいステンレス製のノズル。清潔性が大幅にアップしました。ノズルの継ぎ目を歯ブラシなどでこする作業は、気が滅入るもの。つるりとしたステンレス製のノズルであれば、お掃除シートなどでサッと一拭き。これはとっても嬉しいです。

空気清浄機能も搭載！

さすがは家電のパナソニック。トイレにだって、家電機能を搭載しています。便器本体にナノイー発生器を装着しており、退出後に自動的にナノイーXを放出します。

1回あたり60分にわたって、トイレ空間の壁などに付着した臭いを脱臭します。スチームより微細なナノイーⅩは、繊維の奥まで入り込んで、ニオイの原因物質に働きかけ、高い脱臭効果を発揮します。さらに、汚れの原因にもなるカビ菌やウイルスを抑制。トイレの空間自体をキレイで快適に保つことまで出来てしまうのです。

アラウーノ導入の注意点

ここまでアラウーノの魅力をお伝えしてきましたが、もちろんアラウーノにだって苦手なことがあります。導入後にこんなはずじゃなかった、と後悔しないよう、よくよく確認をしておきましょう。

樹脂製トイレならではの弱み

アラウーノは樹脂製のトイレです。いくら有機ガラス系の便器だとは言え、セラミック製の陶器便器と比べれば、硬度はもちろん柔らかくなっています。要するに、傷が付きやすいのです。通常の使用では全く問題がありませんが、注意しないといけないのが、便器を掃除する時。陶器の感覚で硬いブラシや金属の柄などのブラシでごしごしこすってしまうと、便器内部に傷が付いてしまうことがあります。スポンジや樹脂製のブラシで傷が付くことはありませんので、通常の便器よりも優しく洗ってあげてください。また、研磨粉入りのブラシ毛や、洗剤はNG。トイレというより、大切なお皿を洗う感覚で掃除してあげるとベストです。

まとめ

今回はパナソニック製の便器についてご紹介いたしました。家電メーカーならではの気遣いが行き届いた特徴的なこの便器。注意すべき点さえしっかりとおさえれば、費用もお値打ちで便利なことこの上なく、非常に満足度の高い選択肢だと思います。もしタンクレストイレへと従来のトイレを乾燥する予定がある場合は、アラウーノも選択肢に入れて頂けますと幸いです。トイレの選定に関しては、排水溝や給水パイプの位置が重要です。アタッチメントを追加で取り付ける必要などがあるため、基本的に現地での調査が必要となります。ぴったりとご自宅に合う形でお見積りさせて頂きますので、もしご入用の際は、お近くのロビン店舗へお越しいただくか、サイト上部の電話番号、LINEでのお見積り依頼、画面右下のチャット機能などを使用してご連絡頂けますと幸いです。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

（引用元：パナソニックHP　アラウーノ）

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