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省エネ・機能性・断熱性
2021.10.26

制震ダンパーとは?今、注目のオイルダンパーの仕組みと費用_画期的な制震工法を大公開!

地震大国である日本。家を建てたり、大規模なリフォーム(全面改装、全面リフォーム、フルリフォーム)をするにあたって、地震への備えは「必ず」しておかなくてはならない時代です。

今回のコラムでは、日本における地震の発生状況と住宅損壊の現状、住宅における地震対策の方法、おすすめの制震構造とオイルダンパー、そして施工事例をご紹介します。


株式会社ロビンは岐阜県内に5店舗(高山市・岐阜市・各務原市・大垣市・羽島郡笠松町)を持つ8年連続岐阜県でリフォーム会社ランキングNo.1(リフォーム産業新聞社調べ)の住宅会社です。

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地震大国ニッポン!「いざ」が来てからでは遅い

まずこちらをご覧ください。これは気象庁が発表している平成28年以降の「日本付近で発生した主な被害地震」のデータの一部です


どれも記憶に新しい地震ばかりですが、H28年の熊本地震では住宅全壊が約8600棟、半壊約34,000棟、一部破壊は162,500棟を超える被害になっています。

 住宅倒壊は人命をおびやかし、大切な家族との思い出をもなくしてしまいます。東日本大震災、熊本地震のどちらの場合でも地震は一度の揺れで終わらず、余震を繰り返していました。

 木造であろうと鉄骨であろうと住宅は経年劣化をします。その住宅に対し余震が繰り返されると例え新築時には必要な強度があったしてもそれは徐々に低下していきます。

大切な家族と大切な我が家。「いざ」という時の備えと準備、対策はバッチリでしょうか?

木造住宅の地震対策。その3つの方法とメリット、デメリットは?

そもそもの話ですが現在では家を新築する時の耐震性能について建築基準法で基準が定められています。その基準を「新耐震基準」(=新耐震)と言いますが、その基準で建築された木造住宅は、震度5強程度の地震なら住宅の機能を保持でき、震度6強〜7に達する程度の地震であれば住宅にある程度の被害があったとしても倒壊・崩壊までは至らないとされています。

ですので新築時に何の知識も要望がなくても耐震住宅(耐震等級1)を手にすることができます。(法律的にそれ以外は建築できないようになっているという意味)

近年は耐震等級が高い住宅への金利優遇政策などもあり、耐震等級2や3などを求める方も多くなってきました。その場合は詳しい設計士と打ち合わせをしていくといいでしょう。

そこで次は住宅の地震対策について簡単に説明します。住宅の地震対策は「免震」「耐震」「制震」の3種類です。この3つの言葉は知っていても違いについては、詳しく知らないという方もいるかもしれませんね。

まずは免震、耐震、制震の3つの構造上の違いや特徴やメリットやデメリットについて簡単にご紹介します。

耐力壁で構造体を強化。揺れに耐える「耐震工法」

現在の住宅における耐震工法でもっとも多く採用されているのが「揺れるが壊れない。揺れるが耐える」の「耐震工法」です。

 わかりやすくいえば住宅全体に壁(耐力壁)や耐震金物(ホールダウン金物)で緊結し強度を高める工法です。

 建物の構造体そのものの強度で地震の揺れに耐え、倒壊を防ぎます。住宅の場合は耐力壁(主体構造として、地震などの水平荷重、または重力による鉛直荷重に抵抗させる目的でつくられる壁のことです。)の強さで決まり、それが構造体の強さとなります。
木造住宅では柱を太くすれば構造体も強くなると思われがちですが、実はそうではありません。

耐震のメリット、デメリットですが他の工法に比べてコストが低いこと、地盤や立地によって影響を受けにくいこと、強風などにも強いことが挙げられます。小さい工務店でも施工が可能な点もメリットです。

デメリットは、構造体は崩壊しないが地震による揺れは直接受ける点。例えば内部の家具が倒れてくるなどです。また長い期間において、数多くの地震を繰り返すとその影響は見えないところに蓄積される可能性もあります。(耐震金物の局部圧による破損など)

 また木造住宅は必ず経年劣化します。将来的には蓄積された影響と構造の経年劣化が耐震性に与える影響がどの程度なのかが研究課題でしょう。

基礎と建築物の間にゴムなどの免震装置を設置。揺れを制御する「免震工法」

構造的には建物と基礎の間に免震装置を設置し、地盤と建物を切り離すことで地震の揺れを伝えないようにする方法です。

地震が発生した際に揺れを吸収しするので、建物にダメージが直接伝わらないようになります。大きなビルなどの建造物でも採用されています。

免震のメリット、デメリットですが、基礎と住宅建築部を緊結せず揺れを伝えないため、地震による揺れを感じないこと、構造体のダメージが少ないことです。揺れないというのは建築を長期的に保全する意味で非常に価値が高いです。

しかしデメリットとして他の工法と比べコストが高いこと。(免震構造の場合300万円〜500万円程度)定期的なメンテナンスが必要になること。台風や強風で揺れる可能性があることなどです。対応できる会社、メーカーもまだ少ないのも突発的なことやメンテナン性を考えると長期的にはデメリットになるでしょう。

構造体に制震装置を組み込む。揺れを吸収する「制震工法」

制震とは建物に組み込んだ制震装置で地震のエネルギーを吸収し、揺れを抑制することです。

壁の中に特殊な装置を埋め込みます。その装置で地震によって発生した揺れを吸収し、揺れが伝わらないように制御する構造が制震です。建物自体を揺れないように制御できる構造であり、設置している家具や家電の転倒を防ぐというメリットがあります。そのような意味で免震住宅との共通点が多いといえます。

制震工法のメリット、デメリットですが、免震工法よりもコストが安いこと、耐震工法よりも住宅そのものへのダメージが少ないこと、メンテナンスがほとんどかからないこと、台風などの強風の影響も受けないことです。

デメリットは一般的な耐震工法よりはコストが高くなることですが、今回ご紹介する「制震工法」の装置「Jackダンパー」は低コストでの施工が特徴です。

3つの地震対策を図解で説明

地震対策

画像引用:主な地震対策 江戸川木材 >制震工法とは 

低コストで高性能。業界で注目が集まる画期的な制震工法とは?

免震構造は揺れない、構造体に影響がないという地震対策としては最高の商品ですが、なんせ高い、高すぎるコストが最大のネックです。台風や強風が多い東海地区では地震では揺れないけど、台風で揺れるというものなんだかシュールだという声も。(確かに、、、)

耐震構造は、頑丈な家になるのですが揺れるし家具は倒れる。また将来的に経年劣化の影響も受けるというのもなかなか心配。

そこで私(蜘手)が探していたのは、コストパフォーマンスの高い制震装置。それも新築でもリフォームでも使えて、現場の大工さんで施工可能なものでした。

そこで「最も扱いやすくコストパフォーマンスが高い地震対策の工法」として選択したのがこれから紹介するオイルダンバーである「Jackダンパー」とそれを使った工法である「Jackダイナミック制震工法」です。

こちらの装置と工法については江戸川木材工業(株)(=以下、江戸川木材社)が開発したもので、一般社団法人Jackグループブランドとして低コストにて会員企業へ提供されている制震装置です。

オイルダンパーって何?

オイルダンパーを用いた制震工法に今、注目が集まっています。それはどのような工法なのでしょうか?

ダンパー

↑画期的な制震装置 オイルダンパー

 ビル用制震オイルダンパーで培った制震技術と、自動車用ショックアブソーバーの量産技術を応用した住宅用制震工法がこちらのダンパーを使った制震工法です。

 大地震時の建物の変形を吸収することで、柱・梁・壁等の負担を軽減。特に余震を伴う繰り返しの揺れに効果を発揮します。新築時はもちろん既存住宅のリフォームにおいても設置可能な施工性に優れた画期的な工法でコストが従来の制震工法と比べてもリーズナブルであることが大きな特徴です

オイルダンパーを用いた画期的な制震工法

ビル用制震オイルダンパーで培った制震技術と自動車用ショックアブソーバーの量産技術を応用し、日立オートモーティブズ(株)が開発した制震ダンパー。その制震ダンパーを用いた住宅用制震工法が「Jackダイナミック制震工法」です。新築時はもちろん、既存住宅のリフォームにおいても設置可能な施工性に優れた画期的な工法なのです。

ダンパー

こちらのオイルダンパーは「Jackダンパー」として一般社団法人Jackグループから会員企業へ提供されている制震装置です。

ダンパーの特徴

Jackダイナミック制震工法の3つの特徴です

こちらのオイルダンパーは揺れを吸収してくれ建築物への影響を最小限にとどめてくれる装置です。もちろん設計図や間取りを専門家が、どの部分に配置したらいいかを決定します。新築でもリフォームでも利用できることが特徴です

オイルダンパーの納入実績

施工実績

高層ビルの制震装置としてオイルダンパーが採用

納入実績

新幹線にもオイルダンパーは使われていますの揺れを吸収装置としてオイルダンパーは採用

納入実績

自動車にもオイルダンパーが使用されています

減衰力特性・性能実験

実験

↑こちらは筋交だけの壁の実験模型です

実験

↑ オイルダンパーを取り付けました

実験

↑ダンパーの違いによる低速時と高速時の減衰力の違いです

実験

↑粘弾性ダンパーに比べ、オイルダンパーは繰り返しによる減衰力の変化が小さい

実験

↑他社製品に比べエネルギー吸収性能が極めて高いことが実証されました

Jackダンパー実験結果からわかる制震性能

 Jackダンパーは繰り返しの動作時の性能再現性に優れ、連続して発生する余震に対しても有効です。Jackダイナミック制震工法は建物に与えられた地震力を吸収することで、倒壊や構造部材の損傷を防ぎます。『Jackダンパー』を装着した建物と、未装着の建物に「阪神淡路大震災」の本震、余震の揺れを再現し、建物へのダメージを検証しました。
※試験・計測協力:日本国土開発株式会社 技術研究所(江戸川木材社 HPより引用

 

 

工法の違い

左が制震装置未装着、右がオイルダンパー設置による違いが分かりますね

◆実験による土台の損傷

制震装置未装着の建物では、2回の加振で土台が割れています。
制震装置を装着した建物では損傷は見られません。

◆実験による揺れ幅の比較

1回目の加振(本震に相当)では、制震装置が揺れを70%軽減しています。
さらに2回目の加振(余震に相当)においても変位量がほとんど変わっておらず、繰り返しの地震にも制震装置は高い効果を発揮します。

オイルダンパーを設置する制震工法の効果が高いことが以上の実験でも実証されました。

Jackオリジナル装置「Jackダンパー」の種類と目的

制震用オイルダンパーは新築用、リフォーム用とありJackグループオリジナル装置「Jackダンパー」として会員企業に提供しています。

Jackダンパー

↑Jackダンパー

Jackダンパー

Jackダンパー

↑ Jackダンパー施工イメージ

新築・リフォーム問わず設置が可能 特にリフォームタイプは種類が豊富

Jackダンパーは新築2種類、リフォーム6種類の合計8種類があります。それぞれの住宅構造や施工する箇所によって必要となるダンパーは変わります。

注)仕様については予告なく変更する場合があります。施工について江戸川木材社の講習が必要となります

新築用/JD01/合板タイプ/通常型

新築用

新築用/JD01/合板タイプ/通常型

新築用/JD02/金物タイプ/仕口縦型

Jackダンパー

新築用/JD02/金物タイプ/仕口縦型

リフォーム用/JD03/合板タイプ/内壁設置型

リフォーム用/JD03/合板タイプ/内壁設置型

リフォーム用/JD03/合板タイプ/内壁設置型

リフォーム用/JD04/合板タイプ/外壁設置型

リフォーム用/JD04/合板タイプ/外壁設置型

リフォーム用/JD04/合板タイプ/外壁設置型

リフォーム用/JD05/金物タイプ/スチールフレーム型

リフォーム用/JD05/金物タイプ/スチールフレーム型

リフォーム用/JD05/金物タイプ/スチールフレーム型

リフォーム用/JD06/合板タイプ/仕口設置型

リフォーム用/JD06/合板タイプ/仕口設置型

リフォーム用/JD06/合板タイプ/仕口設置型

リフォーム用/JD07/合板タイプ/ピロティ設置型

リフォーム用/JD07/合板タイプ/ピロティ設置型

リフォーム用/JD07/合板タイプ/ピロティ設置型

リフォーム用/JD08/合板タイプ/柱取付型

リフォーム用/JD08/合板タイプ/柱取付型

リフォーム用/JD08/合板タイプ/柱取付型

施工事例のご紹介

オイルダンパーを用いた制震住宅の施工事例をご紹介します。事例は全て江戸川木材社の提供によるものです。

こちらは新築用/通常型の設置後の写真です。規模の大きい木造建築で利用されています。

施工事例

こちらはリフォーム用、内壁設置型の施工後の写真です。玄関開口部の横に制震ダンパーを設置しています。施工事例

こちらも同じくリフォーム用、内壁設置型の施工後の写真です。取り付け位置はメーカーにて指定された箇所になります。
施工事例

こちらは外壁設置型です。外部を取り壊すことなく施工できます。施工事例

外壁設置型を仕上げるとこのような感じになります

スチールフレーム型の設置後の様子です。

こちらは内壁設置型と柱取付型を設置した後の様子です。

まとめ

住宅の地震対策について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

これまではあまり興味がなかった人も「いざ」の時のために地震対策を検討していた人もやはり気になるのはコストですよね。いくら効果が高くても高コストだと採用できません。

今回のJackダンパーは設置箇所によりますが15万円程度から取り付けが可能です。

また(社)Jackグループの会員企業に提供されていますので、皆さんのエリアで施工可能かどうか気になる方は事務局か、Robinまでご連絡ください。

Jackグループ 事務局 担当:古賀 → info@e-jack.net

JackグループHP → https://e-jack.net/

Jackグループ正会員企業名簿 → https://e-jack.net/member/?type=regular_member

 

※今回のコラムのデータ、画像、内容は江戸川木材工業(株)の監修・協力で掲載しております。

江戸川木材の三島さん、いつも有難うございます!

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