「そろそろ家の壁や水廻りの汚れが気になってきた」「家族構成も変化したから間取りを変更したい」　

理想のリフォームを実現したいけれど手持ち資金を使うおうか、それとも有利ならローンでもいいかな？？

そんなリフォーム資金でお悩みの方はいらっしゃいませんか？

今回は「ローン」についてのお話です。

以前は新築やリフォームでお金を借りようとすると、銀行しか取り扱いがありませんでした。

ローンの種類も少なかったので頭金と借りる期間くらいしか悩むことはなかったと思います。

しかし近年、ローンは数限りない種類があります。

例えば、リフォームローンや住宅ローン、金融機関の他にネット系銀行、フラット３５、信販系など私たちプロでも金融業界にいる人でさえも全てを把握している人はいないのではないでしょうか。

選択肢は増えました。しかし増えすぎたゆえに自分にどの金融機関のどの商品が最も相応しいのかを判断するのが難しい時代になりました。

そこで今回は数ある住宅ローン、リフォームローンの種類と特徴、そして最新の金利比較をしてみたいと思います。

 

住宅ローンとリフォームローン、どっちがいいの？

 

　

新築やリフォーム資金をローンで準備をする場合は、主にリフォームローンと住宅ローンの2通りがあります。

いずれのローンも本人または同居する家族が所有する居住用住宅の増改築や改装、住宅関連設備の工事および購入に伴う費用としての利用に限られるのが特徴です。

 

リフォームローンは無担保で上限が500万円〜1000万円ものが多い

 

リフォームローンは、ホームページからの申し込みで審査が完了するタイプのものもあり、住宅ローンと比較して収入などの審査要件がゆるやかとされています。

また、借りられる額が数10万円～500万円（金融機関によっては上限1,000万までの設定のものもあります。融資要件あり）と、住宅ローンに比べ利用限度額が低いため小規模リフォーム工事に多く利用されています。

 

リフォームローン概要まとめ

融資限度額	上限500万円〜1,000万円のものが多い
審査期間	2日〜7日と割と早め
金利設定	約2%〜5%と住宅ローンに比べて高め
金利タイプ	変動金利が多い
借入期間	最長10年〜15年の設定が多い
担保・保証人	原則不要

※あくまで一般的な概要です。詳しくはローン会社及び金融機関にお問い合わせください

※各種ローンのご利用については、お問い合せください。

 

 

 住宅ローンの担保が必要。でも1億円まで借りられる場合も！

 

これに対し、住宅ローンは融資の上限は金融機関や取り扱い機関によってかわります。

公的融資である財形住宅融資では上限４０００万円、金融機関等が融資する住宅ローンでは数千万円から条件によっては１億円以上と借りられる額も大きく、また、借入期間も最長35年と長く設定できるため、金額の大きくなる大型リフォームやリノベーションに利用されています。

住宅ローンというと新築や中古物件購入のためのローンというイメージがありますが、リフォーム資金のみでも可能なローンが増えてきています。

 

住宅ローン概要まとめ

融資限度額	上限4,000万円〜1億円以上の場合もある
審査期間	2週間程度
金利設定	0.5%~ 最近は低金利競争が激しくなっている
金利タイプ	変動、期間固定、全期間固定と選択可能
借入期間	最長35年
担保・保証人	担保は必要
諸経費	必要　抵当権設定・諸登記費用等

※金利、融資限度額、借入期間は各ローン取り扱い金融機関にてご確認ください。
※各種ローンのご利用については、お問い合せください。

 

 

リフォームローンと住宅ローンのメリット、デメリットは？

では、それぞれのメリット、デメリットを整理してみましょう。

 

リフォームローンのメリット・デメリット

 

リフォームローンは借り入れできる金額が少ない反面、諸経費も少なく審査要件も比較的ゆるやかです。

また審査時間も短いため急な工事やお金が必要になった時には利用しやすいといえます。

エコキュート工事50万円や外壁塗装100万円といった工事で利用される方も多くおられます。

デメリットとしては担保も保証人も不要な代わりに金利が住宅ローンより高めであることでしょうか。しかし担保設定費用や登記費用、保証料がかからないので一概に金利が高いことがデメリットとも言えません。

借り入れ返済期間の最長期間が住宅ローンより短いです。月々の返済金額はしっかりと確認しましょう
　

 

住宅ローンのメリット・デメッリット

 

住宅ローンのメリットは担保設定や保証人（団体信用生命保険含む）が必要な分、金利が安いこと（１％を切る時代になりました）、それから返済期間が長いことにあります。

返済期間が長いことは月々の返済金額が抑えられ、生活資金の安定化が計られます。

デメリットとしては、やはりリフォームローンよりは審査が厳しいことでしょうか。

完済時の年齢、担保評価、収入、勤続年数などのさまざまな個人情報が審査の対象になります。

リフォームローンでは、担保が不要な場合が多いため抵当権設定登記費用がかかりませんが、住宅ローンの場合は抵当権設定などの登記費用も必要になり諸経費も資金計画の中に組み入れる必要があります。

 

住宅ローンが残っているけど、リフォームの借入はできる？

 

住宅ローン返済中だと住宅ローンは利用できない？という訳ではありません。

リフォームローンよりも低金利の住宅ローンは魅力的ですよね。もちろん方法があります

現在返済中の住宅ローンの残債とリフォーム資金をまとめて、ローンへ借り換えを行うことができます。

リフォーム資金が入る分残債は増えますが現在のリフォームローンを新たに組み入れるより、金利の低い住宅ローンで借り換えを選択することで返済総額を抑えることも可能です。

 

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例）現在の住宅ローンの残債1500万円、金利2.3%、返済残り期間20年の場合、単純計算で月々78,032円になります。

これをリフォーム工事費用200万円を入れて、金利1%の住宅ローンに借り換えの計算をしてみましょう

残債＋リフォーム1700万円、金利0.8%、返済残り期間20年の場合にした場合、月々76,674円となり、現在の月々支払いより低くなります

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特に10年以上前に住宅を購入した場合は、現在と金利が大きく変化しています。

一度、現在の借入状況の見直しをお勧めします。

また、借り換えには抵当権設定の登記にかかる費用やローン取扱手数料なども新たに必要になるため注意も必要です。

返済計画を立てる際には、手数料・諸経費についても確認をしましょう。

 

住宅ローン控除は利用できる？

リフォームでローンを利用した場合でも、返済期間が10年以上、工事費が100万円を超えるものであれば住宅ローン減税制度（住宅ローン控除）が利用できます。

但し、適用を受けるためには要件があります。

・ローンの名義人が居住する住宅

・控除を受ける年の所得金額が3,000万円以下

・リフォーム工事後の床面積が50m2以上

・増改築等工事証明書などで工事を証明できることなど

※住宅ローン減税制度は、毎年更新しています。

国交省のホームページ等で最新の情報を確認しましょう。

→国交省　住宅ローン減税のページはこちら

 

まずはリフォームの見積もりから

 

準備できる予算がみえてきたら、リフォームの規模を決めましょう。

借入の事前審時にはリフォーム概算見積りの提出が必要となります。早めの準備、計画をお勧めします。

リフォームローン、住宅ローンの代行手続きの対応ができるリフォーム会社に依頼すると工事と合わせて相談ができスムーズです。

リフォーム、住宅ローンの年間返済額は、年収に対して30～35％が基準といわれており、また、無理なく返済できる目安としては25％とする金融機関もあります。

返済計画を立てる際には、お子様の教育資金、もしもの時の備えなど、現在のライフプランにあわせた家計収支を見直すことも必要です。

ロビンでは、住宅ローンアドバイザー、ファイナンシャルプランナーが在籍しています。ご不明な点はお気軽にご相談ください。

 

住宅ローン・リフォームローン最新情報一覧

岐阜県内で使える住宅ローン金利比較一覧（2021年8月27日調べ）

各金融機関によって商品が違うため１０年固定のみで比較したものを掲載します。また個人情報により変動する可能性もあります。あくまで参考程度をしてください。

 

金融機関　最優遇金利表（2021年8月10日調べ）　金利は年率

	変動	3年固定	5年固定	10年固定	全期間	特徴
十六銀行	0.625%	0.55%		0.65%	1.19%
大垣共立銀行	0.575%	0.65%	0.75%	0.65%	0.95%(~10年) 1.45%(11年~)	40歳未満　がん団信無料 +0.3% プレミアム団信
JA		0.8%	0.9%	0.55%	1.1%	10年固定期間終了後金利引下げ▲1.8%
ぎふしん		0.8%	0.9%	※特別金利	※特別金利	10年固定期間終了後金利引下げ▲1.8%
三井住友信託	0.445%			0.47%	0.87%(30年固定）	引下げ要件あり
イオン銀行		0.43%	0.55%	0.67%		イオンでの買い物5%OFF
大垣西濃信金	0.575%	0.7%	0.8%	0.6%		エコ住宅が条件引下げ要件
飛騨信用組合		0.525%	0.6%	0.65%
高山信用金庫	0.6%	0.525%	0.6%	0.65%		2年固定0.5%
富山第一銀行				1.05%		2年固定0.33%
フラット35S	9割融資1.03%(~10年)　1.28%(11年~）　団信含む（未加入の場合▲0.2%)

※特別金利はRobinに設定して頂いた特別金利ですのでHPには非公開としています

※各金融機関の金利は毎月変動します。掲載時期により情報が違うことがあります。ご了承ください

※住宅ローンは金利以外に事務手数料・保証料・団体信用生命保険などかかる費用があります。ご確認ください

 

（金融機関リンク）

十六銀行　     　    https://www.juroku.co.jp/loan/myhome/

大垣共立銀行　 　https://www.okb.co.jp/personal/home-loan/purchase/

JA岐阜　        　　  https://www.jagifu.or.jp/about/business/bank/loan/

ぎふしん.     　         https://www.gifushin.co.jp/loan/housing/index.html

三井住友信託銀行　https://www.smtb.jp/personal/loan/house/index_karikae.html

イオン銀行　　　　  https://www.aeonbank.co.jp/housing_loan/

大垣西濃信用金庫　https://www.ogakiseino-shinkin.co.jp/daishin/individual/loan/

飛騨信用組合　        https://www.hidashin.co.jp/loan/detail/10

高山信用金庫　        https://www.shinkin.co.jp/takayama/service/house.html

富山第一銀行　　　https://www.first-bank.co.jp/loan/house/use/

フラット３５S　     https://www.flat35.com/loan/flat35s/index.html

 

 

ネット銀行　金利比較一覧（2021年8月27日調べ）

ネット系金融機関　最優遇金利表（2021年8月10日調べ）　金利は年率

	変動	3年固定	5年固定	10年固定	特徴
じぶん銀行	0.31%				変動0.41%じぶんでんき契約の条件で引下げ
ジャパンネット銀行	0.38%	0.44%	0.54%	0.499%
SBIネット銀行		0.8%	0.9%	0.55%
三井住友銀行		0.39%
三菱UFJ銀行	0.475%	0.34%		0.69%

※融資手数料がそれぞれ必要となります。（借入金額の2.2%）保証料等は不要です。詳しくは金融機関にお問い合わせください。

 

（金融機関リンク）

じぶん銀行　　　　　https://www.jibunbank.co.jp/pc/landing/homeloan/loan2/

ジャパンネット銀行　https://www.japannetbank.co.jp/service/loan/housing/interest/index.html

SBIネット銀行　         https://www.netbk.co.jp/contents/campaign/home-loan/net/200106/

三井住友住友銀行　　https://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/

 

リフォームローン商品比較（2021年8月27日調べ）

	イオンプロダクト	セディナ	大垣西濃信用金庫
対象金額	20万円〜2,000万円	20万円〜2,000万円	50万円〜1,000万円
返済期間	半年(6回)以上〜15年間(180回)	半年(6回)以上〜15年間(180回)	3ヶ月(3回)以上〜20年間(240回)
金利	2%（団信有+0.2%)	1.8%（~7年まで）2.55%(7年~)	1.775%(団信込）最優遇にて変動金利
金利	全期間固定	全期間固定	変動金利
年齢	20歳~69歳までの申込 完済時80歳未満	20歳〜70歳6ヶ月までの申込 完済時80歳6ヶ月	20歳〜69歳までの申込 完済時80歳未満
保証会社	ジャックス	セディナ	しんきん保証基金

※リフォームローンもさまざまありますが、弊社で利用している３社をご紹介します。

※こちらも個人情報など審査によって変動します。あくまで参考程度でお願いします

 

まとめ

大切な住まいに長く快適に暮らすためには、適切な時期にリフォームが必要です。

リフォームの規模、ライフプラン、返済計画にあわせて、少しでもお得になるようにリフォームプランを立てましょう。

資金調達ができたらこんなリフォームはいかがですか？

→セルロースファイバーで作る防音室のコラムです

 

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