キッチンの壁はタイル？それともパネル？施工事例と機能・材質をご紹介

毎日使うキッチンは家族の健康を育む大切な場所。調理する人にとって、快適で心地よい空間であればあるほど、料理においしさの魔法がかかり食卓が賑やかになりそうですね。

キッチンリフォームは、今までの不満や不便を解消できる絶好の機会です。そんなキッチンの重要な部分であるコンロやIH周りの「壁」

パネルとタイルのメリット・デメリットをご紹介します。

キッチンの壁の素材

キッチンというと、システムキッチンをイメージしますが、実はとっても大事なのが壁なんです。

火を扱うキッチンには、国土交通省が告示している建築基準法により、さまざまな決まりが設けられています。火キッチンの「天井」と「壁」には、内装制限という決まりが適用され、内装材には法規で定められた不燃性が高い素材から選ぶ必要があります。

それに準じたキッチンの壁材をご紹介いたします。キッチンの壁の素材として代表的なものが、「タイル」と「パネル」の２種類です。

豊かな表情を見せるタイル

タイル素材の機能面でのメリットは、燃えにくく、耐久性が高く、水回りに強いことです。

また豊富なデザインと自由度の高さはタイルのほかにはありません。遊び心を取り入れるにはタイルがオススメです。

デメリットは、素材の価格差が大きいこと、工賃がかさむこと、目地のひび割れなどがあります。

タイル素材自体の手入れは楽ですが、目地に油汚れが染みやすいので、こまめな掃除が必要です。

自分らしさを優先したい方には、デザインや材質、厚み、カラーを表現できるタイルがおすすめです。

LIXIL キッチンタイル　https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/case/kitchen/

キッチンに合うタイルを選ぶ楽しみもあります。タイルは決まったサイズがあるのでどんな配置にするかで印象が変わってきます。

目地の色も悩むところです。それもタイルの持つ豊富な自由性と多様性の賜です。見ているだけでも楽しいモザイクタイルもオススメです。

名古屋モザイク工業株式会社　https://www.nagoya-mosaic.co.jp/Installation/tilegallery.html

 

LIXIL インテリアモザイク・デザインタイル　https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/interior_wall/interiormosaic/

デザイン、素材バリエーションが多い最近のキッチンパネル

キッチンパネルには、主に「不燃化粧板」「ステンレス」「アルミ」「ホーロー」という4種類があります。

キッチンパネル全般に言えるメリットは、タイル仕上げよりも施工が早く、価格が控えめで、お掃除が楽なことです。

タイルに比べて、自由度の低さや材質に劣ることは避けられません。とは言え、限られたデザインから選ぶと言っても、最近ではとても豊富な色や柄があります。

種類によって特徴が異なるので、種類別にご紹介します。

一番多くみられるキッチンパネルが、主にメラミン樹脂を使った、メラミン化粧版と呼ばれる不燃化粧板のことです。

本物と比べると見劣りしますが、豊富なデザインと、費用の安さ、お手入れのし易さが魅力。

デメリットは、普段の調理では何ら問題はありませんが、タイルや金属などと比べると、ラミン化粧板は直火に弱い点です。

LIXIL キッチンパネル　https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelle/parts/parts02.htm

クリナップ　クリン壁パネル　https://cleanup.jp/kitchen/stedia/function/panel.shtml

Robinで施工した事例をご紹介します

S.016　1階は和風、2階は洋風の2世帯住宅　愛知県

２世帯住宅の２階部分のキッチンは、タイルを各所に使用した「ナチュラル」テイスト。全体的に白を基調として白木の木目を適度なボリュームで入れたキッチンです。タイルはベージュ系の５０ｍｍ角を使用して、目地を白くし、ふんわり優しい雰囲気に仕上がりました。

S.025　無垢オークフロアのシンプルモダン住宅　愛知県

キッチンには吊り戸棚の代わりに横長の窓を上下に2つ設けたことで、白い100mm角のタイルを貼った壁とうまく調和しました。タイルの黒くはっきりとした目地もアクセントになって、目にも楽しく活気あるキッチンになりました。

 

キッチンリフォームでの施工事例！

キッチンで料理のモチベーションアップ！/岐阜県岐阜市/約230万円

こちらは、タイルの壁から、パネルの壁に一新し、キッチン以外の壁は、杉の羽目板を使用しています。洗練されたスタイリッシュな空間になりました。

お客様からもこんな声をいただきました

「既存のキッチンは老朽化していて使いづらく感じていました。1年位前からキッチンをリフォームしようと考え始め、メーカーのショールームを見て回ったりカタログを取り寄せていたりして自分たちで色々と調べていました。出来上がりにはとても満足しています。

空間も明るくなって良かったです。本当にありがとうございました。

今まで料理をあんまりしなかったけど料理を作るようになりました。この間つくったポトフはすごくおいしかったです！」

Robinスタッフより

「デザインにこだわってキッチンリフォームをしたい」という明確なご希望があってご相談を頂きました。お施主様がご自身で検討されていたキッチンは、シックでスタイリッシュなデザインのクリナップのセントロ。似たようなイメージで同じクリナップのラクエラも提案させていただきましたが細部までこだわり、最初の希望通りセントロでリフォームをスタートすることに。

身長が170ｃｍ以上の方がメインで使用されるとの事で作業台は90ｃｍに設定。以前の作業台は80ｃｍでしたが非常に使いづらく感じていたそうで「すごく使いやすい！」ととても喜んでいただけました。キッチンパネル以外の壁面には杉の羽目板を使っています。キッチンに向かって新しく窓を増設したので手元も空間も明るくなりました。

 

安全も機能もグレードUP！キッチンリフォーム/岐阜県高山市/約100万円

お役様の声も届いています

母が高齢になり時々コンロを消し忘れるため、安全装置の付いたものに取り替えたいと思ったのがリフォームのきっかけです。知識が豊富な担当者さんで色々と分かりやすく教えてくれたので、製品の機能や値段の違いについても分かりやすかったです。出来るだけ短い工期で、と希望していたのですが、職人さんの手配など段取り良く設定してくれて希望通りの工期で完了してもらいました。今まで40年間使っていたキッチンに比べて本当に使い勝手が良いです。ありがとうございました！

Robinスタッフより

キッチンはリクシルのシエラ、シンク・トップは人造大理石です。特に人造大理石のシンクは水垢がつきにくく清掃性に優れているためおススメさせていただきました。コンロは鍋が移動しやすい”ひろまるコンロ”です。コンロの幅が広いのでそれに合わせて幅900のレンジフードを設置、吊戸棚の高さや幅を調整して見た目がすっきりと収まるように調整しました。

入替え時にキッチンを解体したら吊戸棚を取り付けるために必要な下地（天井）がなかったため、木下地を鉄骨に通してコンパネを貼り、吊戸棚を施工しています。構造の状態が解体時にしかわからないことがありますが、臨機応変に対応させていただきます。キッチン床は40年前に施工されたクッションフロアで汚れが取れなくなっていたり、よれてシワになってしまっていたので、白いキッチン空間に合わせて白いフローリングで貼りなおしました。キッチンや床、壁のクロスを白系で統一したため、リフォーム前よりも明るい空間になりました。高齢のお母様も安心して使っていただけていると伺って嬉しく感じています。これまでのキッチンはテンレスの壁のお宅。システムキッチンを導入し、壁はお掃除のしやすいパネルに。大きかった窓を小さくし、扱いやすい大きさに。ひろびろダイニング空間が出来ました。

リフォームの気になるギモン

キッチンが使えないけど、食事はどうしてる？食事が作れない期間はどれくらい？

キッチンのリフォームを行う場合、ご飯はどうしたらいいのだろう？住みながらリフォームできるかしら？など気になる人も多いかもしれません。そこでRobinスタッフに聞いてみた！「リフォームの素朴な疑問」をご紹介します。

 

セパレートキッチンからシステムキッチンへの交換の場合 　　

   工期は１日でできる場合が多いです。その日だけなので、外食もしくはコンビニ・スーパー等のお惣菜で済ませます。

 

システムキッチンからシステムキッチンの場合 　　

   工期は２日かかる場合が多いです。食事は上記同様、外食もしくはコンビニ・スーパー等のお惣菜で済ませます。 既存のシステムキッチンは、一緒にキッチンパネルを壁に施工してあるケースが多く、 めくりと張り手間がかかる為、同じ交換でも工期がその分かかります。

 

床の張り替えやクロスの張り替えが絡むキッチンリフォームの場合 　　

工期は。4日～5日。仮設のキッチンを作る場合が多いです。ただ施工スペースがない場合は、上記と同様、外食、コンビニ・スーパーで簡単に済ませることになるます。

まとめ

キッチンの壁一つとってみても、こだわりや思い入れが出てきますよね。毎日つかうモノだから、デザイン性を重視するのか、お手入れのしやすさを重視するのか、人それぞれポイントは違います。メリット、デメリットを知って、貴方の理想にぴったりのキッチンを手に入れてくださいね。