キッチンダイニング横並びは狭い部屋でも可能？特徴や必要な長さとは？

キッチンダイニングを横並びにすると、おしゃれなレイアウトになります。

新築やリフォームで、キッチンダイニングを横並びにしたいと考える人は多いでしょう。

この記事では、キッチンダイニングを横並びのレイアウトにするメリットとデメリットを紹介します。

横並びのレイアウトを実現するにはどのような間取りにすべきか知りたい人や、狭い部屋でも実現可能か知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。

キッチンダイニングの横並びとは？特徴を解説

キッチンダイニングの横並びとは、コンロ・シンク・ダイニングテーブルが横一直線に並んだレイアウトのことです。

機能性がありつつ、デザイン性の高いキッチンになるため、家族との時間を大切にしながら料理したい人やデザイン重視の人などに人気です。

特にペニンシュラキッチンとの相性がよく、レイアウトの事例にもよく使われます。

ペニンシュラキッチンとは、キッチンの左右どちらかが壁にくっついている形のことで、その見た目が半島（ペニンシュラ）のようであることから名づけられています。

ペニンシュラキッチンはコンロとシンクが横並びのレイアウトであるため、横にダイニングテーブルを設置する横並びのレイアウトにしやすいのです。

【キッチンダイニングの横並びは落ち着かない？】デメリット5選

キッチンダイニングを横並びにするとおしゃれに見えるため、このレイアウトにしたいと思う人は多くいます。

しかし、キッチンを実際に使ってみてデメリットがないのか気になるものです。

デメリットを理解しておくことで、キッチンダイニングのレイアウトについて失敗するリスクが減るため、事前に確認しておきましょう。

 

洗い物の残りが気になる

キッチンダイニングを横並びのレイアウトにすると、食事をしているときにキッチンが見えやすくなります。

そのため、シンクに洗い物が溜まっていると気になってしまいます。

意識して洗い物をこまめに片付けたり、キッチンが丸見えにならないような壁を取り付けたりする工夫が必要です。

キッチンの匂いが気になる

キッチンのすぐ隣にダイニングテーブルがあるため、食事中やくつろいでいるときにキッチンの匂いが気になってしまう恐れがあります。

食事中に、排水溝や生ごみの匂いが気になるのは避けたいものです。

排水溝掃除や生ごみの処理をこまめにして、匂いが気にならないように管理しなければなりません。

動線が悪くなる

キッチンとダイニングテーブルが一繋がりになっていることで横幅が長くなり、家事動線が悪くなる可能性があります。

キッチンで料理しながらリビングでほかの家事もやりたい場合は、動線の悪さが気になってしまいがちです。

習慣化している家事動線に支障がないレイアウトにすると、使いづらさを感じずに生活できるでしょう。

横の長さが必要になる・通路幅が狭くなる

キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置するため、長い横幅を確保しなければなりません。

間取りにもよりますが、広いスペースが必要になるケースが多くあります。

間取りの広さに余裕がないと、キッチンダイニングからリビングへ行く通路が狭くなってしまう恐れもあります。

生活に必要なスペースが確保できるか相談しながらレイアウトを決めると、失敗する確率が低くなるでしょう。

キッチンとの雰囲気を合わせる必要がある

おしゃれな横並びのレイアウトですが、キッチンとダイニングテーブルの雰囲気が合っていないと、見栄えが悪くなってしまいます。

デザイン重視で横並びのレイアウトを検討している人は、キッチンとダイニングテーブルのテイストを合わせて選ぶようにしましょう。

【キッチンダイニングの横並びはおしゃれ？】メリット7選

実際に、横並びのレイアウトにしてよかった、と感じている人も多くいます。

ここからは、キッチンダイニングを横並びにするメリットを7つ紹介していきます。

 

配膳が楽になる

キッチンとダイニングテーブルが隣り合っているため、配膳が楽になります。

配膳のしやすさをいちばんのメリットに感じる人も多くいます。

配膳だけでなく、食べ終えた食器を片付けるのも楽です。

テーブルとシンクが近いため、長い距離を行ったり来たりせずとも洗い物を片付けられます。

配膳、片付けが楽であるため、忙しい人におすすめのレイアウトと言えるでしょう。

ダイニングテーブルで料理ができる

ダイニングテーブルを作業台代わりにして、便利に使うことができます。

料理スペースが広がり、パン作りや大人数での調理など、広い作業スペースが必要なシーンで重宝するでしょう。

大人数で集まる機会が多い人や、家族で料理することが多い人にはおすすめの使い方と言えます。

ダイニングテーブルに食材や料理を置くことができる

キッチン隣のダイニングテーブルを、食材や料理の仮置き場として使うことも可能です。

作り置きやお菓子作りなどで複数の材料を広げたいときに、スペースを有効に使えます。

料理中は「今すぐ使わないけど、冷蔵庫から出して置いておきたい」というときがあるでしょう。

そんなときも、キッチン横に広いスペースがあるため便利に使えます。

リビングのスペースが確保できる

キッチンとダイニングテーブルが一体になっているため、リビングのスペースを広く確保できることもメリットのひとつです。

キッチンと食事スペースが横並びにまとまっていることにより、リビングにはソファなどの大きい家具を置きやすくなります。

広いリビングは、運動用の広い空間などとして、生活スタイルにあわせて活用できるでしょう。

食事中、すぐにキッチンへ行ける

キッチンとダイニングテーブルが隣り合わせなので、食事中すぐにキッチンに行けます。

追加で必要になった食器や調味料を取りに行きやすく、食事がより快適になるでしょう。

また、食事中に手を汚してしまってもすぐに手を洗いに行けるため、清潔に食事しやすいのもメリットのひとつでしょう。

子供の横で料理が作れる

ダイニングテーブルにいる子供のすぐ横で料理ができるのは、子供がいる家庭にとってうれしいポイントです。

ダイニングテーブルで遊んだり勉強したりしている子供を見守りながら料理できます。

子供と話しながら家事を進められるため、子供のいる家庭にもキッチンダイニング横並びのレイアウトは向いています。

キッチンと合わせたインテリアを楽しむことが出来る

部屋のデザインを楽しみたい人は、キッチンダイニング横並びのレイアウトにすることでよりインテリアコーディネートを楽しめるでしょう。

横並びのレイアウトでは、キッチンとダイニングテーブルの統一感が重要になります。

キッチンの雰囲気に合わせたインテリアを選ぶ楽しみがあるため、デザイン重視の人におすすめです。

キッチンダイニングの横並びに、必要な間取りの長さ

キッチンダイニングを横並びにする場合、一般的に約5mの長さが必要です。

キッチンが2.5m程度、4人掛けのテーブルが1.5m程度の長さを確保しなければなりません。

それに加えて、テーブルと壁の間の通路に1m程度必要なため、最低でも5m程度の長さが必要と言えます。

キッチンダイニングの横並び・成功事例

キッチンダイニングの横並びを成功させるには、メリットとデメリット両方を知った上で検討することが大切です。

加えて、これから紹介する成功事例も参考にして、リフォームや新築住宅のイメージを膨らませましょう。

キッチンダイニングの横並びレイアウトに成功した事例を紹介していきます。

スタイリッシュな大空間LDK　岐阜県海津市

キッチンダイニングを横並びにすることで、リビングを大空間にすることに成功した事例です。

もともと、空間を広く取る事ができる鉄筋コンクリート造の家だったため、開放的なLDKに生まれ変わりました。

ダイニングテーブルの奥には、キッチン横の作業デスクもあり、居心地の良いキッチンになっています。

▼以下で、施工事例を詳しく紹介しています。

参考：R.085　スタイリッシュな大空間LDK　岐阜県海津市

「ナチュラルモダン+和」好きを実現した家　岐阜県羽島郡

やりたいことが叶うリフォームによって、イメージしていたデザインや素材、空間動線を形にできた事例です。

天板が広いシステムキッチンを採用し、シンク前にカウンタースペースを設けています。

ダイニングテーブル上部にはペンダントライトを配置し立体感があり、おしゃれな空間を作り出しています。

▼以下で、施工事例を詳しく紹介しています。

参考：R.070　「ナチュラルモダン+和」好きを実現した家　岐阜県羽島郡

スタイリッシュなLDKに大変身！　岐阜県岐阜市

ライフスタイルにあわせたリフォームで、設備や雰囲気を一新した事例です。

ペニンシュラキッチンにダイニングテーブルを横付けし、スタイリッシュなキッチンに生まれ変わりました。

ダイニング横のスペースには作業デスクを設け、毎日の家事が楽になる空間動線になっています。

▼以下で、施工事例を詳しく紹介しています。

参考：R.067　スタイリッシュなLDKに大変身！　岐阜県岐阜市

動線を整え3世代が快適に暮らせる家に　愛知県

動線を整えて暮らしの質をよくするためのリフォームで、性能・見た目・使い勝手が向上した事例です。

憧れだったアイランドキッチンを採用することで、見通しがよくオープンなキッチンになりました。

家族以外の来客者も気軽に使えるスペースになっています。

▼以下で、施工事例を詳しく紹介しています。

参考：R.019　動線を整え３世代が快適に暮らせる家に　愛知県

まとめ

キッチンダイニングの横並びは、それぞれメリットとデメリットがあるレイアウトです。

使う人によって使用感が大きく変わるため、紹介したメリットとデメリットを自分の生活スタイルに当てはめながら導入するかどうか考えてみましょう。

キッチンダイニング横並びのレイアウトにするには工夫が必要なこともありますが、機能性が高い上にデザイン性も楽しめるキッチンを実現できるでしょう。

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