
吹き抜けは寒いとか後悔するって本当?経験者とプロの事例をご紹介しています!

Robinの蜘手です。
「リビングは絶対に吹き抜けにして窓から光を入れたいです」
「高い天井と吹き抜けのある間取りの家が憧れでした」
Robinに新築や家づくりの相談に来られる方の多くが「吹き抜けの魅力」を感じています。ハウスメーカーのサイトを見ても、うっとりするような間取りや事例がたくさん紹介されています
しかし一方で、寒いんじゃないか、後悔するんじゃないかと思われている方も多くおられます。
Robinでは注文住宅を数多く設計していますが、たくさんの吹き抜けのある家をデザイン、建築してきました。

開放感のある憧れのリビング吹き抜け

LDK吹き抜け 気持ちよい窓の光とキャットウォーク

階段吹き抜け これだけで光の入り方が変わる
そこで今回は「誰もが憧れる吹き抜け でも寒くない?後悔しない?」と名付けて、何を隠そう吹き抜けのある家を設計し、建築した私の経験談をお話ししたいと思います。よかった点、もう少しこうしたらよかった面など、皆さんの参考と家づくりの安心の1つになればと思います。
岐阜県の飛騨高山といえば何を想像するでしょうか?
多くの観光客が訪れる古い街並みや赤い橋、美味しいみだらし団子や飛騨牛を思い浮かべる人も多いと思います。
しかし生まれ育った私の印象は即座に「雪」と「寒い冬」と答えます。
衣食住の1つである「家」は「暮らしの風景」です。
寒いエリアの飛騨高山。その冬の寒さと雪と暮らす生活。もちろんそれは悪い面ばかりではありません。私が飛騨高山の冬が大好きです。しんしんと降り積もる雪を見るのも、朝早く雪よけをすることも生活の一部。
スキーや雪遊びなど雪があればこそ経験できることもあります。
しかし生活の中心である、家・リフォームの間取りや設計では、夏の暑さをどうしのぐか?ではなく冬の寒さにどう耐えるか?いかに快適に過ごすか?が話題の中心になり課題になります。
先人の知恵と経験が積み重なった「家を設計する上での常識」がたくさんあるのです。
しかしそれではなんとも面白くない。せっかくの自宅設計なので「雪国の常識ではNG」と思われていることに挑戦しそして建てる、常識だと思われていることは本当にそうなのか?と検証してみようという試みでした。
結論からいうと私が自宅建築をしたのは2007年。自社で建築をしたため、多忙な時期には工事が進まず(お客様宅の工事を優先するため)工期が想像以上に伸びましたが今でも快適に過ごせています。

冬の日常の風景

飛騨の冬 雪が積もります
「この間取りや窓だと冬、寒くないですか?」
「境界までこのくらいだと雪またじはうまくいきますか?」
「屋根の雪下ろしは必要ですか? 強度は大丈夫ですか?」
つまり飛騨の住宅設計と間取りの常識は「雪国仕様」であるということなのです。
「雪国仕様の設計」については、またおいおい述べていこうと思います。
さて私がマイホームの設計を始めた時、どんな方針を立てたかは先述しました。そうです。「常識ではNG」と考えられていることに挑戦しよう!でしたね。
しかしそれは冬寒くてもいい、雪はまったく気にしないという設計をするという意味ではなく、やりたいことがあれば設計上、雪国でも避けることはないということを証明したかったのです。
前置きが長くなりました。私が自宅設計で挑戦したかった1つに「大きな吹き抜け」があります。
理由は2つ。
開放的なリビングにしたかった。メリット、デメリットなどという話ではありません。ただただやりたかった(笑)です。
飛騨高山の住宅設計で「吹き抜け」は避けられる傾向でした。今でも自宅に来客した人は吹き抜けを見てこう言います。
「これ、冬寒くない?広い吹き抜けってエアコンは効くの?」
「冬、やばくない?」
大きな吹き抜けどころか階段スペースが大きいことも避けられていました。理由は1つ。「寒い」からです。
しかし私はなんとしても吹き抜けのある家を作りたかった。常識を破りたかった。
そこで寒い雪国で大きな吹き抜けがあっても快適に過ごせる間取りや設計にするにはどうしたらいいか?と考え、検討しました。
目次
吹き抜けのある家の設計のポイントは断熱と暖房設備
断熱をしっかりと設計する
断熱にはロビンの特徴であるセルローズファイバーを使用しました。それも厚みを通常の100mmではなく150mmに変更しました。外断熱パネルはEPSボードを使用。ダブル断熱になっています。
断熱層の厚みを増すことは断熱効果を高める効果があります。
住宅において断熱はおろそかに考えがちですが、吹き抜けがあろうとなかろうと雪国では重要なポイントです。
暖房設備をしっかりと設計する
冬が寒い飛騨高山では寒さをしのぐため個室暖房が主流でした(今もです)。1階のリビング、ダイニング、2階の主寝室としっかりと区分けし暖房をいれる。廊下や使っていない部屋は寒い。
冬は寒い部屋と暖かい部屋がある、そんなイメージです。
しかし以前、北海道に旅行へ行った際、道民の方が
「北海道の住まいは冬でも玄関に入ると半袖になれるよ。寒くて仕方ないなんてない」と聞いたことが大変参考になりました。
テレビでも北海道の住宅事情を前に見たことがありますが、冬でも室内ではTシャツで過ごしていて驚いたことがあります(今はどうかはわかりません)
つまり全館暖房をしどの部屋でも暖かい設計にしているということなのですね。
今でこそ全館暖房はポピュラーですが当時、個室暖房が主流だった飛騨高山の住宅設計では「高山の冬は条件的に無理」と思われていました。
そこで私は自宅に全館暖房を取り入れました。
といってもシステム空調を設置したわけではありません。
床暖房設備と蓄熱暖房機を設置しました。
床暖房設備は当時、営業がふらりと来て売り込みをしていったオンドル?(メーカー名も覚えていない 笑)という韓国の製品を導入しました。これはメチャ安かったです。家庭用の温水暖房です。
蓄熱暖房機は2台。全館に行き渡るように計算し設置しました。
あと吹き抜けの必需品はシーリングファンです。こちらは24時間のうちタイマーセットをし毎日動かしています。照明計画もしっかりとやりました。
個室設計も少なく大きなワンフロア設計にすることで対流する空気も生まれました。熱効率や効果的に空気が交換されるような設備は導入しませんでした。(当時はまだ24時間換気も義務化されていなかった)
「吹き抜けで後悔した」という人の感想は?
以下吹き抜けで後悔した、またそう感じそうな点と私見をいくつかご紹介します。
吹き抜けのある部屋は寒くて音が響く
空間体積が広がるため冷暖房については効果が薄くなります。天井も高くなりますし、エアコンの容量も不足します。そのため計画的な冷暖房計画の検討が必要です。
自宅設計をし、吹き抜けのある家を建てた話でいえば、寒いかどうかは個人差がありますがコタツを出したり冬毛布にくるまったりすることはありません。むしろ2階は暑いくらいで毛布は家族全員、不要です。断熱と冷暖房計画はしっかりと行いましょう。
また音が響くのでは? と言われるまで私が気づきませんでしたが確かに響くかもしれません。すみません、私は気になりません。
吹き抜けがあると匂いが広がり、冷暖房費など光熱費がかかる
確かに焼肉や料理によっては匂いは広がります。しかし自宅で採用した内装は「EM珪藻土」なのですがこの塗り壁材の消臭効果はハンパなくあります。消臭性のある内装材、実効性のある換気計画をお勧めします。
「EM珪藻土」は次の日どころか数時間経てば家の中は綺麗さっぱり匂いがしなくなります。
また空間体積が大きいため、冷暖房費用のアップ分はあると思います。これはもう受け入れるしかないでしょうね(笑)。吹き抜けという憧れに対するデメリットの1つです。
自宅では建築後、太陽光を設置しました。おかげさまで売電価格が上回っていますのでその点は助かっています。
シーリングファンや高窓掃除ができないというメンテナンス性が悪い
これは確かに綺麗好き、掃除好きの人からするとストレスかもしれません。
私は年に1度の大掃除の時にクリーニングしています。それで充分だと感じています。
吹き抜けのある家の実例紹介をします
S.158 3人姉妹が暮らす吹き抜けのある家 岐阜県岐阜市
施工事例はこちらから https://www.e-robin.com/works/custom10311/
LDKに吹き抜けを設け、上下の空間の繋がりを確保したこの実例の設計テーマは「家族の繋がり」でした。

光が差すリビングの吹き抜け
ダイニングとリビングは腰壁にて緩やかに区切られており、キッチンはリビングダイニングを見渡せる対面式を採用。奥様とご家族が毎日気持ちよく過ごせるよう、ディテールにも色にもこだわっています。

2階から見た明るいリビング
「理想通りのキッチンに仕上がりました!」とオーナー様から嬉しいお言葉を頂いています。

タイル床が美しいキッチン
断熱材はセルロースファイバーを使用しています。
家全体を外側からすっぽり囲むように施工するので断熱効果が高く、キッチンからLDKの広々とした空間でも蓄熱暖房機一台で温まります。
S.152 三角屋根のロッジ風の家 愛知県岡崎市
外観が大きな三角屋根にチョコレート色を採用。とても可愛くロッジ風の建築実例です。
(施工事例はこちらから https://www.e-robin.com/works/custom9362/ )

ロッジのようなかわいい外観
リビングに吹き抜け、そして薪ストーブを採用しました。イメージをしっかりと思い描かれていたオーナ様の「こだわり」が明確に実現できるようなご提案をさせて頂きました。

薪ストーブのあるリビング
生活しやすく使い勝手の利便性が高まるような生活動線、内と外をつなぐ土間の設置、勝手口からの動線など時間をかけて打ち合わせをしました。

光が差し込むリビング
外観は北欧風に、屋根の形状、勾配、ドーマーの位置まで細かく決め設計に取り入れました。
「本当に満足のいく外観になりました!」と嬉しいお言葉を頂いています。
最後に私的な結論です。
私が自宅を設計する際に「飛騨高山は寒いから吹き抜けはダメだよ」と言われていたのを覆したくて計画的に設計をしました。土地探しや設計、建築というのはプラスとマイナスの両方が必ず存在します。
例えば開閉する回数が多く気密が取りにくい玄関の吹き抜けはどうしても冷気、暖気の侵入はさけられません。その場合は風除室を設置するなどする必要があるでしょう。
100%の土地もなければ、100点の家もない、私はそう考えています。
吹き抜けのデメリットもありますが、対策と計画をすれば何も問題ありません。あったとして私の場合は吹き抜けのある家にしたかったことが勝っていますので、後悔など微塵もありません。
冬が寒い雪国でも計画し対策した設計にすれば吹き抜けは家のシンボルになります。
贅沢かもしれませんがそれも注文住宅の醍醐味。ぜひ皆さんの計画してみてはいかがでしょうか。
「吹き抜けの家を建てたい」「寒くない吹き抜けがいい」という方はお気軽にRobin一級建築士事務所までご相談ください。もちろんご相談は無料です
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