ハイノキを庭木にして後悔した?手入れや害虫対策などについて解説
「ハイノキを庭木にすると後悔するって本当?」
「ハイノキに害虫は発生する?」
という疑問をお持ちの人もいるのではないでしょうか?
本記事では、このような疑問の解決に役立つ内容を
- ハイノキに関する基礎知識
- ハイノキを植えるメリットとデメリット
- ハイノキを植えて後悔しないための注意点
の順番に解説していきます。
目次
ハイノキとはどんな木?
ハイノキとは、日本の西部に分布するハイノキ科の常緑樹です。
先端が尖ったような葉の形で、春になると枝先に白い小花を咲かせます。
ハイノキは、成長が遅く剪定をする必要がないため、管理しやすい庭木です。
常緑樹ですが秋以降は葉の色が少し薄くなります。
季節によるハイノキの状態について、以下の表でまとめました。
時期 | 状態 |
4~5月 | 白い小花を咲かせる |
8~9月 | 実が熟す |
秋以降 | 葉の色が褪せる |
ハイノキとクロバイの違い
クロバイとは、日本の西部に分布するハイノキ科の常緑樹です。
クロバイの葉は、ハイノキと比較すると幅が広く、楕円形になります。
先端はハイノキほど尖りませんが、ハイノキと同じく白い小花を咲かせるのが特徴です。
ハイノキとソヨゴの違い
ソヨゴとは、関東地方以西、四国や九州などに分布するモチノキ属の常緑樹です。
「フクラシバ」や「フクラモチ」などと呼ばれることがあります。
ハイノキと比較すると、ソヨゴのほうが早く成長します。
涼しげな樹形が特徴的で、庭木として人気があります。
ハイノキはシンボルツリーに向いていない?後悔する?デメリットとは?
ハイノキは、シンボルツリーに向いていないのでしょうか?
ここでは、ハイノキのデメリットについて説明します。
木の価格が高い
ハイノキがシンボルツリーに向いていない理由として、「木の価格が高い」ことが挙げられるでしょう。
大きさなどによっても異なりますが、ハイノキ(2m)の費用はおよそ「3万円前後」です。
サザンカは「8,000円」、マルバノキは「1万2,000円」、オトコヨウは「1万2,000円」となっているため、ハイノキの費用が比較的高いことがわかります。
庭木を選ぶ際に費用を重視している人は、ハイノキ以外の庭木が良いかもしれません。
青虫などの害虫のリスクがある
ハイノキを植えるデメリットには、「青虫などの害虫のリスクがある」ということも考えられるでしょう。
基本的にハイノキには害虫は発生しません。
しかし、季節によってはアブラムシやカイガラムシ、青虫などが発生し、葉っぱが無くなってしまうことがあります。
さらに、葉の養分が取られてしまうと、ハイノキが枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
害虫駆除用スプレーを利用して、しっかりと害虫対策を行いましょう。
成長が遅い
ハイノキを庭木に選ぶ前に知っておくべきこととして、「成長が遅い」点が考えられるでしょう。
ハイノキは1年間に「20〜30㎝」ほど成長します。
ハイノキを庭に植えた人の中には、2年目になってやっと花が咲いたという人もいるようです。
ただ、ハイノキの成長スピードは遅いものの、剪定の手間を必要とせずお手入れが簡単な点はメリットと言えるでしょう。
日当たりや乾燥に注意がいる
「日当たりや乾燥に注意しなくてはいけない」点は、ハイノキがシンボルツリーに向いていない理由の一つです。
一般的にハイノキは日当たりがよく、水はけの良い場所を好みます。
しかし直射日光に弱いと言われており、晴れの日がずっと続いてしまうと乾燥して元気がなくなってしまうこともあります。
そのため、ハイノキを植える場合は半日陰程度のスペースを選ぶことが大切です。
また植え替え直後は水やりを徹底しましょう。
花粉を多く放出する
ハイノキを植えるデメリットとして、「花粉を多く放出する」ことが考えられます。
ハイノキは花粉を多く放出すると言われており、アレルギーの人がいるご家庭にはおすすめできません。
特に春先はくしゃみや頭痛、かゆみなど花粉症の症状が現れやすくなります。
他にも、ブナやマツ、ケヤキ、ヤマモモ、クスノキなども花粉を多く放出すると言われています。
花粉症が不安な方は、ハイノキをはじめ上記であげた品種はなるべく避けると良いでしょう。
近年は花粉の少ない品種も販売されているので、アレルギーが不安な人はそういった品種を選びましょう。
独特の香りがある
ハイノキがシンボルツリーに向いていない理由として、「独特の香りがある」ことが挙げられるでしょう。
ハイノキの香りは不快を覚えるようなものではなく、花が咲く頃には甘い香りを発するようになります。
しかし、中には「ハイノキの香りが苦手」という人も見受けられるので、購入前に香りもチェックすると良いでしょう。
このようにハイノキにはさまざまなデメリットがありますがメリットもいくつかあるため、メリット・デメリットを踏まえた上で自宅に植える庭木を選びましょう。
ハイノキにはたくさんの魅力がある!そのメリットは?
ここでは、ハイノキを庭木として植えるメリットを紹介します。
1年を通して楽しめる
ハイノキがシンボルツリーに向いている理由には、「1年を通して楽しめる」点が考えられるでしょう。
ハイノキは季節が変わっても落葉しない常緑樹の一種です。
年間を通して葉を保つため季節を問わず緑を楽しむことができます。
さらに初夏には小さな白い花、秋には黒紫色の実がなるため季節の変化も同時に感じることが可能です。
他にもシマトネリコやソヨゴ、ヤマボウシなども常緑の庭木として人気があります。
剪定に手間がかからず育てやすい
「剪定に手間がかからず育てやすい」点もハイノキを庭木に選ぶメリットの一つです。
剪定(せんてい)とは樹木の枝を切るなどして樹形を整える作業を指します。
花を綺麗に咲かせたり、良質な実を付けたりしたいという場合、剪定を1年間に1回程度実施する必要があるのです。
しかしハイノキは成長スピードが遅いため剪定を行う必要がありません。
そのため「庭木の管理が面倒」という人におすすめです。
すっきりとした樹形で他の木との相性がいい
ハイノキを庭木として植えるメリットとして、「すっきりとした樹形で他の木との相性がいい」点が挙げられるでしょう。
ハイノキは枝や葉が細く繊細であり、そこまで存在感のある庭木ではありません。
そのため他の庭木と一緒に植えても調和しやすいです。
シマトネリコやオリーブ、シラカシ、ヤマボウシ、ソヨゴ、フェイジョアなど、複数の庭木も検討している人は、ハイノキも候補に入れてみてください。
記念樹として成長を楽しめる
「記念樹として成長を楽しめる」点もハイノキの魅力の一つと言えるでしょう。
ハイノキの花言葉は「誕生花」「明るい日常」「寿」です。
このようにハイノキは、縁起の良い花言葉をもつため、記念樹として人気があります。
例えばお子さんが生まれたタイミングや、新築を建てたタイミングなどでハイノキを植える人も少なくありません。
年月が経過した後も木の成長を感じながら、植えた当時の思い出を振り返ることができます。
ハイノキを植えて後悔しないようにするためには?
イノキで後悔しないためにも、注意点を理解しておきましょう。
害虫対策をする
ハイノキは害虫が発生しにくい木です。
しかし青虫などの害虫のリスクはゼロではないので、しっかりと害虫対策をすることをおすすめします。
以下で駆除する方法と予防する方法をそれぞれ確認していきましょう。
駆除する方法
まず、葉の裏などに卵が付いていないかを確認してください。
卵が付いていた場合は、布などで拭き取りましょう。
幼虫が葉についている場合、殺虫剤を使ってください。
成虫の場合は、軍手などをはめて手で落としたり、剪定したりして対応すると良いでしょう。
予防する方法
現時点で害虫がついていない場合、害虫が発生しないように予防することが大切です。
具体的には石灰硫黄合剤などの殺虫剤を散布しておくと良いでしょう。
殺虫剤による予防は冬の間に行うのがベストです。
冬の間は植物が休眠状態にあるため強めの殺虫剤も使用することができます。
乾燥しないように対策をする
ハイノキは乾燥に弱い種類の庭木です。
そのため健康な状態を維持するためには、乾燥しないように対策する必要があります。
例えば晴れの日が続く場合は、霧吹きなどで水を積極的に与えてください。
さらにハイノキの根元が特に乾燥しやすいので腐葉土やワラを敷いておくと良いでしょう。
もし室内でハイノキを育てている場合は、乾燥しやすい冬の間は加湿器を置くなどして工夫することが大切です。
直射日光が当たらない場所に植える
ハイノキを植える場所を選ぶ際は、西日や直射日光が当たらない場所を選びましょう。
直射日光が強すぎると、葉が変色したりハイノキが乾燥しやすくなるためです。
乾燥すると元気に成長できないので注意してください。
ハイノキを植える最適な場所としては、木漏れ日が当たる程度の「半日陰になっている場所」が良いでしょう。
玄関や庭など、植える場所に適したサイズを選ぶ
ハイノキを購入する際は、事前に植える場所を決めておくとスムーズでしょう。
事前に植える場所がわかれば、植える場所に適したサイズが明確になるためです。
例えば、玄関にハイノキを植える場合、邪魔にならないように小さめサイズが良いかもしれません。
さらに、ハイノキは高さが4m程度になることもあるので、大きめのサイズを購入する場合は、庭に十分なスペースがあるかを確認してください。
少し大きめの鉢植えを用意する
ハイノキを検討している人は、少し大きめの鉢植えを用意すると良いでしょう。
大きめのサイズを選ぶことで空間に余裕が生まれ、植物が健康に成長できるためです。
スタンダードなハイノキの場合、「幅80cm・奥行75cm・直径サイズ25cm」程度の鉢植えを選ぶと良いでしょう。
鉢植え選びを含め、ハイノキを購入する際に悩むことがある場合は販売業者に問い合わせることをおすすめします。
専門的な知見に基づいたアドバイスをもらうことができるでしょう。
まとめ
今回の記事では、ハイノキに関する基礎知識、ハイノキを植えるメリットとデメリット、ハイノキを植えて後悔しないための注意点について解説しました。
ハイノキはシンプルな樹形で、お手入れに手間がかからないため庭木として人気のある種類の木です。
しかしハイノキには花粉を多く放出する、日当たりや乾燥に注意が必要、成長が遅いなどのデメリットがあるので注意してください。
こういったメリット・デメリットを踏まえた上で、ハイノキが健康的に成長するように準備を進めましょう。
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