造作テレビ台を設置して後悔?メリット・デメリットを解説
「造作テレビ台って後悔する?」
「造作テレビ台のメリットとデメリットは?」
「造作テレビ台の費用は?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
- 造作テレビ台の種類
- 造作テレビ台にかかる費用
- 造作テレビ台のメリットとデメリット
- 造作テレビ台の施工事例
の順番に解説していきます。
これから造作テレビ台の購入を検討している人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
造作家具とは
造作家具(ゾウサクカグ)とは、「特定の部屋専用に設計・製作した家具」のことです。
インテリアショップなどで購入できる一般的な家具は、置き家具と呼ばれています。
例えば、テレビ台や壁一面の本棚、洗面台、キッチン、カウンターデスクなどには造作家具が用いられることが多いです。
フローリングや壁、天井などと一体化したデザインになるので、無駄なスペースが生まれにくいだけでなく、統一感のある部屋を目指すことができます。
リフォームや新築建築などの大規模工事の際に、造作家具も併せて設置するケースが多く見受けられます。
フルオーダーで造作家具を設計することも可能で、「家具にこだわりたい」「自分の好みの置き家具が見つからない」という人に人気です。
造作テレビ台の種類
ここからは、造作テレビ台に焦点を当てて造作家具について理解を深めましょう。
以下で、造作テレビ台の種類を紹介します。
フロートタイプ
フロートタイプは、壁に取り付けるタイプの造作テレビ台です。
テレビを台に置かないで取り付けるため、浮いて見えるのが特徴と言えるでしょう。
テレビを台上に置く場合、電源コードや配線が絡まりやすく、散らかって見えてしまうことがあります。
しかし、フロートタイプはこういったコード類を隠せるので、見た目をすっきりさせることが可能です。
さらに、フロートタイプは取り付け型なので、テレビの裏に物が落ちてしまう心配もありません。
ニッチタイプ
ニッチタイプは、壁の凹みにテレビを取り付けるタイプの造作テレビ台です。
リフォーム工事や新築工事などの際に、あらかじめテレビを設置する場所を決めて、ニッチを設けます。
壁にテレビを取り付けた際に、横から見てもすっきりと見えやすい点が特徴です。
また、フロートタイプと同様にコード類をすっきりさせることができます。
ただし、ニッチタイプを選ぶ際はニッチのサイズ以上のテレビを設置できない点に注意しなくてはいけません。
置き型タイプ
置き型タイプは、壁にテレビボードを一体化させるタイプの造作テレビ台です。
最もイメージしやすいシンプルなテレビボードと言えるでしょう。
置き型タイプのテレビ台は、棚の中に収納できるだけでなく、観葉植物やオブジェなどを置くこともできます。
「テレビ周りに収納したい」「雑貨や小物などを飾りたい」という人は、置き型タイプの造作テレビ台が向いているでしょう。
一体型タイプ
一体型タイプは、サイドテーブルやソファー、壁面収納などと一体化させるタイプの造作テレビ台です。
一体型タイプにすることで、インテリアの統一感を出しやすく、部屋全体がまとまって見えます。
また、他の家具やデザインとの合わせ方によっては、開放感を出しやすくなります。
以下で、どのような家具とテレビ台を一体化させることができるのかを確認していきましょう。
サイドテーブルと一体型
サイドテーブルと一体型のテレビ台は、小物を収納したい人や、物を置いて飾りたい人におすすめします。
例えば、壁に沿うようにサイドテーブルを設置すれば、十分な収納スペースを確保できるだけでなく、観葉植物やオブジェ、写真立てなど色々なもので飾ることができます。
ソファーと一体型
ソファーと一体型のテレビ台は、ソファーとテレビボードがつながっている造作テレビ台です。
ソファー部分にマットやクッションを置きます。
本や雑誌などを収納しておけば、くつろぎながら好きなタイミングで手に取ることができます。
壁面収納と一体型
壁面収納と一体型のテレビ台は、収納棚の一部をテレビ用のスペースにあてたタイプの造作テレビ台です。
収納力が抜群なので、散らかりやすいテレビ周りをすっきりさせることができますし、おしゃれなインテリア小物を飾ることもできます。
造作テレビ台は後悔する?デメリットについて
さまざまな魅力のある造作テレビ台ですが、デメリットはあるのでしょうか?
既製品より費用が高くなる可能性がある
造作テレビ台のデメリットとして、コストが高くなりやすい点が挙げられるでしょう。
基本的には、大型サイズで「50〜100万」程度の費用がかかります。
インテリアショップや家具屋などで販売されている、一般的な置き家具を購入する場合と比較すると、造作家具は工事を行う必要があるので、費用が高くなりやすいのです。
特に、全てオーダーメイドで設計する場合、小型の場合でもそれなりの費用がかかりますし、撤去時にもコストがかかります。
そのため、「コストをなるべく抑えたい」という人にはおすすめできません。
移動や模様替えに対応できない
造作テレビ台は、移動や模様替えに対応できない点が懸念されるでしょう。
基本的に、造作テレビ台は、壁や床などに固定します。
そのため、「少しテレビの方向を変えたい」「お部屋の雰囲気を変えたい」といった場合、移動ができなかったり、撤去するために工事を行う必要があったりするのです。
もしテレビを移動したり、新しいサイズのテレビを購入したりする予定がある場合は、設計時に業者の人に相談するようにしましょう。
打ち合わせのやり取りが増える
打ち合わせのやり取りが増える点も、造作テレビ台を設置するデメリットの一つです。
理想の空間を実現するために、何度も業者と相談して、イメージを固めていきます。
一方、置き家具を購入する場合は、こういったやり取りは発生せず、すぐに設置できるのです。
もちろん、時間をかけた分出来上がった際に満足感を得られますが、「スケジュールが忙しく打ち合わせの時間をそこまで取れない」「家具に強いこだわりはない」という場合は、造作テレビ台は向いていないかもしれません。
造作テレビ台のメリット
ここまで、造作テレビ台のデメリットについて紹介しました。
それでは、造作テレビ台にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
空間を無駄なく使うことができる
造作テレビ台のメリットとして、スペースを無駄なく使うことができる点が挙げられるでしょう。
家具店などに販売されている置き家具を利用する場合、サイズが合わずに無駄な隙間ができてしまったり、自分好みの高さに調整できなかったりします。
しかし、造作テレビ台は部屋の設計に含まれているため、そういった心配をする必要がありません。
空間を最大限活かしたい人は、既製品ではなく造作テレビ台を検討してみましょう。
好きなデザインでインテリアを楽しめる
好きなデザインでインテリアを楽しめる点も、造作テレビ台を設置するメリットでしょう。
造作テレビ台は、自分好みのデザインやインテリアに合わせて設計できます。
しかし、置き家具の中から自分の好みに合うテレビ台を見つけるのは簡単ではありません。
しかし、造作テレビ台であれば、北欧テイストやモダン風、ブッククリン風、和モダンなど、部屋全体のインテリアに合わせることができます。
「デザインにこだわりたい」「周りと調和するテレビ台を置きたい」という人は、造作テレビ台を選ぶと良いでしょう。
家具の転倒を防ぐことができる
家具の転倒を防ぐことができる点も、造作テレビ台のメリットの一つです。
置き家具の場合、ぶつかってしまったり、地震が起きたりする際に転倒する危険性があります。
そのため、転倒防止グッズなどを取り付けなくてはいけません。
しかし、取り付けるタイプのテレビ台であれば、転倒を心配する必要がないのです。
「小さい子どもがいてぶつからないか不安」「地震の時にテレビが倒れてしまいそう」という人は、倒れる危険性のないフロートタイプやニッチタイプを選ぶことをおすすめします。
造作テレビ台を設置するときに注意すること
ここでは、造作テレビ台を設置するときに注意することを紹介します。
下記で紹介するポイントをおさえておけば、業者の担当者と打ち合わせするときに役立つでしょう。
設置するテレビのサイズを確認する
まず、設置するテレビのサイズを確認しておきましょう。
テレビのサイズによってテレビ台の寸法や設計、デザインが変わってくるためです。
特にニッチタイプの造作テレビ台は、テレビのサイズに合わせて凹みを作ります。
さらに、テレビのサイズとテレビ台のサイズに違和感があると、不格好になってしまうかもしれません。
将来的にテレビのサイズが変わる可能性がある場合、置き型タイプなどの対応できる造作テレビ台を選ぶと良いでしょう。
テレビ台の種類を決めておく
打ち合わせをスムーズに進めるためには、テレビ台の種類を決めておくことが大切です。
本記事では、フロートタイプやニッチタイプ、置き型タイプ、一体型タイプなど、造作テレビ台には、さまざまな種類があると説明しました。
それぞれの造作テレビ台にはメリットとデメリットがあります。
例えば、ニッチタイプは見た目がすっきりしますが、テレビの大きさを変更しにくい点が懸念されます。
こういったメリットとデメリットを踏まえた上で、希望するテレビ台の種類を決めておきましょう。
生活動線・掃除のしやすさなどを考えておく
造作テレビ台を設置する際は、生活動線・掃除のしやすさなどを考えておきましょう。
例えば、壁面収納と一体型にする場合、さまざまな小物を収納したり、インテリア小物で飾りつけたりできますが、ホコリが溜まりやすいので定期的な掃除が必要です。
他にも、導線を考えておらず、テレビの前を通らないと別の部屋に行けない場合、人が通るたびに集中が途切れてしまいます。
このように、「デザインにこだわりすぎて、使いやすさについて気にしていなかった」という事態にならないように注意してください。
造作テレビ台にかかる費用
造作テレビ台の設置には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
シンプルな造作テレビ台の場合は「10万円以下」、一体型の造作テレビ台の場合は「50万円前後」の費用がかかると言われています。
造作テレビ台の設置にかかる費用は、使用する素材やデザイン、工事の規模によっても変わってきます。
ただ、コストを気にしすぎてしまうと希望通りのテレビ台にならない可能性があるので、コストとデザインのバランスを見て決めることが大切です。
造作テレビ台の施工事例2選
ここでは、造作テレビ台の施工事例を紹介します。
フロートタイプのテレビ台の施工事例
まず紹介する施工事例がフロートタイプのテレビ台です。
テレビやスピーカーのサイズを決定した上で、打ち合わせを進めたと言います。
そうすることで、テレビや周辺機器をベストバランスで設置することに成功しました。
間接照明や塗りの壁を合わせ、部屋全体がモダンでおしゃれな雰囲気になるように工夫しています。
さらに、コンセントや配線口を目立たせないようテレビの裏に配置しました。
参考:R.070 「ナチュラルモダン+和」好きを実現した家 岐阜県羽島郡
ペットに干渉しにくいように高めに設置したフロートタイプの施工事例
続いて紹介する施工事例は、ペットに干渉しにくいように高めに設置したフロートタイプの施工事例です。
こちらのご家庭は、ペットのわんちゃんと一緒に過ごすため、壁にサンゲツのスーパー耐久性クロスを使うなどの工夫を施しました。
その一つとして、造作テレビ台にもこだわり、通常よりも高く設置することで、わんちゃんに干渉することなくお互い心地よく過ごせていると言います。
参考:1.5倍の広さに!5人でくつろげるLDK 岐阜県羽島郡
まとめ
今回の記事では、造作テレビ台の種類や造作テレビ台にかかる費用、造作テレビ台のメリットとデメリット、造作テレビ台の施工事例について解説しました。
置き家具と比較すると、造作テレビ台はデザインにこだわれるだけでなく、スペースを有効活用することができます。
Robin(ロビン)は岐阜県を中心にリフォーム事業やリノベーション事業を手掛ける一級建築士事務所です。
造作テレビ台をはじめ、お客様の希望に寄り添った提案を行います。
興味のある人は、公式サイトからお問合せください。
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