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2023.04.24

2023年ビルトインガスコンロを選ぶ! リンナイ、ノーリツ、パロマの特長をご紹介

キッチン リフォーム リノベーション ガスコンロ 2023 ビルトインコンロ

IHクッキングヒーターとガスコンロ。需要を二分するキッチンの主要装備です。近年急激にシェアを伸ばしているIHクッキングヒーターですが、火を使った調理ができるガスコンロも根強い人気があります。鍋のフチを使った軽い焦がしや風味付け、鍋振り等、今まで慣れ親しんできた調理方法を継続して使いたい方も多いです。そこで、今回はガスコンロに注目し、最新のガスコンロ事情についてご解説!数万円で購入できるガスコンロから数十万円にも及ぶガスコンロの価格。いったい何が違い、どんなことができるのか。詳しく解説して参りますので、ガスコンロ交換の参考にしていただけますと幸いです。

ビルトインガスコンロのブランド

ガスコンロはご紹介する3社により国内シェアをカバーしています。他社製のシステムキッチンでも、こちらの3社のいずれかよりコンロの提供を受けていることがほとんどです。リフォームでは、サイズさえ合っていれば、他社製キッチンに換装することも可能。お好みの機能があるメーカー、安心できるメーカーを選んでいただくことができますので、お気軽にご連絡ください。

ガスコンロシェア1位 リンナイ

引用元:リンナイ株式会社 HP

品質第一の徹底で有名なリンナイ。管理を徹底するために主要なガスコンロ部品を外部に委託せず自社で製造しています。それもそのはず、創業当初よりガスコンロなどの製造に携わり、燃焼装置の安全制御に関する特許数も東京ガスやパナソニックをおさえ堂々の第1位! その品質が評価され、現在ガスコンロのシェアもトップです。幅広いラインナップで、生活スタイルに合わせたガスコンロを選べます。グリルでもコンロ上でも使用できるコンロの付属鍋、「ザ・ココット」がとても人気です。

ガスコンロシェア2位 ノーリツ(ハーマン)

引用元:株式会社ノーリツ HP

日本で初めてビルトインコンロを開発したハーマンを傘下に加え、ノーリツはガスコンロ業界に参入しました。ノーリツ自身は、元々は能率風呂というお風呂を作っていたお風呂メーカーです。どちらも火を使って生活にあたたかさを届けるので、相性が良かったのかもしれません。現在も1位のリンナイを追いかけるノーリツ。その機能はリンナイに負けず劣らず。ハイグレードモデルではリンナイと同じく、アプリを使用したオート調理機能にも対応。リンナイとノーリツ(ハーマン)で最後まで迷ったら、見た目やデザインで選んでもいいかもしれません。

ガスコンロシェア3位 パロマ

引用元:株式会社パロマ HP

現在海外進出へ注力しているパロマ。アメリカの給湯器シェアは50%を越えており、今や世界のパロマになりました。中~低価格帯のコンロを中心に展開していますが、ハイグレードモデルは他社に引けを取りません。アプリ連携機能こそありませんが、そもそも使わない人にとっては不要な機能です。その分お安くお買い求めいただけます。

各社ハイエンドガスコンロ性能比較

まずは、各社のフラグシップモデルを比較していきましょう。金額にしてみれば30万円を超えるかなり高額なものとのなりますが、その性能は目を見張るものがあります。デザインにもこだわった各社の最高品位のガスコンロを見ていきましょう。

リンナイ デリシア(DELICIA)

デリシアを一目見たときに、まず感じることはそのデザインの良さ。きわめてシンプルにまとめられた機能部に凹凸の無いトップ。ステンレス製の五徳も煌びやかで、高級感にあふれています。調理中に火力を確認する際、身をかがめる必要がなく、天板のモニターにて火力確認が可能に。そのおかげで、点火スイッチ周りのスッキリ感を演出することができました。

機能美を体現した上質なデザイン。そのすべてに理由があります。

デリシアは、オート調理に力を入れています。アプリとガスコンロを連動することで、様々な調理の火加減をデリシアにお任せ。その種類もすさまじく、400種類以上のレシピすべてを、様々なジャンルの食のプロが監修。毎日のメニューや特別な一皿、日々の献立提案も、これ一つで十分。初めての料理で失敗しないというのは、とっても心強いですよね。ローストビーフや燻製など、なかなか手を出しづらかった料理も、デリシアが強力にサポートしてくれます。オート調理なので、調理中は他の家事ができるところもポイント。コンロの前に立ち続ける必要がありませんので、他の料理をもう一品追加したり、洗い物をしたりと大きく効率化を図ることができます。

デリシア専用容器、ザ・ココットをCMで見られた方も多いのではないでしょうか。ザ・ココットは、無水調理もグリル料理もおいしくできる万能鍋。これさえあれば料理の幅がグッと広がります。煮物はもちろん、無水調理や80℃低温調理、蒸し物などが調理できます。ケーキやパンといったオーブン調理や、下味冷凍を使った解凍調理もこれ1つ。ザ・ココットをコンロとグリル両方使用した連携調理も可能です。他社のココット鍋とは異なり、鋳物を使用しているのでコンロの直火でも調理が可能です。

新デリシア専用新容器ザ・ココット

ココットプレートは、網焼きに変わるデリシアのグリル料理の幅を広げるプレート。独自のスリットで直火が届き、料理をもっと美味しく調理することができます。油を焼き切る独自の技術で、グリル庫内はいつも清潔に保つことができるので、毎回のお掃除が格段に楽になります。さんまがまるごと入る大きさで、奥行き307mm。ピザも切らずに焼ける上、大皿料理も一度に調理可能です。リンナイでは独自の技術で、800℃のバーナーで食材から飛び散る油を焼き切り、グリル庫内の汚れは99.9%カット。(ココットプレート使用時)

まるごと焼ける特大サイズ

デリシアのグリルバーナーは他社とは異なり、セラミックバーナーを使用。これがとても好評で、外はパリッと、中はふっくら仕上げることができます。

更にデリシアはグリルで魚を焼いても臭いが気になりません。グリル内の専用バーナーで調理時に発生したニオイと煙を焼き切り、ニオイを99%以上カット。煙は81%カットを実現しています。

煮こぼれや油はねなどの汚れが焦げつきにくく、サッとひと拭きするだけでお掃除が済んでしまいます。トッププレートの裏面にアルミパネルを装着しバーナーまわりの熱を分散・放熱することで、焦げ付きを防ぎます。従来のトッププレートと比べて、天面温度が約69℃ダウンしているので、仮に吹きこぼれてしまっても、あとから拭くことでキレイが長持ちします。SCHOTT CERAN社というドイツ製のフレームレスガラストップを採用しており、耐久性は折り紙付き。撥水加工も施されているので、どこまでもお掃除がしやすくなっているのが、このデリシアなんです。

ノーリツ プログレ(PROGRE)

リンナイのシェアを追いかけるノーリツのフラグシップモデルは、プログレ。デリシアがソリッドで角ばったデザインを採用しているのに対し、プログレは丸みを帯びたデザインが特徴的です。グリルの取っ手部分は緩いカーブ曲線が美しく、点火スイッチは他社に比べ装飾性が非常に高くなっています。

プログレの場合、火力が 13 段階に細かく調整できるのもポイント。ランプで表示された火力が、分かりやすく作られています。タイマー機能も搭載しているので、新しい料理に挑戦する際、焼き過ぎなどに注意しながら調理をすることが可能です。

ノーリツはプログレのみ、アプリ「MULTI GRILLマルチグリル」からのメニュー送信に対応。レシピの数でみると、リンナイを大きく上回ります。一般の方でも見ることができる「毎日グリル部」というサイトにてレシピを公開していますので、購入前にご確認頂ければイメージも沸きやすいかと思います。

プログレは故障の原因になる煮こぼれや吹きこぼれの内部浸入を防ぐカバー一体型のごとくと、セラミックコーティングを施した継目のないバーナーキャップが特徴。お手入れ性の高さを実現します。ステンレス製になっているので、見た目にもキレイでスタイリッシュです。

ガラスの天板には、こびりついた汚れも水の力で落としやすくする親水アクアコート塗装が施されています。水が油汚れの下に滑り込む形で、汚れを浮かせます。サッと一拭きすれば落ちる汚れも多く、日々のお手入れが簡単になります。

グリル内のお手入れもしやすいのがプログレ。庫内への汚れの飛び散りは、サイドカバーでしっかりガード。グリル庫内の部品は簡単に取り外して丸洗いでき、目の届きにくい庫内も清潔に保てます。

彩度プレートを外せば、両サイドのバーナーがないため、グリル庫内の側面はフラットな形状。凹凸部分をゴシゴシお手入れする必要がなく拭き取りがスムーズに済みます。

プログレの付属品はキャセロールLといって、深型のグリル容器。上のコンロでの使用も進められているデリシアのココット鍋とは異なり、マルチグリル専用の容器になりますが、お手軽にグリル料理を楽しむことができます。別売のプレートパンLには、セラミックコーティングを採用。波型プレートパンLグラネと同様に汚れがこびりつきにくく、油汚れも落としやすい専用容器です。

プログレは安心感も魅力。プログレならではの3つの安心機能で、火の危険を最大限抑えることができます。まず一つ目は【プレートルック機能】。グリルが開いていると火がつかない安心仕様です。グリルの扉がきちんと閉まっていなかったり、専用容器がセットされていない状態では、点火ボタンを押しても火がつくことはありません。うっかりミスをグリルが防いでくれます。

2つ目は【感震停止機能】。突然の揺れを感じたら自動でガスをストップしてくれます。調理中に地震が起き、慌てて避難、後ほど火災に、といった二次災害を防ぐことができます。震度4相当の揺れを感知すると、自動的にガスを遮断する仕組みです。

3つ目は【鍋なし検知機能】。鍋を置いていない時は点火しない安心設計です。点火している状態で鍋を離すと弱火になり、約1分後に自動消火します。

リンナイのデリシアに負けず劣らずの機能性と、ノーリツの安心設計が光ります。両社の違いは、ココット鍋や安心設計、グリルのバーナー性能などといったわずかな差ばかり。いっそのこと、デザインで選んでしまうというのも手かもしれませんね。

パロマ クレア(CREA)

最期のご紹介するのはパロマのクレア。こちらも最新の流行を反映した、シルバーを基調としたスタイリッシュなデザインとなっています。見た目はデリシアにやや近くなっていますが、天板にモニターはついていません。シンプルにまとまっている分、お値段はややお値打ちです。

デリシアと同じく、トップ裏に放熱板を採用しているため、焦げ付きが少なく済みます。

さんまも丸ごと1匹焼ける大型「ラ・クックグラン」が同梱されています。最上位モデルではデリシアからはココット、ノーリツからはキャセロールL、パロマからはラ・クックグランと並びます。取り回しのしやすさや、直接火にかけられるかどうかで選んでいただけたらと思います。

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パロマのガスコンロは他社と異なり、アプリ連動機能を有していません。自動湯沸かし機能やコトコト煮込み機能など、簡単な自動調理機能は搭載していますが、複雑な自動調理機能はあえて付随していない仕様です。その分お値段は他社に比べると大きく下げることができています。外観のデザイン性には惹かれるけれどもアプリを使いこなせるか不安な方は、パロマは最適な選択肢となり得るでしょう。

ミドルクラス性能比較

それではややお手ごろな価格が魅力のミドルクラスのガスコンロを見ていきましょう。お値段にして10万円台で購入が可能なミドルクラス。フラグシップモデルとまではいかずとも、必要な機能はギュギュっと詰まっています。

リンナイ リッセ(Lisse)

リッセはリンナイのミドルクラスのビルトインコンロ。デリシア譲りのシンプルな外観と、引き継いだ数々の機能は使い勝手抜群です!

デリシアとリッセの大きな差は、デリシア専用のザ・ココットを使用できるかどうかです。グラタンなどの深皿グリル料理に関しては、ザ・ココットが使用できない為難しくなっています。ですが、リッセにもココットプレートが付属しており、セラミックバーナーを使用したお魚やトーストなどのグリル調理は可能です。また、オート調理やアプリ対応であったりなど、その金額に対して非常に優秀な機能を有しています。ココットプレートはデリシアと共通なので、さんま4匹の容量は健在です。

カラーバリエーションは豊富で、ガラストップの天板を4種類から選ぶことができます。キッチンや床、壁の雰囲気に合わせて選んでみるのも楽しいですね。

リッセの表示部は、カンガルー収納タイプ。デリシアのように天板モニターはありませんが、引き出した際に立った状態で確認できるようになっています。湯沸かし機能やタイマー機能も搭載されているので、困ることはないでしょう。

あとデリシアと差があるとすれば、安全停止機能ぐらいでしょう。鍋を持ち上げた際の火力カット、一定時間後の消化機能や、震度4を感じ取った時の自動消火機能はデリシアのみ。それらを除けば、お値打ちにリンナイの技術の粋をリッセでも十分味わうことができます。

ノーリツ ピアット(piatto)

ピアットはノーリツの上位機種、プログレを踏襲するデザインが魅力のミドルクラスビルトインガスコンロ。プログレから受け継いだトップの親水アクアコーティングによるお手入れのしやすさはそのままに、デザインもプログレに劣らない高級感です。

 

ピアットのグリルは、専用容器を使用し多彩な料理ができるマルチグリルタイプと、従来通りの焼網タイプの2タイプから選ぶことができます。タイプによって金額が変わってきますので、ご注意。マルチグリルタイプには網が付属しておらず、専用のプレートパンにて調理を行います。マルチグリルタイプは、オプション品となりますが、プログレと同様にキャセロールLを使用することができる点が特徴です。網焼きタイプは、油汚れの跳ねをカットするクックボックスが付属しています。

ただ一つ注意頂きたいのが、ノーリツのアプリ対応自動調理機能は、上位機種のプログレのみということ。ピアットにも自動調理機能は搭載されていますが、アプリのレシピに対応した自動調理を行うことはできません。ですがタイマーなどを活用して、焼き時間などを調整すれば問題なく目的の料理を完成させることは可能です。

パロマ ウィズナ(WITHNA)

パロマのミドルクラス機、ウィズナ。上位機種のクレアもシンプルでしたが、こちらもシンプルイズベストな造りとなっています。ウィズナとの大きな違いは、ラ・クックグランなどの付属品の有無。ウィズナは別売りとなっていますが、ラ・クックグランの自動調理には対応しています。

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クレアと同じく背面に放熱板を取り付け、トッププレートの焦げ付きを防ぐヒートカットを標準搭載している点も嬉しいところ。とはいえ、ライバル各社もトップの焦げ付き防止には対応しているので、悩ましいところです。

湯沸かし機能や煮込みサポート機能はクレアと同様。ミドルクラスでもしっかりと機能を取り揃えています。

ハイエンド機種~ミドルクラス機種で選べるステンレス五徳の注意点

さて、一通り各社のビルトインコンロをご紹介してきましたが、五徳がホーロー製とステンレス製で印象が大きく異なっていたと思います。最近の流行であるステンレス五徳。スタイリッシュでクールな印象から清潔感と高級感がありますよね。ですが、ちょっと待ってください。ステンレス五徳には、知っておくべき事実があるのです。

それは、一旦火を使えば、ステンレス五徳は火が当たった場所に焼き付きが起こるという事。薄茶色~青~黒のグラデーションカラーの焼けあとが五徳に残ってしまいます。シルバーのピカピカ状態は、長くは続かないという事だけを覚えておいてください。ただ、この焼けあとは、ステンレスの焼け除去剤で落とすことが可能です。頻繁に除去を繰り返すのは現実的ではないですが、大掃除の際などに磨いてあげると、購入当時の輝きを取り戻すことが可能です。

一方、黒色のホーロー製の五徳は元から黒色なので、変色や汚れが目立ちません。今使用されているコンロの五徳が黒であれば、イメージがしやすいかと思います。ですが、ホーロー製の五徳も万能ではありません。ホーローは金属をガラスで覆った製品です。鍋などを激しく五徳にぶつけたり、経年劣化が進むとガラスのコーティングが割れたり剥がれたりしてしまいます。すると、金属部分が露出し、錆などが発生することもあるのです。

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まとめ

今回はビルトインコンロの各社コンロをご紹介いたしました。自動調理機能や、アプリ対応機能は非常に魅力的ですよね。ココットやキャセロールL、ラ・クックグランなどはグリルで調理が終わった後、そのまま食卓に出すこともできます。食べ終われば、グリルの清掃を気にすることなく、普通のお鍋と同じようにプレートを洗えばOK。普段の調理にプラスワンが、お手軽にできてしまいます。そして何より、各社が突き詰めたコンロのデザインは秀逸です。キッチンに立った時、すっきりしたデザインのコンロを見るだけでウキウキしてしまいます。いつもよりも料理を楽しくできることでしょう。

もし、現在使っているコンロの調子が悪い、設置してから20年近く経っておりガス漏れなどが心配、世帯人数などに変化がありより使いやすいビルトインコンロに換装したいなどのご要望があれば、是非ロビンにお問合せ下さい。特にビルトインコンロは設置した際の収まりやレンジフードとの兼ね合いがあるため注意が必要。ぴったりとご自宅に合う形でお見積りさせて頂きますので、もしご入用の際は、お近くのロビン店舗へお越しいただくか、サイト上部の電話番号、LINEでのお見積り依頼、画面右下のチャット機能などを使用してご連絡頂けますと幸いです。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

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