CASE.1
無垢の梁が縮んで、壁に隙間ができた
原因
無垢材の伸縮によるものです。
梁材には無垢の米マツを使用しています。含水率は構造体検査で検査を受け、25%以下でなければその先工事は進めないようになっております。弊社の梁の含水率は11~16%です。ただやはり無垢の木なのでお家の乾燥や湿気による伸縮があります。ある程度年数が経てば伸縮も落ち着いてきますが、それまで(特に飛騨地方の冬)は乾燥により木が縮みます。
対応・今後の対策
壁との隙間があまりに気になる場合は、壁材を塗って対応する方法があります。今回はオーナー様のご希望により壁は塗っていません。
CASE.2
無垢フローリングに隙間ができた・無垢の建具が縮んでしまった
原因
無垢の木は必ず伸縮します。日本の気候であれば、梅雨時など湿気の多い時期には水分を吸って伸び、また冬室内が暖房により乾燥しているときには縮みます。一年を通して調湿を繰り返すのが無垢材の良い面でもあります。
対応・今後の対策
弊社で扱う素材は自然素材がほとんどの為、自然の木が持つ特長を把握した上で施工を行っております。したがって無垢の木の膨張により床がめくれ上がったり、壁にヒビが入ったりすることはありません。しかしフローリングに隙間ができたり、また建具が縮んで納まりが悪くなったりする現象がどうしても生じてきます。
お客様には打合せの段階で自然素材の良い面・悪い面を両方ご理解頂き、納得頂いてから取り入れて頂いていますが、納得頂けない場合は他の素材のご提案をさせて頂きます。無垢材は人と同じで生きています。それを踏まえた上で家づくりに取り入れるかご検討ください。
建具の伸びにより開閉時に床を擦ってしまうなど、生活に差し障る症状の場合は建具を削ったりして対処します。メンテナンスにはすぐにお伺いしますので生活開始後、問題があるようでしたらすぐにご相談ください。
CASE.3
木製玄関ドアに隙間ができて寒い
原因
これは木製ドアの縮みによるものではなく、弊社の施工不足が原因でした。お客様には大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
対応・今後の対策
壁との隙間があまりに気になる場合は、壁材を塗って対応する方法があります。今回はオーナー様のご希望により壁は塗っていません。
CASE.4
ベランダに雨水の跡が垂れて汚れる
原因
雨水の跡が垂れて汚れてしまったのはベランダの内側の壁でした。弊社の塗り壁は光触媒作用がありますので、外側は汚れが分解されて汚くなることはありませんが、内側は光が当たりにくく汚れがそのまま残ってしまいます。またバルコニーの天端についたホコリなどの汚れが雨と一緒に内側へ流れることが分かりましたので、内側に笠木をつけて対応しました。
対応・今後の対策
現在は全ての施工物件(インナーバルコニーは除く)において、ベランダ内側には笠木を付けることで対応しております。
CASE.5
屋根裏が結露する
原因
2階の天井裏に物置を作ったお施主様宅でのクレームです。
弊社が調査した結果、家自体はどの窓にも結露が見られずしっかり断熱されておりました。その断熱された熱気が全て2階の天井上まで上昇し、屋根に積もった雪と天井裏の寒暖の差により結露が発生したと思われます。
対応・今後の対策
屋根裏に空気口を設置し、空気の流れを確保することにより対処しました。この屋根裏結露は積雪のある飛騨地方でのみ発生し、愛知県では発生しておりません。飛騨地方で積雪の多い冬季、とくに北側の斜面で発生しやすいので、2階の屋根傾斜を利用したロフトなどは設計時に検討をしております。
CASE.6
2階のトイレの流れが悪い
原因
2世帯住宅でお住まいのお客様よりメンテナンス依頼でした。
原因は浄水器のフィルターの汚れにより、水圧が弱くなってしまったためでした。
対応・今後の対策
水道本管に接続し家中全ての水を浄水している「癒し工房」は2~4人家族の場合2年に一度がフィルターの交換目安です。ちょうど2年経っていたのでフィルターを交換したところ、トイレの流れも解消しました。
癒し工房は月に一度逆流水でのメンテナンスをお願いしています。逆流水、フィルター交換についてご質問があればお問合せ下さい。
CASE.7
小屋裏の天井がカビている
原因
「ロフト横の小屋裏がカビている」とクレームを頂き訪問いたしました。
調査の結果、断熱構造には問題がなく、隣のロフトの部分やその他の場所で、結露やカビは発見されませんでした。お施主様にお話を聞いたところ、冬の間に風邪をひき、2週間ほど寝室で加湿器をかけっぱなしだった時期があったことが分かりました。
今回のカビの原因は、
①加湿器により湿気が多く発生したこと。
②小屋裏の換気が悪く湿気の逃げ場がなかったこと。
が考えられます。
対応・今後の対策
小屋裏に換気扇を取り付け、空気の流れを確保しました。
小屋裏天井のカビのひどい箇所は張替えをしました。
今回は様々な要因(冬季・加湿器・寝室と小屋裏の間取り・方位)が重なってカビが発生してしまいました。Robin住宅は断熱性能が高く、吸湿性のある断熱材(セルロースファイバー)や無垢材を使用しているため冬は乾燥しがちになります。湿気を発生させない蓄熱暖房器を設置していることも乾燥につながります。乾燥時には加湿器を使用することをおすすめしておりますが、使用時間・使用箇所など注意をお願いします。
ロビンのリフォーム・リノベーションサービス一覧
ロビンは、換気扇レンジフードの交換リフォームから、設計士がご提案するフルリノベーション、注文住宅まで幅広く対応しております。
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