CEO’s mail:21.6
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として発令されている岐阜県のまん延防止等重点措置、愛知県の緊急事態宣言はそれぞれ6月20日まで延長されることが決まりました。
今回の措置ではアルコールの提供停止が盛り込まれています。私はお酒を嗜まないのでアルコール抜きでも全く問題ありませんが、お酒を飲む人からするとアルコール抜きの食事会は「拷問」なのだとか。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。Robinの蜘手です。しかし皆さん、そんなに必要ですか、お酒?(笑)
さて東京五輪まで残り2ヶ月となりました。IOCも政府もやる気満々ですが、すんなり開催できるのでしょうか。
私はどうせなら世界最高峰の競技を見たいと思っています。メディアは「開催するか、否か」を議論の的にしていますが、私の関心事は「何ヵ国が参加するのか、世界最高の選手は参加するのか、レベルの高い競技が繰り広げられるのか」です。スポーツの大会は世界で開催されていますから開催は難しくはないと思います。あとは中身です。
オリンピックは大きなビジネスで国益になるとか、大きなお金が動くとか国民からするとどうでもいい。ワクワクするような世界最高峰の競技をライブで見ることができる。これがオリンピックの醍醐味ですがどうなることやら。
さてコロナ禍に頭を悩ませる毎日ですが、もっと頭の痛い問題が出てきました。それは「ウッドショック」です。
日本は建築木材の約50%を輸入で賄っていると言われています。その木材がある日、価格が高騰し輸入されなくなりました。要因の1つは過熱している米国の住宅ブーム。北米市場の木材価格は3倍〜4倍になっているようです。私たちにも仕入れ価格値上げの通達がきました。まだリフォームでの価格の影響は少ないと考えていますが、状況次第では顧客への説明もしっかりとしなくてはいけないことになりそうです。弊社では元々主要構造材以外は国産材を利用しているとはいえ、不透明で頭が痛い問題には違いありません。
閑話休題。不透明ではないRobin社の決算についてお知らせします。
今回は初めて通期での3月決算でした。というのも前々期までは12月決算にしていたのですが、2月が納税時期、賞与などの出費が重なること、また冬季で手元資金が最も少なくなること、以前から決算時期の変更をしたかったこともあり1月から3月の3ヶ月変則決算を1回挟み、今回から4月〜3月の通期決算になったということです。前々期の3ヶ月変則決算では赤字でした。12月通期の3月決算は黒字でした。15ヶ月決算で考えると完工売上は5%ダウンの赤字となりました。消費税10%、コロナ禍の影響が大きく反映された結果でした。
思い起こせば1年前はマスクがない、他人が家に来るのは考えられない、ショールームは閉鎖など、何1つポジティブではない状況でした。4月入社の新卒社員も5月半ばまで自宅待機させていたほどです。
あれから1年。皆さんと同じように私たちも仕事、私生活共に目まぐるしく変わる日常についていくので必死でした。契約していたものがキャンセルになる、決まっていた日に着工ができない、など私たちもお客様もどうしたらいいかわからない、正解がない状況でした。今期の決算はプラスになることはない。いかにマイナスを少なくするか。そう捉えた1年でした。思えば実に不透明な1年だったと振り返っています。
今年はどうでしょう。おかげさまで現在はお問い合わせや着工数など徐々に平年に戻りつつあります。受注や現場数も昨年対比では大きく上回っている状況です。感染対策も現場や社内で徹底させています。
明るいニュースといえば現在、ワクチン接種が徐々に始まっていることでしょうか。先進諸国から比べると接種率は低いですが今後、順調に進めばクリスマス頃には日常に戻っている可能性もあります。
五輪もすんなり開催できるとは思いませんし、ウッドショックもどうなるかわかりません。ワクチンによる集団免疫をつけることも、弊社の新年度もすんなり進むとは思っていませんが、明日はわからなくても今に一生懸命向き合い、仕事をしたいと思います。行政の感染拡大防止対策に思うこと、負担に感じることは少なくありません。不透明なことの多い毎日ですが、透明な日常が1日でも早く戻ってくることを願うばかりです。
株式会社ロビン代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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