CEO’s mail:21.5
本日より愛知県では緊急事態宣言が発令され、岐阜県は9日より「まん延防止重点措置」の対象となりました。東京五輪は刻一刻と近づいています。私もいくつかの種目のチケットを確保しているのですがホテルなど宿泊予約はまだしていません。観客数を制限するのか、それとも無観客開催なのか、そもそも開催できる状況にあるのか。開催しますからお気軽に東京へ来てくださいと言われても、その気になるかどうか、、、。
まだまだ続きそうなコロナ禍ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?Robinの蜘手です。
先日、親交のあったリフォーム経営者の方が事故でお亡くなりになりました。三河湾でヨットが転覆するという事故による死。享年55歳。訃報を聞いた時は言葉を失いました。心よりご冥福をお祈りいたします。
その日は岐阜市内も強風が吹いていましたが、人の死とはあっさりと訪れるものだなと思った次第です。
周りでそのような事が起きると、つい自分の身に置き換えて考えてしまいますね。
私が今までの人生で我が身の「死」を強く意識したのは2012年、胆のうガンであることがわかった時です。「まさか自分がガン??」と目の前が真っ白になったこと、病院を出て帰路の車中でできるだけ家内に心配をかけないようにどうやって説明しようかと考えていたことを今でも鮮明に覚えています。
その「死」と向き合った私がしたことは、いざという時のために準備をしておくことでした。
準備とは私が死後の会社運営、仕事について、また顧客や取引先への対応方法、保険金や借入、リースなどの取り扱いの確認。家族へは相続対象になりそうなものの品目、カード関連の暗証番号などを取りまとめて整理をしました。(それ以来、毎年年末に更新をしています。)
おかげさまであれから9年経ちますが再発することもなく完治しました。今は何事もなかったように生活をさせていただいています。健康第一と口にするのは簡単ですが年齢を重ねると体の変化は否定できませんね、笑。
今、思えばあの日から私の中で心の変化がありました。
それは「死」というものに毎日少しずつ近づいていること、また人生の多くは「運」と「タイミング」によるところが大きいと実感しながら毎日を過ごしていることです。
以前、ある人と努力について議論になりました。そこで初めてこれまでの自分の努力を考えてみたのですが、どう振り返ってみても過去に胸を張って「努力をした」と言い切れることは何1つやってこなかったのではないかと思うのです。どちらかといえば目の前のことに必死に向き合ってきたという方がしっくりきます。
それより自分ではどうにもならない「運」と「タイミング」に助けられてきたと思うことがたくさんあります。
住宅リフォーム事業を始めた時、最初の社員である足立君と出会った時、名古屋店出店の時、2014年の増税の時、設計士との出会い、今回のコロナ禍で得たことなど言い出せばキリがないくらい完璧なタイミングでした。たくさんのお客様との出会いも「運」を感じています。お客様がRobinのパートスタッフ、また正社員になっていただいたこともあります。私が「心血を注ぎ一生懸命、努力をしてきた」と思うとすれば「死」する時でしょう。それまでは今日できることに向き合い、必死にやる。その毎日です。
先日、社員向けに以下のようなメッセージを発信しました。
人生は努力で成り立っていると思うのはいささか傲慢です。私は人生を振り返ってみた時、「運」と「タイミング」を感じることが多くありました。
例えば人との出会いもそうだし、Robinで仕事をしているのも、皆といるのも「運」と「タイミング」でした。
そう思うのであれば自分で出来ることは今日を生きること、と謙虚に考えることができます。
私が好きな言葉で、幕末に生き、若くして死した高杉晋作の「おもしろき こともなき世を おもしろく」という言葉があります。仕事が辛い、しんどいと思う前に「おもしろき こともなき仕事を おもろしく」の精神で毎日仕事に向き合ってほしいと願います。(以上ここまで)
コロナ禍は続きますが、皆さまとの縁という「運」と「タイミング」に心から感謝申し上げます。ご自愛ください。
株式会社ロビン代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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