CEO’s mail:20.06
緊急事態宣言の解除後、名古屋の栄を通ったら大型カラオケ店が目に入りました。通りから見える受付カウンターには若者から年配の方までたくさんの人がいました。その店が自粛休業をしていたかどうかは不明ですが、もしそうであれば再オープンを楽しみにしていた人もいたのでしょう。
しかし私は(そんなに歌いたいもんかね。カラオケなんて行かんでもいいやろ。三密やし)と正直、思いました。
その話をカミさんに話したところ「あんたのゴルフも変わらんわ。行かんでもいいやろ」と言われた次第。
興味ない人にはカラオケもゴルフも一緒の様です。Robinの蜘手です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大対策で発令されていた緊急事態宣言が5月後半、全国で解除されました。
弊社もここ数ヶ月は緊張感を持った毎日でしたが、対策を徹底した結果、大きな問題もなく業務ができました。心から社員と社員の家族、またお客様、職人会・サプライヤーの皆様に感謝申し上げます。
しかし解除宣言後、北九州市や東京などではクラスターが発生するなど、まだ油断できない状況に変わりはありません。岐阜・三重・愛知は感染者ゼロが続いていますが、引き続き対策を怠ることなく徹底し、業務を遂行する所存です。皆様のご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
さてこの新型コロナ禍で、私が発見した1つに「世の中は不要不急で成り立っている」ということです。
みなさん、「不要不急の外出を控えてください」って、何?と迷いませんでしたか?
私は迷いました。何が必要で、何が不急なのか?スーパーへの買い物、病院、それから??
違う言い方をすれば「緊急必要って何?」です。例えば病気や怪我で病院へ行くことは必要だと考えますが、先日、発表された情報によると今年2月から全国の病院のおよそ8割では外来や入院の患者数が減少したとありました。利益率は平均で10%以上のマイナスになっている様で、経営を圧迫している病院もあるのだとか。
実は私も親知らずの抜歯手術をしたいのですが、この時期に病院へ行く気にはならず放置しています。いつかは手術をしなくてはいけませんが、現段階でいえば「不要不急」。急がない患者がいるということですね。
また移動自粛により出張が激減しました。それによりZOOMというツールを利用して、研修や打ち合わせをしましたが、「あ、もう東京とか大阪へ打ち合わせとか行かなくていいんじゃないの」と気づいてしまいました。
今後は展示会やオーダー会、セミナーもオンラインが主流になるでしょう。出張の多くも不要不急なのかも。
私の知り合いの経営者は「出張経費だけで数百万の経費削減になった上に、事務所も半分の面積でいい」と言っていました。これによりJRや高速道路、飛行機のビジネス利用はかなり減ってくると思います。もしかして住宅設計も「仕事部屋」「書斎」というものが復権するかもしれません。リモートワークのスペースがないという話はここのところ、よく耳にする話題です。
オンラインに慣れてしまうと怖いもので、家から出るのが億劫になりますね。オンライン飲み会なるものが流行しているという報道もありましたし、今はオンライン葬儀というのもあるようです。今後は新型コロナが終息しても、オンライン〇〇というのは生活の一部に定着してくるのだと思います。
オンラインで便利な生活になる一方では、「素っ気ないし、つまらない」とストレスを感じる人も多くいるのは事実です。世の中が変わっていけば慣れていくのかもしれませんが、私もできれば外へ出たいタイプなので自粛はとてもつまらない毎日でした。
ゴルフをしたり、カラオケへ行ったり、釣り、旅行やライブ、映画鑑賞にたくさんの人数での飲み会(笑)。
それらは確かに「不要不急」だと思います。文字通り、急がず必要のないこと。
しかし人生を豊かにし、意味のある毎日を過ごすために必要なのはこの「不要不急」なのではないかとも気づきました。つまり今日1日を過ごすには「不要不急」なことでも、人生を豊かにするために「不要不急」は必要だと思ったという次第です。世の中がどんなに便利になっても、自分らしく生きよう。そんなことを思う毎日です。
株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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