CEO’s mail:20.03
「東京へ出張です」というと、まるで戦場に送り出されるような顔でみられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?Robinの蜘手です。しかし本当に厄介な事になりましたね。
中国武漢から発生した新型コロナウイルスは、日本において3月8日現在、感染者数461名、死者6名となっています。また全世界にも感染拡大を続けており、お隣・韓国やイタリア、また北米でも死者が増えてきました。"一寸先は闇"と言いますが、2ヶ月前には予想だにしていなかった事態になっています。
世界保健機関(WHO)と中国の合同専門家チームは感染源がコウモリだったとほぼ認定する調査報告書を発表しました。中国では幸運のしるしで縁起がいいとされてきたコウモリ。今回ばかりは世界をパニックに陥れた真犯人にされていますが、一部、ニュースでは今回のウイルスのゲノム解析をしたところ人工的な配列が見つかったという情報もあります。(世の中には一定数、常に陰謀説を持つ人がいます)
今回はウイルスの実態に不明な部分があること、ワクチンや効果的な予防策がないこと、潜伏期間でも感染するリスクがあることなど、様々な情報が錯綜しています。そんな今メディアも連日のように推理ドラマのごとく取り上げ、ネットで不安が不安を招きマスクやアルコール消毒液のみならず、トイレットペーパーやティッシュなどもドラッグストアの店頭から消える事態にまで発展していますから、まさにコロナパニックといっていい状態ではないでしょうか。政府も感染拡大を止めるべく、外出の自粛、学校の休校、大規模集会、スポーツイベントなどの自粛を要請しました。しかしそれは学校や企業(特にイベント会社、旅行会社)、家庭でも混乱を招きパニックを加速させたと思います。自粛、移動制限の効果はどれほどのものなのか、わかりませんが、街を歩く人は減り、新幹線などもガラガラの状態です。繁華街も人通りがまばらで、名古屋では休業するレストランも増え始めました。
私たちも当初は高みの見物をしていましたが、中国の工場から部品が届かないと各メーカーから連絡があり、シャワートイレや食洗機、レンジフードなど発注ができなくなるという事態になっています。
モノが入らないため工期が遅れる現場、着工のできない現場が徐々に増えてきました。そうなると入金額も減り、資金繰りに影響を及ぼしかねないと思案していたところに、政府の自粛要請があり、お問い合わせや反響も減ってきました。せっかくリフォームをするには良い季節になってきたのに、お客様の消費マインドも減少、仕入れもできないという事態に頭を悩ませています。
政府は中小企業向けに実質無担保、無利子融資をすると言っていますが、1日でも早い時期での新型コロナパニックの終息を願うばかりです。(私は、東京五輪は中止になる可能性が十分にあると思います)
さて暗い話題はこのくらいにしておいて(笑)。閑話休題。
「旅行を自粛しているのなら、今がチャンスじゃないか」とそう思い、調べてみるとやはり外国人に人気だった京都や大阪などはホテル宿泊費もかなり安くなっているようでした。
旅行サイトのエアトリ社の発表したデータによると、旅行や花見など外出を控えているかという質問に、「不要不急の外出を控えている、人混みはなるべく避けている、控えている」と答えたのは6割、今まで通りと答えた人は4割という結果でした。
どんな状況になったにせよ、自分でできることは限られています。またどうせ人生は決まった時間なんですから、見えないこと、わからないことに怯えてばかりいては勿体ない、とも思います。
どんな時も下を向いてばかりはいられません。少し世の中が不況モードなのか、入社してくる社員が増えてきました。また4月には大学新卒社員4名が入社してきます。新しいメンバーを迎え入れることはとても嬉しく社内も活気づきます。またお客様からの問い合わせは減ってはいますが、旅行をやめた、外出しないということで打ち合わせ時間も確保することができる、という社員からの声もありました。人生万事塞翁が馬。むしろその困難の中で何ができるか。この状況を楽しむつもりで仕事に向き合いたいと思います。
株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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