CEO’s mail:19.09
残暑お見舞い申しあげます。まだまだ暑い日が続きますね。Robinの蜘手です。
先日、中部発のアシアナ航空(韓国の航空会社)で、乗り継ぎをするために韓国の仁川空港に立ち寄りました。ここ最近の日本と韓国の関係悪化により、特に韓国からの日本旅行者が約20%減少していると報道で目にしていましたが、仁川行きの機内は60%ほどの乗客でした。(やっぱ、少ないかな)というのが感想です。
まずは昨今、話題になることが多いお隣の国・韓国について。
8月に入りサムスン電子の4−6月決算が前年同期比56%減少という衝撃のニュースが入りました。
サムスンといえばGDPの約10%に到達する巨大企業で、直接の原因は中国に輸出する分の減少、米中貿易摩擦の影響をモロに受けたと報道されています。先行き不安を映すように韓国株安と通貨ウォンの下落も顕著となっています。そもそも経済基盤が弱い韓国は、日本から原材料を輸入し、製品を作って世界に販売するというのが生命線でした。お隣同士、納得いかないこともあると思いますが政治家の使命は国家の繁栄と国民生活の向上のはずなのです。しかし韓国の文大統領は8月29日、閣議の冒頭で
「一度の合意で、過去の問題を終わらせることはできない」と発言し、日韓請求権協定などで問題は解決済みと主張する日本政府を強く牽制しました。また、「一度反省を行ったので反省は終わったとか、一度合意したからといって過去の問題が全て過ぎ去ったのだと終わらせることはできない。」と述べ、一度の合意で歴史問題は解決しないとの考えも示しました。
このコメントは28日に実行をされたホワイト国除外を受けての(もしかして日本は解除をしないのではという期待をしていたのか?)発言ですが、文大統領の本音が吐露された内容であったと思います。
そしてここにきて文大統領の側近中の側近である、次期法相候補のチョ・ググ氏をめぐる一連の不正疑惑が指摘され捜査が入ったようです。娘の大学への不正入学や奨学金の不正受給に加え、父親が運営をしていた私学の相続や私設ファンドの家族の投資疑惑、またチョ氏の息子の兵役延期疑惑も指摘されています。
韓国人にとって大学入学と兵役にまつわる不正は非常にデリケートな問題であり、最も嫌悪されるネタです。
さてそんなお隣との日韓関係ですが、日に日に激しさを増しています。「お隣同士なんだから、仲良くしなきゃ」といいますが、世界の“お隣事情”も同じようなものです。
例えば、イランとイラクは長い戦争をしていましたし、トルコとシリアも今もバチバチやっています。ロシアはグルジアを侵攻しましたし、中国とチベットの諍いはまだまだ続いています。パキスタンでは「日本にはコリアンタウンがあるって?パキスタンにインド人街ができたが3秒で灰になっているよ」というジョークがあります。
「お隣同士、仲良くやりなよ」 実はこれはそんなに簡単なことではないのですね。
お隣との関係といえば、私どものような住宅業界にいますと、近隣トラブルやお隣同士の揉め事などの話を聞くことは珍しくありません。むしろ近所付き合いを良好にしているという方が少ないのではないでしょうか。
良好関係を保っている方は、お互いが無関心であるか、もしくは“うまくやっていきましょう”という何かしらの合意ができており、気遣いや配慮を積極的にされていると感じることがあります。
「良好な関係」ということで日本には“向こう3件両隣り”や“スープの冷めない距離”といった言葉があります。距離感や気遣いというのは、自然にできるものではなく配慮が必要なのですね。
韓国に対し、無関心でいるか、それともお互いに良好であり続けるという気遣いの合意をするか。そのどちらしかないと思います。お互いに納得いかないこと、許しがたいこともあるのだと思いますが、国民にとってみると、国益である国民生活と国家の繁栄が第一です。お互いが正論(だと思っている)を言うだけでは、未来への答えはない気がしますが、みなさんはいかがお考えでしょうか。
私的な意見を言えば、海外の直行便が少ない名古屋では、トランスファーで成田や羽田を使うよりもいっそ仁川まで行った方が利便性が高い(ぶっちゃけその方が安いし)ので政治家が喧嘩するのはよしとして、便が少なくなって不便になるのは勘弁してほしいところです。
株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
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