CEO’s mail:17.07
今年は空梅雨だなと思っていたら、今度は土砂降りの雨と天候不順が続いていますね。九州や関西、秋田など局地的な大雨で災害も出ているようです。1日も早い復旧を祈ると共に、私たちもできる限りのいざという時の備えをしておきたいと思う今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
Robinの蜘手です。
今月、岐阜店で施工管理を担当している増田君がめでたく結婚をすることとなり、私も結婚披露宴に出席をしてきました。アットホームでハートフルな結婚式でした。末永いお幸せを祈っています。
彼は26歳。若い結婚だなと考えていたら私も26歳で結婚をしたことを思い出しました。若いと いえばその3年後、29歳でこの仕事を起業しましたので、これもまた若い経営者だったのだなと感じます。それから今年で17年目。今年で46歳の私はあの頃と何も変わっていない気もしますし、何か大きく変わった気もします。
若い頃は正論を言わないと気が済まない性格でした。たわいもないことで議論をし清濁をはっきりさせることが正しいと思っていました。しかし今は、正論は時に人を傷つけ、人間関係を悪化させることもあるということを学びました。
今回はそんな人間関係を保ちながら、教育をするという点で最近、気づいたことを。
人に何かを指摘したり、教育する場合、相手にとって「足らないこと」というのはお互いに自覚があるものです。時間にルーズで遅刻が多い、整理整頓が苦手など、具体的に足らないことを書き出しなさい、といえば誰もがいくつか列記することができます。その人間にとって不足していることは自覚があります。そして自覚のあることは、指導や指摘、他人から教育を受ける必要がありますから素直に受け入れることができます。現場での技術が足りないのであれば先輩社員に習う、数をこなして研鑽するなど補う方法はいくらでもあります。足らないことは補えばいいのです。ですから人材登用 をする際に、「○○が足りない」という社員は OK なのです。不足していることや弱点は自覚し、成長をし補えば合格だと考えることができます。
しかし「足らないことがあるのは補えばいい」という一方、「何かが欠けている」場合は人がいくら指摘しても直ることがありません。また欠けていることを指摘すると、その人間は嫌な思いをすることもあります。直らないこと、直せないこと、また自ら気づいていないことを指摘されれば、人が嫌な気持ちになることはありません。
ではその場合はどのように教育をするべきか。欠けていることについては、本人が自ら気づき受け入れるしかありません。例えば「協調性が不足している人」にはその必要性を説き、協調を学んでもらいます。本人は抵抗なく協調性を学ぶと思います。
しかし明らかに「協調性が欠けている人」はいくら教えても耳に入っても心まで届きません。むしろ怒ってこちらに歯向かってきます。「欠けている場合」は「このままではダメなんだ」と自らが痛みを経験し、自ら気づき学ぶしかないのです。
私たちも常に社員教育や子供などへの教育の機会があります。足りないことはどんどん言うべきです。本人もそれを望んでいるはずです。しかし欠けていることを指摘することはできるだけ控え(人間関係を悪化させてもいい場合はいいですが)、本人に気づいてもらうしかない場合があると思うのです。気づかない場合はどうしたらいいか?色々な方法があると思いますが、気づくまで待つのも教育をする側にとって必要なスキルだと思うのです。
株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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