CEO’s mail:17.04
桜の時期も終わり、初夏の香りがしてまいりました。飛騨では4月から5月にかけてお祭りの時期となります。地区ごとに違いはありますが、カンカコカンと祭りの名物である鐘の練習の響きが聞こえてくると、私たちの暮らしは長かった冬から春の装いにその風景を変えていきます。
私は若い時、雪で真っ白に覆われる飛騨の冬があまり好きではありませんでした。しかし歳を重ねるごとに、その感覚が変わってきたのを実感します。春に切り替わるこの時期が楽しみで心待ちなのは、長く白い冬があるからこそだと、わかってきたからです。
春を楽しみに待つことができるということは、冬も楽しむことができるようになりました。衣食住足りて礼節を知る。その意味もなんとなくわかりかけてきた今日この頃。
Robin の蜘手です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
4月といえば入社、入学シーズンです。弊社も大卒5名、高卒1名、中途採用1名の合計7名が入社してきました。特に高卒入社は弊社でも初めてのケースです。私の長男と2つしか違わないことを考えるとなんだか不思議な気持ちですね。皆様、暖かく見守りください。よろしくお願いします。
さて国際情勢の話題から。最近、米国と北朝鮮、また韓国、ロシアと何かと話題が多いですね。特に米国と北朝鮮は挑発合戦を繰り返しており、「いつ有事になってもおかしくない状況」が続いています。残念ながら私たちが大きな声をあげてもこの状況が変わることが難しく、結局のところ事態を見守るくらいしかできないのですが、もし有事になれば日本はもちろん、私たちの生活にも大きな影響があることは確かです。東京では、北朝鮮で核実験が行われるかもしれないと噂された日に地下鉄が運行中止をしたようですが、私たちに何か準備できることはあるか?と自らを問いてみました。
「ある日、突然にして日常が日常ではなくなる」という現実を私たちは目にしています。ちょうど1年前、熊本では大きな地震がありました。理解できない殺人事件や強盗事件もニュースで は報道されています。毎日、自動車に乗れば事故をする、事故に逢う可能性もあります。 「様々な可能性」を予測し、準備をしたところで全てを想定することは難しいのだろうと思います。それに今はいつ頭上にミサイルが飛んでくることになるかもしれない時代です。そう考えれば心配事ばかりをし、部屋にこもっていても仕方がないことかもしれません。
「もし未来が予測できるとしたら」とも考えてみました。いつどんなことが起きて、いつ誰が死ぬか。そんなことがわかれば心配をする必要はありませんが、果たして毎日を楽しく過ごせるか、私に はその自信がありません。
思い通りにならない世の中だからこそ、今を楽しみ、日々の移り変わりを楽しむことができるのではないか、というのが私の思うところです。
諸行無常という言葉があります。
形あるものはいつかはその形を変え、生あるものは必ず死を迎える、そんな意味です。輪廻転生があるとしても、与えられた今を充実させること。まさしくそれは今を生きるという意味に他ならず、そ れはどのような状況でも受け入れる心の準備をしなくてはならないということなのかもしれません。なかなかその受け入れるというのは簡単なようで難しいのですが。
私たちにできることは、いつどんなことが起きてもいいように、いつも身を綺麗にし、大切な人や愛する人に「今日も行ってきます」と笑顔で出掛けることですね。
どんなに喧嘩をしても、不満があっても今日が最後になるかもしれないのです。何があっても最後くらいは笑顔で声を交わしておきたい。そんな生き方をしたいと思う今日この頃です。
株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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