CEO’s mail:16.09
9月に入ってもまだ天候不順が続いています。まだまだ残暑厳しい日もありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて9月5日から7日の3日間、社員旅行にて北海道へ行ってきました。参加者は希望の総勢18名の参加でした。天候は台風が直撃し、残念ながら雨が多く、晴れ間は少しの時間でしたが、それで もリフレッシュができた旅行でした。普段は社員の仕事をする姿しか見ることはないのですが、プライベートは一面や横顔を見ることができてとても楽しかったです。
私は初日の夜、懇親会の終わった後、数名の社員と藻岩山ロープウェイを登り、夜景を見てきました。日本3大夜景というのがあるのですが、長崎と神戸、そしてもう1つが札幌です。以前は函館だったのだそうですが、人口減が続く函館の夜景より、人口増で華やかな札幌が選ばれ直したようでした。私たちが向かった時には雨も上がっていたのですが、とても綺麗で良かったです。360度のアングルで見える夜景はさすがに日本3大夜景だと感じました。
その後、ススキノへ戻り、弊社の山口君とラーメン屋に行きました。山口君は2014年の新卒入社の社員で今年3年目です。
「今、いくつになった?」と聞くと、「25歳になりました」と答えてくれました。
25年前か、、、とふと考えてみると、実は北海道に来た初めての年齢が約25年前の19歳の時でした。学生だった私を当時は蜘手電気の社長であった親父が社員旅行に誘ってくれたのです。欠員が出たのか、せっかくだからなのかは忘れましたが、田舎から名古屋へ出て間もない私にとって北海道は異国の地のようで、ススキノのネオンもとても煌びやかで華やかに見えました。
おそらく物心がついてから飛行機に乗ったのもその時が初めてで、眼下に見える風景や街並みを食い入るように見ながら搭乗していたのを思い出しました。
あの頃、学生だった私は何がしたいとか、どんな志があったかなどまるで皆無だったと思います。早く自立したいという思いで高校卒業後、1人暮らしをしアルバイトや勉強をしながら、いろいろと 哲学にふけっていた時期でした。
今、思い起こしても赤面するような記憶しかありませんが、25年前は何もかもにはむかって、立ち向かっている尖った少年でした。
今、私の長男が16歳、高校1年生です。部活に勉強に忙しい毎日ですが、あっという間に大学受験、車の免許取得、そして選挙権も手に入れます。私と同じように親元を離れ自立をしていくのだろうと思いますが、本当に早いものですね。光陰矢の如くと言いますが心より感じます。
親としてできることがしてあげたい。そんな思いで子供と接してきました。出張が多く、ロクに父親らしいことをしてあげられなかったことは、今はまだ感じませんが遠い将来には後悔を感じるのかもしれません。
25年前、親父は北海道へ私を連れてきてくれました。特に何も言わずお小遣いをくれて、これで遊んでこいと言ってくれたのをよく覚えています。どんな風に遊んだのか、何を食べたのかは全く記憶にありませんが、親父がしてくれたそのことはよく覚えています。不思議なものですね。
25歳の社員と2人で色々な話をしました。意外にしっかりしていて将来を見据えていて驚きと嬉しさで胸が熱くなりました。入社してくる新入社員も私の子供のようなもの。同じ時間を共有し、そして成長をしている様を見るのはとても嬉しいですし、頼もしく感じます。
親として、経営者として背中を見てもらえる生き方をしなくてはと、思い馳せた北海道でした。
株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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