CEO's mail:12.08
熱狂のうちに幕を閉じたロンドン五輪、深夜までTV を前に応援をしていた人も少なくなかったのではないでしょうか?私もその1人。過去最高の38個のメダル獲得に心から拍手を送り日本国民として誇りを持ちたいと思いました。また次の4年後を楽しみにしたいと思います。
Robin の蜘手です。
「想像してごらん国なんて無いんだと。そんなに難しくないでしょう」と有名なジョンレノンのイマジンの和訳の一説があります。世界の平和、苦しみや争いのない世の中を皆で分かち合おうという1971年(私の誕生した年!)に発表された歌。ジョンは後年、平和活動に熱心でしたがかってのバンドのメンバーであったポールのことは決して許すことはなかったといいます。世界平和を歌う前にまず自分の周りを許したらどうだ?と思わないこともないですね、笑。そういえば「竜馬はゆく」の著書の中で司馬遼太郎は「小事にこだわれば大事を為すことはできぬ」と言っておりました。大きなことを成し遂げれば身の回りの小事には構わず、目の前にある面倒なことから逃げても許されるということでしょうか。逆の表現をすれば大きなことを成し遂げるには構っていられないこともあるということなのでしょう。どちらにせよ自己正当性を主張するための自己都合に違いはありません。
最近、40歳を超えて中年の仲間入りをしたこともあるのでしょう。名前や駅名や出来事など以前なら支障なく思い出せたものが真っ白になるように思い出せないことがあります。特に数字の羅列はもう記憶できません。書き写していても間違える時があります。えっ!歳か?と思いたくはないですが細胞は確実に劣化をしてゆきます。仕方ないこととはいえ歳には勝てませんね。 「そんなことより目の前のこと方が大切でしょ」とよく言われます。先を見すぎてついつい疎かになったり都合よく考えたりするのは「気にしないのではなく忘れているからではないか」と思うことがあります。覚えておきたいこともあれば、忘れてしまいたいこともあります。潜在意識の奥底に沈めてしまいたい記憶もあります。悲しい出来事や辛いことなどは誰もが忘れてしまいたいと思うでしょう。「人は忘れることで生きてゆける」その通りだと思う。そう思えば時に都合よく忘れることができるのも人間の才能なのかもしれません。
8月13日から16日までの4日間を日本ではお盆と呼び祖先の霊などを祀る一連の行事が各地で行われます。もともとは和暦でいう7月15日を中心に行っていたようで関東の一部などでは7月に行うところもあるといいます。仏教用語の「盂蘭盆」(うらぼん)の省略形が「お盆」と呼ぶ由来のようだが宗教行事というよりは風習として残っている意味合いが大きく、盆踊りや迎え火、送り火などもその1つにあたります。また8月15日は終戦記念日です。1945年に終戦を迎えてすでに67年目。戦争体験者(もはや経験者ではなく)の方の声がしっかりと届け続けられる日もあとどのくらいだろうでしょうか。67年たって忘れないようにしたいという日本人の努力は美しさを感じますが、私たちは確実に戦争を忘れそうになっていることにも気付きます。
先のロンドン五輪。サッカー男子の3 位決定戦で日本対韓国の一戦の後、韓国の選手が竹島の領有を主張するメッセージを掲げたことを受けてネット上では激しいやり取りが交わされていました。それに続くように韓国大統領の竹島上陸や尖閣など「ナショナリズム」を刺激するような報道が目に入ってきます。ネット上では「戦争だ!」「開戦せよ!」という声も少なからずありました。いくら顔の見えないネット上のやり取りとはいえ時の移り変わりを感じざるをえませんでした。忘れてしまいたいこと、覚えていたいこと。忘れてはいけないこと。世代を超えて伝えてゆかなくてはいけないこと。
親として経営者として自問自答する今日このごろです。
最高経営責任者 蜘手 健介
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