CEO's mail:12.01
遅い挨拶ですみません。新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
私は今年で本厄、数えの42歳となります。しっかりと厄除けもしますが、商売をしている身ですと毎日が厄(笑)みたいなものですからあまり気にしていませんが健康には十分に気を配る1年にしたいと思います。
Robinの蜘手です。正月の風物詩といえば初詣があります。蜘手家は「正月は家族揃って初詣をしなくては正月が始まらない」という家風でした。ですから正月を例えば旅行へ行くとかリゾートへという家ではなかったし、それは許されませんでした。しかし思春期の頃、長期休暇には存分に遊びたい。また親離れというか、反抗期というかそのような時期に正月早々親の言うことを聞きたくない、一緒に行動したくないという独特の時期もありました。「初詣なんかにわざわざ行きたくない」とゴネたことがありました。しかしその願いは却下され「正月は家族全員で初詣をするものなのだ」と言われ諦めたこともありました。恥ずかしい話ですが今思えば若かったなーと思います。
今では竹に節があるように心を新たにその日を迎え、昨年までの色々なことを奇麗さっぱり新たなスタートだという意味でも素晴らしき1日。また新年に神の前に立つという行為も日本人の習慣として素晴らしいものだと思います。家族全員でという親父の気持ちもわかるようになりました。
年を取ったせいでしょうか。昔ながらの風習や慣習に美しさを感じる様になりました。初詣というのもその1つ。その様式に美しさを感じます。
「美しさとは何か?」という問いがあれば「それはある種の窮屈さかもしれない」と思うようになりました。スポーツのルール、他人を不快にさせないマナーも大きくいえばその意味を含むのではないでしょうか。女性の着物もそうですね。着るのにも一苦労するでしょうし動くことにも制限があると思います。(着たことはないですが、、、)。マナーといえば食事でもそうでしょう。美味しく食べられればよいというのは確かにその通りですが、それ以上に他人に不快な思いをさせないことは美しい。マナーとは少し違う意味ですが、お茶の作法なども美しさを感じます。ただ美味しく飲めれば良いという次元を超えています。
震災の時に体育館で食糧を貰う時に整然と並ぶ姿にある外国人記者は「美しい」と感じたそうです。非常時に前の人の後に順番に並ぶということも窮屈だと思います。
武士は食わねど高楊枝という言葉があります。いくら貧窮におちいっても不義を行わない武士の高潔な精神を表しています。「やせ我慢」を表す意味にも使われる半面、「恥を知る」という品位を知る意味も含むと思います。「美しさ」というのは日本人がもともと持っている精神の1つなのでしょう。
私たちの企業も今年で12年目になりました。設立当初は仕事欲しさに下品なこともしました。「食うためには仕方がない」という気持ちもありました。しかし今は仕事になりさえすればいい、売上になれば何でもやるというのはいかがなものかと思うようになりました。それも経験の1つとして受け入れています。私も40歳を超えこれからは美しさを求める時期なのかなとも思います。恥を知り高い品位のある企業にしたい、そう思うようになりました。働く側としてもそのような活動が始まりました。その1つが委員会活動です。例えばゼロ残業委員会というものがあります。仕事の量をこなせばいいというものから質を同時に高め、しっかりとプライベートにも充実感を計るというものです。それも1つの仕事に対しての窮屈さ、美しさを求めるという気持ちを持ってゆきたいと思います。
今年はまた1つ成長の年。ご迷惑やご心配をおかけすると思いますがよろしくお願いします。
最高経営責任者 蜘手 健介
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