CEO's mail:11.11
早いもので季節も12月に入ろうとしています。私たちような住宅関係事業者にとって嵐のような毎日の季節でもあり、クレームや手直しなどが多く集まる時期でもあります。このコラムをお読みの方の中にもご迷惑をおかけしている場合があると思いますが、しっかりと責任を持って対応しますのでご安心ください。Robinの蜘手です。
先日、自動車学校にて<予測力とは何か?>という質問がありました。<予測力>とは、この場合、危険回避をするために起こりうることを想定すること。こんな感じになるでしょうか。 自動車を運転する際、あの陰から子供が出てきそうだな、とか、この雨でこのスピードで曲がると制御が効かなくなるとかというような<予測>をするわけです。<予測力>が高ければ高いほど、その対応する幅は拡がり事故の確率が極めて少なくなるだろう。先生はこう教えてくれました。 その通りだと思いました。あらかじめ予測をしておけば準備もできますし、その際の対応も容易にできるでしょう。そこで私はこう質問しました。 「予測力を高めるにはどうすればよいですか?」 すると先生はこう教えてくれました。 「経験です。小さい経験、時には過去に起こした事故経験の積み重ねが予測力を高めます。ここが初心者運転手とベテランドライバーの違いです」
<経験>が予測力を高める1つの訓練。これまで危なかった経験や事故を起こした経験がいつしか自分の中の予測力を高め、対応力を高める。私は頭の中が少しスッキリした気がしました。 私はこれまで会社経営を11年やってきました。怖いものもなかったですし、お客様に喜んで頂けるよう一生懸命やってきました。社員も増えてきました。彼らは真面目で正直な心で仕事に取り組んでいます。しかし社員の増加と売上(仕事量)の増加に伴い、クレームや手直しも増えてきました。
「もっと次にどうなるかを考えよ。常に先を見ろ」と口酸っぱく言ってきたつもりですが、私たちに決定的に足りないものがあるとしたら、それは「経験」なのかもしれません。一生懸命に仕事をすることも、手際良く対処することもやはりそれはあくまで自分がこれまでにやってきた経験に裏打ちするものであり、いくら人から教えてもらおうとそれは座学に違いはないのかもしれません。 しかしだからといって経験が全てだとは思いませんしそう考えてはならないと思います。未熟であること、それが今の実力だという現状分析はそれとして、今できることをしっかりとお客様にご提供をしてプロの仕事といえるからです。また経験に不足するものは社内でカバーをしチームとして対応をしなくてはいけません。最後は責任です。私はどんな時も「責任」を取る覚悟があります。経営者として当然といえば当然ですが、メディアには責任を取らない経営者のニュースが日々報じられています。
大いなる目標に対して、私たちは未完の状態です。しかし今この瞬間においてはありのまま、すなわち完だと思います。予測力を積み重ね起こりうる未来を想定し対応をする。もちろんその前に経験しなくてもいいように、自ら未経験のことでも予測ができれば一流なのかもしれません。といっても日々の問題やクレームは特段、難しい問題ではなくほんの少し気を使えば解決できることばかりなのも正直なところ。理想形という未来を定めつつ、肝心な今、目の前のこと、できることをしっかりと収めないと、と思う今日この頃です。
最高経営責任者 蜘手 健介
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