CEO's mail:09.03
Robinでは3月に「応援祭」というイベントを開催しました。全国の同じような小さな会社で集まって企画したイベントなのですが、この「応援祭」というタイトルはすぐ思い浮かびました。こんな時代だからより多くの皆さんにさまざまな形で「応援」を提供したい、そんな願いを込めてです。
しかし「応援」はお客様だけの意味ではありません。先日、思いもかけず小学校の恩師と久々にお会いし、談笑させて頂きました。
「こんな世の中のどうなるかわからない時に、一生懸命やっている姿を見てついつい嬉しくなるんよ。応援しているからね。体だけには気をつけて」
こんな言葉を頂き、心より嬉しく思いました。もう本当に嬉しかったですね。私がこの住宅ビジネスを始めた9年前、何のバッグボーンもOB客様も持っていない中、文字通り「裸一貫」でした。
チラシやキャッチコピーなどの手法が色々といわれましたが、気持ちの中では「1人でも多くの方のお役に立ちたい」という素直な心がスタートでした。順調にスタートを切った後も事業が進むにつれ、心無いことも言われました。そのたびに嫌な思いもしまいしたが、支えてくれたのはお客さまの暖かい声でした。「応援しているから頑張ってね」
何の実績もない私たちができることは「一生懸命できることをやるだけ」でした。
感動とか喜びというのは、提供するものではなく、感じていただくことです。
あるリフォーム工事を終えお客様とお話をしてるときのこと、ご主人からこう言われました。
「一生懸命やってもらってありがとう。若くて実績もなんにもないけど、あんたの会社を色々な人に紹介してあげるよ」と。私は嬉しい気持ちを素直に伝え、「でしたら、今回の気持ちを文章でいただけませんか。私もそれを皆さんに読んでいただきたいのです」という今思うとあつかましいことをお願いしました。
お客様はそんな無礼なお願いを「蜘手さんのために少しでも力になれば」と気持ちよく引き受けてくださり、思いをペンで書いて下さいました。その手紙は今でも大切にしまってあります。当時の気持ちを忘れないために。
それからというもの、「お客様からの手紙」をお願いすることにしたら多くの方からの「こんなにしてもらって嬉しかった」、「ありがとう」といった声が続々と集まってきたのです。
徒手空拳で始めた事業でしたが、その手紙、1つ1つが本当に力になったのを覚えています。私どもは本当に小さい会社です。大手企業でもどうなるかわからないご時勢の中、「それでもなんとか頑張りたい」と強く思っていますが、私も不安です。先のことは誰にもわかりません。しかしそんな時でも慕ってくれる社員がいて、応援してくださるお客様がおみえです。今回、「応援祭」と名づけたのは「頑張れ!」 「頑張れ!俺!」 「頑張れ!俺たち!」という、自分たちを応援する意味もあったのです。人から見たらカッコ悪いかもしれません。
世間から見たら本当に小さな存在であり無力な私たちですが、どんな状況になろうとも「たくさんの人が応援してくれるじゃないか」という意味を含め、応援祭にしました。もちろん誰も応援してくれなくても、せめて自分のことは自分で応援してあげたいじゃないですか。自戒の意味も含めます。
まだまだ頑張り足りねえぞ、オレ!もっともっと頑張れよ、オレ!そんなんでどうする、オレ!
そしてこんな時代だからこそ、自分自身を応援してあげたいのです。「頑張れ、オレ!やればできる。きっとメッセージは色々な人にとどくはずだ」と。そう信じて今日もペンを走らせています。
最高経営責任者 蜘手 健介
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