CEO's mail:08.09
みなさん、こんにちは。Robinの蜘手です。残暑厳しい、、と言いたいところですが過ごしやすい日が続くようになりました。秋本番ということで○○の秋ですね。
さて、秋ならではということではないですが、先日、長男(小学校2年生)の運動会へ行って来ました。赤、青、黄色に別れ子供の背中に声援を送る親の立場になったわけですが、準備も大変だろうなあ、というような裏方作業を思うと先生方やPTAの皆さんのご苦労を察し有難く思いました。特に小学校というわけではないと思うのですが、若い教員が多いのかなという印象があり、声をはりあげ子供と一緒になっているのを見て、先生って大変な職業だなと感じました。
もちろん職業に差があるわけでもなく、どのような仕事も大変なのですが。
そんな矢先、大分県で教育委員会による教員採用試験に関わる汚職事件が発覚しました。今日現在(9月13日)のニュースによると08年の不正合格採用者は22名、そのうち6名は取り消し、15名は退職をし残った数名はまだ未定ですが、臨時講師として残り再び教壇を目指す方もおられるようです。
この事件は22名を不正合格にしたことは判明していますが、じゃ22名の本当の合格者は誰かということが公開されていません。公開すべきではないということもあるかもしれませんが、この事件では点数を上げた不正もあれば、点数到達者を下げた不正もあると思います。だから結局、本当に合格した人が分からないという状況なのではないかと感じます。
記事によると不正合格した先生はもちろん不正だったことなどは知らず、実力で合格したと信じていた人ばかりだったようです。この場合、多くは本人が口利きを依頼したのではなく、親やその関係者だったわけですから、大人の事情に巻き込まれてしまったということでしょう。教職者というのは子供の成育で大変重要な時期に接する仕事です。頭がいいとか、能力があるというだけでできる仕事ではないと思います。 記事によるとこんな声もありました。
「誰にも不正など頼んでいない。勝手に不正をされ、事件発覚後、一方的に解雇するといわれた。納得できるわけがない」
それぞれの立場で意見があると思います。その先生の教え子は関わった生徒の親などはどんな気持ちでしょうか。しかし不正は不正であるとするなら、分かってしまった以上このまま教員をやっても「道徳の教育」がやりにくくなってしまうでしょうね。また08年の分はわかりましたが、おそらく長年に渡って当たり前のように行われてきた行為だったと思います。この事件の根深さを感じます。
ま、事件のことはおいておいて、そもそも教育とは、教員とはそもそもどんな仕事なのでしょうか。
私の場合、教育ということでいえば子供の親としての立場と会社の代表としての立場があります。社員教育でいえば、私が大切にしていることは「同じことを何度も繰り返し言う」ということです。人間、出来のいい者を除けば、クセや傾向、また同じ失敗というのがなかなか抜けません。これは子供も同じだと思います。よくお母さんで「何度、同じことを言わすの!!」と叱っている場面を見ますが(うちの家庭だけですか??)、そもそも一回で直るほうが珍しく、たいていは同じことを繰り返すものです。でも大切なのは「その時に同じことでもしっかりと叱る」ということです。
例えば靴の片付けを指導する場合。1回目に「靴を並べなさい」と指導します。しかしそれが2回目、3回目になると「つい言い忘れる」ということになった場合、次からは当たり前のように靴を並べようとしません。人間、叱られなくなったら多くの場合は「認められた」という心理が働きます。不良という言葉が昔ありましたが、言わなくなる、言う根気がなくなる時が教育の終わるときです。同じことを何度も言うのがイヤ、という方もおられますが、同じことを繰り返し根気よく言うことも教育の1つ、とすれば心置きなく繰り返し言えるはずです。
私の周りや社員でも同じことを何度も言わなくてはいけないことがあります。しかしそこであきらめず言うことが大切です。
「これ以上、言っても仕方ない」と思わず繰り返し繰り返し根気よく繰り返す。その強い姿勢があってこそ、、、と思いますが皆さんはいかがでしょうか?
もちろん私もカミさんからいつも同じことで叱られてますが、、、治りませんね。すみません、、、。
最高経営責任者 蜘手 健介
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