2024年6月 「いざの時」と貯金 自然災害と復旧費用
深緑の候、もうすぐ梅雨でしょうか。すっきりとしない天候が続いていますね。
長雨といえば現在、高山本社屋であるログハウスの屋根工事を行っています。長らく雨漏りがひどく、高山本社スタッフにも迷惑をかけていました。「リフォーム会社のくせに」と言われそうですが、反論できません。自分のこととなるとつい後回しにしていましたが、これで一安心です。
本社ログハウスの屋根工事が遅れた理由はもう1つあります。実はログハウスは自社資産なのですが定期借地の契約があと数年なのです。契約を更新してこのまま事務所としておくか、それとも契約更新をせず新しいところで引っ越そうか、この議論をここ数年続けています。
引っ越すのであればショールームがいいよな、ということで物件を探しているのですがなかなか見つからず。いっそのこと土地に新築でショールームを建築しようかとも思いますが投資金額のバランスも検討の余地があり、そんなこんなで屋根工事をズルズルと延ばしてしまったのですが、足立社長から目下の課題は足元にあり、と進言もあり今回の工事に至った次第です。将来の引っ越しや事業計画も重要ですが、社員の仕事環境の整備も重要です。どうせやるならもっと早くやっておけばよかったな、と今さらながらに後悔しました。
Robinの蜘手です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
先日、経営者仲間と現預金額について議論になりました。つまり、すぐに引き出せる現預金・手元資金はいくらあるか、というかいくらあればいいのか?という内容です。そんなことを話していたら「ところで、いざっていつよ?」という話になりました。例えば子供の結婚。不慮の事故や入院。「いざ」は人それぞれ違うものですが、想定をすれば対策と気持ちの準備は進められます。とは言っても「いざ」と言う時のために、準備することなどなかなかできることではありません。
リフォームをするお客様も「いざという時のためにいくらかは残しておきたい」と言われることが多いですが、「いざっていつですか?」と聞いてはっきり答えられる方はどのくらいおられるでしょうか。ま、想定していないことが起こる、それが「いざ」なのですが…。
そんな折、先日経営者勉強会で富山県氷見市のリフォーム会社の社員と話をしました。あまり知られていませんが、氷見市は今年の正月に発生した令和6年能登半島地震の被災地で多くの家屋が損傷したり、歪んだりと大変な思いをされている方がまだまだいらっしゃる地域です。能登半島は本当に酷い状況なようで、職人として応援に行った方が「本当に酷い、何から手をつけていいかわからない」と言っていたようです。地震保険は見舞金程度しか出ませんし、自治体にも潤沢なお金はありません。行政からの支援や助成や補助を待っている人は多いようですが、例え出たとしても十分な費用にはならず、いまだに倒壊した住宅に手をつけられない、修繕できない人がおられるようです。いよいよ公費での解体も始まったと聞きました。
一方で、一時的に他へ移り住むために引っ越した人や自費でリフォームをして(聞いたらその方は職人単価が2〜3倍でした)いち早く復旧した方もおられるようです。震災や自然災害の棲家の復旧、その他、生活を整えるための費用。これがいざという時かと思った次第です。
そういえば最近「焼岳」の火山性地震の増加のニュースが目につきます。長野県と岐阜県の県境にある北アルプスの焼岳が噴火をしたとなると、レベルにもよると思いますが上高地や平湯、奥飛騨、高山市、松本市に大きな影響があるのではないでしょうか。
「いざ」という時のための準備や心構え。難しいけどしておこうかなと思う今日この頃です。
株式会社ロビン 最高経営責任者 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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