2024年1月 令和六年能登半島地震 仕事は善行
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
この原稿を書いている1月8日、飛騨高山ではやっと降雪があり朝は銀世界となっていました。今年はここまで飛騨の冬とは思えない日が続いていましたが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。Robinの蜘手です。さて今年は正月早々、驚きましたね。
1月1日16時10分。スマホから大きな警戒音(緊急地震速報)が鳴り、その数秒後にわたり長く大きな揺れがあり、家がミシミシと音を立てました。震度5弱は人生で初めての経験でした。テレビは正月特番から地震報道に変わりました。それによると石川県能登地方を震源とした最大震度7の地震があり、令和6年能登半島地震と名付けられたとの事です。
岐阜県にお住まいの方には石川県、富山県にご友人、ご親戚がおられる方も多いと思います。被災された方に心からお見舞い申し上げます。
能登半島地震ですが1月6日までに能登地方、半島沖を震源とする地震が500回を超えました。これを書いている現在は石川県の死者128人、安否不明195人ということで現在も救助や救出作業が続いており未だ被害、被災の全容は掴めていないようです。余震も続いており気を許せない状況が続いています。
ロビンスタッフの中にも地震発生当日に石川県にいた人や、親戚友人が被災地にいる人もいます。富山県氷見市にいる私の経営者仲間からはブルーシートや水の要請があったため手配をしました。
何かできることがないか、手伝えることはないか、と落ち着かない思いを持つのは私だけではないでしょう。石川県の馳知事からは個人でのボランティアは募集していないとアナウンスがありました。道路渋滞による物資の遅れ、患者の輸送の滞りなどを理由に個人のボランティアの募集は事前登録に留めているそうです。言われてみればその通り。訓練を受けていない素人が現地へ入っても足手まといになり二次災害を招く事態にもなりかねません。そこでひとまずネットで募金をしました。少しでも被災地の役に立てばと思う次第です。
さて昨年はコロナ禍から本格的に日常が戻り、各地で〇年ぶりといったイベントや祭りも開催され、海外からの旅行者(インバウンド)や国内の旅行熱も高まりました。経済が動き始めたと感じています。おかげさまで弊社は岐阜県リフォーム売上ランキングにて11年連続No.1を記録する事ができました(リフォーム産業新聞社調べ)。これも社員の励みになっています。ありがとうございました。
さて2024年はどんな1年になるでしょうか。
4月からいよいよ建設業にも労働時間規制が始まります。これまで残業代を払えば青天井だった時間外労働(残業や休日出勤)も上限が設定され、違反をすると企業は懲役、罰金を課せられることになりました。
これにより私たちのような中小住宅事業者やゼネコンで影響を受ける企業は多いと思われます。私たちもここ数年、社内の仕事環境の改善として時間外労働の管理と縮小を試みてきましたが、まったくゼロというわけにはいきません。社員側の気持ちとしても残業をしたい人はいない反面、残業代があることで生活費がプラスになっている人もいるという現実もあり悩ましさを感じています。
麻生副総理がこのような話をしている動画を見ました。
「アダムとイブが神との約束を破った(禁断の実を食べた)ことで楽園から追放され神が罰としてアダムには労働の苦しみ、イブには出産の苦しみを与えた。つまり西洋では労働は罰である。しかし日本では、天照大神が機織り小屋から出てきて神々はいかにしているかと天の岩戸を開けたところ、高天原では神々が働いていたと古事記に書いてある。つまり日本では神も労働をしている。つまり労働は善行なのだ」
仕事は罰業ではなく、善行。今一度、社員にも伝えていきたいと思う今日この頃です。
株式会社ロビン 最高経営責任者 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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