2024年10月 季節の変わり目、変化を楽しみ進化する
秋涼の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。日中はまだ暑さが残る日もありますが、朝夕は過ごしやすくなってきましたね。
季節の変わり目は服装の調整も難しく、つい先日まで半袖、短パンで過ごしていたのに、今は急に長袖を引っ張り出さなくてはいけなくなりました。飛騨高山や岐阜、名古屋を行き来する際、山々の紅葉が美しく色づく様子を楽しめるのもこの時期の醍醐味です。調べたところ、紅葉が綺麗に色づくためには、1日の最低気温が8度以下であり昼夜の温度差が大きいことが条件とのこと。衣食住足りて礼節を知る。年末になると「冬をどう越えるか」と仕事のことばかり頭をよぎりますが、季節が変化するのを楽しみたいと思う今日この頃。Robinの蜘手です。
さて、変化といえば9月下旬に行われた自民党総裁選で、石破茂氏が5回目の挑戦で初めて総裁に選ばれました。10月1日には首相指名投票が行われ、石破氏が新たな総理大臣として選出されました。その後、公明党との連立内閣を発足し、10月9日には衆院解散、15日に公示、27日投開票の選挙日程が発表されました。この選挙の結果が、石破内閣の行方を左右する重要なものとなるでしょう。
石破氏の所信表明演説では、物価高の克服や日本経済の成長、国民の安心・安全といった課題が挙げられていましたが、内容的には特に目新しいものはなく岸田前政権の方針を継承する印象でした。あの「目つき」と「話し方」はまだまだ慣れないですね(それでも随分、慣れましたが 笑)。
個人的には、現在の東京・大企業(製造業)中心から地方・中小企業(サービス業)を中心にした政策、税制への転換が求められると感じます。少子高齢化と人口減少が進む日本において、現在の経済規模が適正かとうかは別の議論として、日本国そのものの効率化が進まなければ経済が回らなくなる恐れがあります。さらに都市部に人・物・金は流入し、地方からは人が流出します。
これが止められない時流だとしたら、地方に課せられたミッションは短期的には地方活性化でも長期的には名誉の撤退です。非住居地区の特定(過疎化の先)やインフラ投資の制限など4世代程度の長い期間(100年程度)をかけて取り組んでいかなくてはならないでしょう。
例えば福島の原発事故後の封鎖地域や自然災害で被害を受けた地域の現状を見ると、地方の未来を考慮した準備が必要だと痛感します。「国は救ってくれるはず」という希望を持っていても、実際に未だ手付かずになっている現状を見聞きすると「見捨てられそうになっている」と感じざるをえません。古きよき田舎や田園風景も次第に変化をせざるをえない時期への準備をしていかなくてはいけないのではないかと思うのです。
「諸行無常」、形あるものは永遠にそれを維持できないし、命はいつか終わりを迎える。
明日は今日と同じような日になると思っていますが、今日と10年後は同じであるわけがありません。明日は今日と同じではなく何かが変化している、ということになります。その日々の変化に気づくのは難しいですが、四季の豊かなこの国に住んでいることで足元ばかりをみるのではなく、どんなに多忙であっても、時には顔をあげ季節で変化する風景を見て、自分自身の変化にも気づくことも大切だなと思った次第です。
さてRobinは秋の繁忙期に入ってきました。残念ながら退社する社員もいますが、キャリア採用(中途採用)で新しいメンバーも増えてきました。企業も「ちょうどいいバランス」がありそこに安住したい気持ちになりますが、私は「変化は進化」だと信じていますから、どんどん変化を受け入れチャレンジをしたいと思います。まだまだ寒暖の差がある日が続きます。ご自愛くださいませ。
株式会社ロビン 最高経営責任者 蜘手健介
2024年9月 用心と対策 プランBの重要性
最高経営責任者 蜘手 健介
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