2023年12月 カメムシと雪虫 外国人旅行者と今年の振り返り
「カメムシが多いから今年は雪が多い」「雪虫を見かけたからそろそろ雪が降る」
飛騨地方では11月後半からこのような会話をする機会が増えてきます。外での工事や仕事を多く抱える弊社にとって雪は降らないに越したことはありませんが、個人的には飛騨の冬らしい雪景色も嫌いではありません。しかし今年はここまで例年に比べ暖かいですね。早くスキーに行きたくてウズウズしている毎日ですがみなさま、いかがお過ごしでしょうか?ロビンの蜘手です。
今年は新型コロナウイルスが第五類感染症に分類され徐々に社会活動も以前と同様に戻ってきましたね。それに伴い外国人観光客、いわゆるインバウンドも戻ってきました。飛騨高山でも多くの外国人を見かけるようになりました。
日本政府観光局(JNTO)によれば今年10月の外国人旅行者数(推計値)は252万人で、単月比でついにコロナ禍前の2019年を上回ったようです。「日本の観光資源が魅力だから、安全かつ安く(円安)旅行ができるから」といった理由で外国人が日本に訪れるとの事ですが、世界的に人気旅行先だったロシア、ウクライナなど旧ソ連圏、またイスラエルなどが戦乱による影響で渡航できないことも遠因としてあるのでしょう。世界情勢的に旅行する人が増え続けており、安心・安全に異文化を楽しめる国を探しているようでその1つに日本があるのは日本人として嬉しいことではあります。
しかし、オーバーツーリズム(増える旅行者に受け入れ側が対応できていないこと)も課題として挙げられています。飛騨高山ではコロナ禍の前後で多くのホテルが建設・開業したもののスタッフやリネンが不足し稼働率を上げることができない、観光客が出入りする市街地のレストランが不足しており「夕食難民」が増えているなどと耳にすることがあります。私も出張した際、特に都市部のホテル代の高騰には辟易しています。「何事も程々がいい」と思う反面、この「程々が一番、難しい」と思う次第です。
閑話休題。
今年の弊社はお陰様で1年を通じ忙しくさせて頂きました。インターネットを通じてのお問い合わせ、お客様からの紹介も増えました。昨年からカンパニー制を導入し高山本店に足立社長、岐阜支店に田方社長を据え1年のならし運転を経て今年6月からさらに権限を委譲。大きな責任を持ってもらいました。社員も頑張ってくれ今期3月決算では昨対で売上も大きくなると予測しています。
しかし数字的には順調だったと見えるかもしれませんが、これで全てが喜ばしい状況だと言い切ることは難しいと感じています。ロビンは小さい地方企業でこれまではガッツと意気込みで経営してきましたが、今後、安定成長していくにあたり管理業務と体制をどう整備するのか、人材採用難時代にどのように人材採用をしていくのかなど悩ましい課題は山積しています。
また毎年のことですが工事量が少なくなる「冬対策」も充分とはいえませんし、以前名古屋支店で新築をしてくださったオーナー様のメンテナンス体制の整備、既存店舗のリニューアル、新規事業などすべきこともたくさんあります。来年も今年同様に試行錯誤を繰り返しながら理想と現実のギャップに苦しい思いをすることになりますが、1人でやっていた経営がそうではなくなったこと、既存社員の成長が見られること、人材採用難時代とはいえ真面目で一生懸命な社員が新たに入社してくれたことなど明るい話題もありました。とまあ、つらつらと書きましたが今年も社員が無事に1年を過ごしてくれ、お客様に向き合ってくれたこと、ロビンを支えてくださった皆様に感謝申し上げる次第です。
本格的な冬が到来しますね。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願い申し上げます。
株式会社ロビン 最高経営責任者 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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