(46)時代の流れ 自分の頭で考える(2025.2.17)
30代の頃、一時、カメラに凝ったことがあった。入門編としてニコン一眼レフのD7000を購入。レンズや三脚など揃え時間があれば撮影に行っていた。師匠は実弟は絵やデザインのセンスがあり構図やレタッチなどとても上手だったが私はいかんせん「下手の横好き」レベルのまま。センスねえな、と自認。
そして時代はミラーレスとなりD7000からソニーのαシリーズへ移行。さらにスマホでの撮影で十分、という時代になった。
手元にある使用していないニコンのボディやレンズ、どこかの中古カメラ屋に持ち込むかと思案していた頃、長崎の中村さんが「メルカリ」を活用していることを教えてもらった。
「なんでも売れますよ」という中村さん。そこで娘に「メルカリでカメラ売ってよ」と依頼。手早く出品をしてくれた。
すると目ぼしいものは驚くほどサクサクと売れた。どうしても売れないものは中古カメラの買取店へ持ち込んだ。結果的に想像以上の金額となった。嬉しい臨時収入だった。
メルカリを見ていると「こんなものも売れるの?」と思うような物も売れている。面白いものだと感じた次第。
コロナ禍で買い込んだガンダムのプラモデルの未作成のもの、それと新品同様の塗装セットなどがある。収集癖は自覚していないが、かなり揃っている。しかしおそらくもう作ることもない。こちらもメルカリに出展すれば売れるだろうか。
ついでに使っていない時計も売ることにした。買取店ではL I N Eで画像を送ると査定額を提示してくれるサービスをどこもやっている。そこでいくつかの店に査定依頼し、最も高い買取額を提示してくれた店へ持ち込み、めでたく売却することができた。こちらも想像以上の金額だった。
そういえばJフロントはブランド買取大手のコメ兵と合弁会社を設立し同社傘下の大丸と松坂屋などにブランド買取店を出店していくという。時計、商品の再販・転売に頭を悩ませているブランドにとっては複雑な思いだろうが、これも時代の流れなのだろう。
閑話休題。
最近、フジテレビにまつわる出来事、社風についてさまざまな意見を目にするようになった。私が20代の頃から主体的にテレビを見なくなったので、特に思うことはないのだが朝の情報番組などを医者の待合室で見ると「やっぱりテレビって面白くないな」と再認識をするのだがそれは私の意見。
そうなるとニュースは日経電子版やネットニュースなのだが自分から情報を取りにいくことで、興味があるものに偏りがちだった。
そこで最近、ポッドキャストでN H Kラジオニュースを聞くようになった。朝7時から午前0時まで1時間おきに10本以上ある。短時間おきなので内容は被ることもある。ただコメンテイターの余計なコメントもなく淡々とニュースを聞けるのは有り難い。ただ後半にスポーツニュースが入るがこれは不要。改善されればもっといいのにと思う次第。
新聞系のポッドキャストは他もあるが1日1本で昨日のまとめニュースになっている。その点、N H Kのポッドキャストは比較的リアルタイムなのも重宝している理由だ。
現在のニュースは「情報番組」になっていて「事実」と「意見」を混在させている。報道各社も理念、信念があるので「意見」が偏る、つまり「偏向報道」は致し方ないと思うところもある。
しかし近年、テレビが問題になっているのは「事実」と「意見」の両輪ではなく「都合のよい一部の事実」と「意見」になっていることだと思う。
結局のところ私には「テレビを見ない」という選択肢が残り、世の中で起きていることの「事実を知りたい」という欲求になった。
自分の頭で「何が起こっているのだ?」と考える癖、考えようとする癖はついたかもしれない。
そしてニュースで聞いたことを自社に、そして自分のことに置き換えて考える。そうすると思いもよらない発見もある。
情報を仕入れるのは大切だ。色々な意見を忌憚なく入れるのも重要だと思う。しかしその事実を自分がどう考えるか。これも大切にしてほしいと思う。

最高経営責任者 蜘手 健介
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