(34)フォーシンク社視察会 師弟関係は七世続く(2024.11.25)
11月19日、Jackグループ企業視察会で島根県出雲市のフォーシンク社に会員6名で訪れた。
島根県は人口約64万人。中核都市である出雲市、松江市の人口はそれぞれ17万人、20万人。
フォーシンク社は出雲市に本社を構え松江市にも拠点がある現在は2店舗体制のリフォーム会社。親会社はイマックス社で現在6社のグループ会社をもつ出雲市を代表する企業。フォーシンク社はそのグループ会社の1つである。
同社は加藤執行役員が出雲へ戻り立ち上げたリフォーム会社で現在は親会社イマックス社の執行役員に就いている。(現在のフォーシンク社は毛利社長)直近の売上2.7億円。3億円突破が目下の目標である。
超地域密着戦略を取っており重点エリアと最重点エリアを設定。新聞折込チラシはそれぞれ1〜3万枚だが看板、車両ラッピング、スポーツイベント主催などブランド認知の効果もあり1回あたりのレスポンス数が30〜40件と多かった。以前は外壁塗装の割合が高かったが現在は水廻りなど総合リフォームの比率も上がりつつある。視察会の後半は両店長の課題を聞いた。質問も足に地がついた内容で成長意欲の高さを感じた。
地方企業もどこも同じだが短期的に取り組むべきは現有人材の成長。実力が上がれば結果的に売上3億円、5億円と売上は大きくなっていくだろうと思う。新社屋建設なども控えており今後が楽しみだと感じた次第。加藤執行役員、毛利社長、スタッフの皆様有難うございました。
閑話休題。
私はフライトの関係で朝早く出雲入り。午前中は加藤執行役員と毛利社長に案内して頂き出雲大社へ参拝。その後、日御碕灯台(ひのみさき灯台)で海鮮丼のランチを食した。出雲大社を散策している時、加藤執行役員からイマックス社の社史を聞いた。知れば知るほど出雲市の政治、経済、暮らしを支えてきた「地方大企業」だと感じた。
人口減少期を迎えている日本、特に地方では一種専業で事業を成長させていくには限界がある。私も地方の企業経営の未来として「地域密着と複合事業」が1つの答えだと考えているが、イマックス社の現在がまさしくそれで持続可能な地方の企業体として1つのモデルだと感じた。
フォーシンク社の創設者である加藤執行役員は出雲に戻る前、7年間カスケホーム社で修行をしていた。
当時カスケホーム社はまだ規模も小さい黎明期。今回は苦楽を共にしたカスケホームの安藤社長、原田社員も参加していた。
加藤執行役員と安藤社長、この2人がとても関係性が良い。
今でも加藤執行役員は何かあると安藤社長に相談をするという。この2人の間には第3者では感じえない絆がある。
人と人の繋がりや関係性、そして因縁を「親は一世、子は二世、師弟は七世」だと考えている。つまり親や子の関係性には区切りがあるが、師弟の関係は永遠に続くという意味だ。この2人はそれがある。
何気ない会話に感じる愛と慈しみ。掛け合いはとても面白く、楽しい夜だった。そしてこの2人の関係性を羨ましく感じた。
今回、出雲での加藤執行役のキレの良さは半端なかった。
「出雲に加藤家あり」
また次回、開催されることを今から楽しみにしている。
追伸。
「〇〇の内容は全て作り話」「〇〇の研修はやらせ」と言い切る安藤社長はカッコよかった。
最高経営責任者 蜘手 健介
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