(29)仕事も投資も長期戦 諦めない者が勝つ(2024.10.21)
社員や経営者、また関わりのあるビジネスパーソンを見ていると、営業には強いが管理に弱い、管理は強いが営業は弱いと大きくこの2つに分けられる。
営業に強いが管理が弱い人は上司からすると「かわいい」を思われているが、同僚からは嫌われているというケースもある。「自分は管理が苦手」と受け入れ若いうちに管理能力を上げてしまえば強いマネージャーになるが周りからの「あいつはだらしがない」と思われていることへの耐性があるかどうか。長所進展ではなく短所克服が必要である。周りも本人も長い期間にわたり我慢が必要である。
管理に強いが数字に弱い人は「大切な最後の一言」が言えず、いわば嫌われたくないという人に多く点数だと100点はとれないが75点は毎回取るというタイプがある。
大切な場面で自分の気持ちをしっかりと伝えることができるかどうか。
例えば「2月10日までに決断しないとこの価格では難しい」という場合「あなたの決断が決める」と言っており、責任は相手にある。
「どうせなら値上げの前の価格で提供したい。2月10日までに良いご返事を頂きたい」
「私の気持ちはこうだ」と伝えており同じことを言っているのに印象はまるで違う。
この人材が営業力を伸ばす場合、ある程度の経験値と自信が必要だ。諦めずにコツコツと積み上げてゲームでいうH Pを上げてほしい。
どんなタイプであれ誰もが最初は仕事初心者である。そこから色々なことを学び、仕事を覚えていくのだが「成長したい」という点は共通しているはずだ。
では「成長するために絶対条件となるもの」は何だろうか。
話は変わるが、私は10数年前から資産形成について学んできた。有料、無料のものを含め多くの時間を割いたが資産形成というだけあり短期的な利益を求めるのではなく、長期的な運用しつつ資産を作るための原則にして王道は「長期、積立、分散」。これが結論である。
そしてそれを貫くメンタルは最も重要である。上がる時もあれば下がる時もある。一喜一憂しない(時には運用していることを忘れてしまうくらい)と決めてしまえるかどうかである。
この長期的に上がったり下がったりに一喜一憂せず、決めたら覚悟を決めて向き合う。資産形成の長期運用の基本だがこれは社員の成長にもいえる。仕事をしていればうまくいかない期間もあるし、思った通りにならないストレスもある。
しかし勝負は長期戦だ。この仕事と会社で諦めずにやり切る気持ちがあるかないかでは成長曲線は大きく変わる。
「この仕事が向いていない」の時に我慢しろ、といっているわけではない。資産形成で銘柄や商品を変えるのと同じく、方法やアプローチを変える、店舗や業種を変えてみるなど方法はいくらでもある。
仕事をするにあたり成長をしたいのであればできるだけ長く、縁のあった組織で我慢することが最も重要。資産形成も社員育成もゴールのないマラソンのようなもの。長期戦だ。焦らずに向き合う姿勢を持ってほしい。諦めなければ最後は必ず勝てる。
成長に必要な絶対条件はこの仕事を続けると強い気持ちを持つこと、諦めないこと。これが私の結論だ。
追記
会社を辞めた人材が他の会社で成果を上げている、活躍していると聞くと嬉しくく思う。逆に辞職した後、転職を何回もしている、独立したが逃げたという話も珍しくない。
組織で仕事をするのがいいか、自分で起業するのがいいかの議論はあるだろう。
私も起業した1人として思うのは多くの人にとって人生は仕事だけではないということ。仕事とは自分の人生の中の一部であり、もっと大切なことはたくさんあると思う次第である。
最高経営責任者 蜘手 健介
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