（17）スイドビ社視察と私のオススメ（2024.7.29）

先日、名古屋から新幹線で浜松へ向かう時、「近いから寝てはいかん」と思っていたにも関わらず、浜松駅を越えたところで目が覚めた。しまったと思う暇もなく、掛川駅で降車、直後に浜松駅へ向かう新幹線に乗ることができ遅刻は回避。

　今回、学んだのは浜松駅と掛川駅が近いということ。乗車時間、１０分だった。

（東海地方の人しかわからないか）

さて今回の出張の目的はJackグループ主催として今年５社目の開催である浜松市スイドビ社への企業視察会。結論を言うと気付きと刺激のある視察会だった。

　スイドビ社は創業５０年、１９７４年に法人化。水道工事業を始めた先代から子息である清水社長が引き継いだ会社である。

スイドビ社　https://suidobi.co.jp/

現在、１拠点で社員１８名、売上５．３億円。元請け９０％、下請け１０％。

浜松市は静岡県西部、遠州地方にあり総人口約７８万人の政令指定都市。製造業・工業も盛んでスズキ（自動車）、ヤマハ、ローランド、河合楽器、エフ・シー・シーなど多くの大企業が本社を置いている。そのため、税収は静岡県では１位、全国で１５位に入り、人口、経済ともに全国の県庁所在地を除けばトップにランキングされる規模である。

　清水社長曰く、その分、競合も多くGoogleマップにて調べたところ商圏内にリフォーム会社１６店、ホームセンター１２店、塗装専門店が１７社あり実際に相見積もりは５社以上あるという。

「職人会社から企業へ」へ変貌と成長を遂げるためにブランディング（社名変更）、社風作りと人材育成（新卒採用）と業績アップの３つを重点的に行ってきたが、「悪い人はいないがモラルがゼロの人がいた」という話は笑い話でまとめていたが、中小リフォーム会社「あるある」で、私も身につまされる思いで拝聴をした次第。これからの課題は明確で引き続き社員採用と教育、営業力強化。特に社員離脱にどう向き合うかだろう。競合は多いが市場は大きい。顧客との繋がりも深く、会社のテーマやイメージも統一されており、今後の成長が楽しみである。

閑話休題

　視察会の懇親会にて聞いた話。スイドビ社の清水社長が以前、私が北海道の豊富温泉の話をした後、興味を持ちすぐに訪れたのは知っていたが、実は最近２回目の訪問をしたというから驚いた。

「冬の豊富も最高でしたが、夏の豊富もこれまた最高でした。」とすっかり豊富ファンになったようで嬉しく思った。

　豊富温泉は奇跡の温泉といわれていてアトピーに悩んでいる方の駆け込み寺的な温泉になっている。アトピーでない方にもとても皮膚に優しく、コーティングされるような感覚はこれまでの温泉の価値観が変わる。

　特筆すべきなのは人の暖かさだ。稚内、豊富の人たちは本当に暖かい人が多い。清水社長も同じように感じたようだ。私もまた行きたくなった。予定を立てよう。

豊富温泉　ふれあいセンター　https://toyotomi-onsen.com/

　その話の流れで「蜘手さん、他にどこかオススメありませんか？」と聞かれた。

　オススメはたくさんあるが、好きな場所ということになると和歌山県の高野山。今でも年に１〜２回は行き、お寺に宿泊する「宿坊」をしている。

「何をするの？」ともよく聞かれるのだが内観を見つめ、心の洗濯をする時間といえばカッコよすぎるだろうか。実際にはまず奥の院に行き弘法大師（空海）にご挨拶、宿坊先へ入り体験できるなら阿字観、写経をする。精進料理を頂き風呂に入りゆっくり過ごせばあとは寝るだけ。

最近は外国人の旅行プランに入っていることが多く、宿坊の費用も値上がりも激しいが探せば１万円台で泊まらせてくれるところもある。

宿坊を受け付けているのは５０寺院以上あるから迷うのもまた楽しい。

オススメは光明院。私が宿坊した時は護摩業を見学させてくれた。（要確認してください。）