（16）ニュース3本（2024.7.22）

「東京都知事選の得票確定　小池氏291万票、石丸氏165万票」（日経７月４日）

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL081VV0Y4A700C2000000/

　日本の情報は東京９割、大企業９割。よって地方に身を置いていても東京都知事選は目にすることが多いが、私も石丸氏について注目をしていた。

　東京は国の地方交付金を必要としないどころか世界と戦う日本有数の企業が本社所在する「金満都市」。中小企業の多くも補助金、助成金など大なり小なりのメリットを享受している。そのため都民からすると危機感、改革などというフレーズはどこか遠い世界の話で結果的に「現状を変えない保守思想」が根強くある街でもある。

　そのような意味で地方から飛んできた石丸氏にどこまで票が集まるか関心があったが結果的に165万票は負けたとしても最大限の健闘をしたのではないかと思う。

　マスコミ対応、メディア露出、石丸構文など選挙後は物議を醸すことも多いが、それだけ各方面から「警戒」されているという証拠。どうか消費されることなく、政治家として国政に出て、日本を根底から変えてほしいと思う。このままいけばヤバいのは成功者が集まる東京ではなく、東京や大企業に依存している地方、つまり日本である。

「新幹線　浜松―名古屋　終日運転取りやめ　脱線車両の運び出し終了」（NHK７月２２日）

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240722/k10014518881000.html

　この翌日、東京までの移動があり作業が終了しなかった場合、つまり名古屋―浜松間の新幹線を利用しない場合の代替え案を検討したが、羽田便の空路は秒で満席になり、JRも満杯で改札まで辿り着けないほどの列だという。レンタカーや車で浜松駅まで行き、駐車して新幹線に乗る方法もあったが同じことを考える人の数を思うとスムーズにいくとは考えにくく、結局、クライアントとの予定を再調整するほかない、という結論を出した。

　当日の朝には処理作業を完了させ新幹線も始発から通常運行だったので代替え案は杞憂で終わったが「まさかの事態」は突然あるものだなと感じた次第。

　JRの発表によると上下３２８本、２５万人に影響が出たという。このような事故はないにこしたことはないが、暑い中、必死の作業（おそらくのんびりではあるまい）で復旧に尽力した人たちには頭が下がる。

バイデン氏、米大統領選から撤退「党と国家にとって最善の利益」ハリス副大統領が出馬表明

https://www.yomiuri.co.jp/world/uspresident/20240722-OYT1T50043/（読売オンライン７月２２日）

　順当といえば順当だがさてどうなることやら。

そういえば先日マレーシアへ行った際、現地の方に「なぜ日本は米国の情報ばかりを得ようとするのか」と聞かれた。マレーシアは７割はイスラム教、残りは中華系、その他だからどちらかといえば反米国のニュースが多いという。（彼らにとってはそれが公平なニュース）

　イスラエルとパレスチナの問題も、米国が支援しているイスラエルが悪いという立場で、KL ではイスラエル資本の店舗ボイコットが実施されていた。例えばスターバックスがそうで、他の店には多くの客で賑わっているのに対し、スタバはガラガラ。お国柄の違いを感じた出来事だった。

ハマス“ハニーヤ最高幹部　イスラエルの攻撃で殺害”

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240731/k10014530911000.html（NHK７月３１日追記）

第３次世界大戦にならなきゃいいが。