(14)マレーシア KLにて(2024.7.8)
梅雨明けが待ち遠しい季節になった。名古屋では38度、高山でも連日30度を超えている。今年の夏は暑くなりそうだ。
さて一足早めの夏休みということで、6月後半にマレーシア、クアラルンプール(以下、KL)へ行った。
現地で会社経営をしている友人を訪ねる事を口実に、好奇心とリフレッシュを兼ねての短い旅だったが、新しい発見あり、トラブルあり?と充実した時間だった。
マレーシアはイスラム教を国教と定めており国民の約6割がイスラム教徒(ムスリム)の国だ。現地ガイドの方に依頼しKL市内、国立モスク、イスラム美術館、ピンクモスクに立ち寄ってもらい、色鮮やかなマレーシアのイスラム文化に触れた。国立モスクではガイドブックを販売している売店があったのだが、そこでコーランの日本語解説版を無料で頂いた。
「え、いいんですか?」と聞くと
「ええ、イスラム教に興味を持って頂きたくて。1回目は難解ですが2回目からは深く理解できますよ」
コーランは翻訳が禁じられているようであくまで日本語解説版なのだが、本の厚みは単行本6冊分くらいあり、簡単には読めそうにない。しかし大変貴重なものを頂いたと喜んだ次第。
KLの気候では昼は30度を超えるが午後や夕方に「打ち水」のような雨がよく降り夕方から夜は過ごしやすくなった。近年の異常気象のせいか雨季も乾季もあまり変わらないそうで一年中、同じような気候だという。
物価は安い。500mlのペットボトルの水が1RM、日本円で33円(当時レート)からあった。輸入品は日本とあまり変わらないが、マレーシア国産品は総じてどの値札を見ても安いと感じた。
観光客は中国人を多く見かけた、というか多かった。日本人は少ない印象。
さてトラブルだが、実は滞在期間中の半分はホテルで寝込む羽目になった。理由は「水」。
行く前にマレーシアの水には気をつけろと散々、聞かされていた。しかしサラダ、果物、ローカル料理を避けることはできず、3日目の朝から腹が不調。発熱も伴ってダウン。最終日までくたばってしまった。
寝込んでいる時に知ったのだが、実はKLで販売されているペットボトルの水は「白キャップ」と「青キャップ」があり「青キャップ」はミネラルウォーターでいわゆる天然水、「白キャップ」は水道水を煮沸、蒸留したタップウォーター(ドリンキングウォーター)でした。
このドリンキングウォーターの方が安価で私も現地でそちらの水ばかり飲んでいた。
今思えば「生水じゃなきゃ大丈夫だろ」とたかをくくり飲んでいたペットボトルの水が不調の原因だったという気がする。
土地や集団に馴染めないことを「水が合わない」という表現を使いうが、まさに今回のマレーシアはそれだった、という感想だ。(日本へ帰ってきたら体調は戻りました。日本の水と食べ物は世界一です)
さて現地の友人ですがコロナ禍で撤収した事業もあり色々と困難だったようで人生色々だなと感じた。日本も色々と大変な時期。しかし世界のどこへ行ってもやることは同じ。与えられた環境で最大のパフォーマンスを出すこと、そして今をしっかりと生きることだと思った。
マレーシアは国民も若く、特にKLは世界から色々な人種の人が集まっている活気ある街。体力と健康に自信がある若いうちに行っておいた方がいい。私はこれで最後だと思う。ごめん、マレーシア(笑)。
今回はマイル、ポイント利用宿泊と低予算の旅だったが別の意味で忘れ難い旅だった。
最高経営責任者 蜘手 健介
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