(12)Robin会社説明会で話していること(2024 .6.24)
衣食住足りて礼節を知る。
「人は生活に余裕ができて、初めて礼儀や節度をわきまえられるようになる」ということだ。 つまり、衣服と食物は生活をする上での根本であるから、それらが満たされることによって心にもゆとりができ、礼儀を知ることができる、という言葉である。
衣食住の1つ、家、住宅、マイホームは多くの人にとって生活、暮らしの拠点で人生の拠点である。私たちは家はその人の人生そのものだと考えている。
世の中に「重い仕事、重くない仕事」があるとしたら住宅産業、特に新築やリフォームは「重い仕事」に属されると思う。
顧客からの期待、職人や会社からの要求、その強さに押しつぶされそうになることもある。逆にいえばそのプレッシャーが自分のレベルを引き上げて、大きなやりがいに繋がる。慣れるまでは大変なことも多いが、重圧を楽しめるようになればこんなに楽しい仕事はない。
仕事とは哲学そのもの。私たちは顧客中心主義という考え方を基板にしている。
使い古された言葉だが「お客様が喜んでくれた」ことに何度救われたことか。そう思っている社員は多いと思う、というかほぼ全員ではないだろうか。
重責だがそれに見合う心の報酬も大きい、それが私たちの仕事である。
最近は「夢ハラスメント」略して「夢ハラ」なるものがあるらしい。夢を聞くことで、夢がない、バカにされたなど自尊心を傷つけられるのだという。
仕事をする環境も以前とは大きく変わった。
昔のように情報が少なく単一方向にしか得られない時代は選択するということは「覚悟を決める」必要があった。しかし現代のように情報に溢れ双方向で得られる時代の選択は「とりあえず」で決めることができるようになった。
私が若い時は「夢を持ちなさい」と育てられた。時代は違うが、今は夢を持つことすら億劫になる時代になったのかもしれない。
そもそも、学生の君たちに「こんな仕事がしたい」「こんなことをやりたい」と夢を持ちなさいというのは難しいのだと思う。何の社会経験がない人に自分に向いていることを見つけるのも簡単ではない。そう考えると、学生時代にやりたいこと、自分の夢を無理やり作る必要はない。実をいうと、大の大人でも自分の夢、目的に向かって生きている人なんかごく僅か。多くの人は惰性とマンネリを感じて生活している。
もし就職しても自分に合わなかったら仕事、会社を変えればいい。そんな風に考えている学生も少なくないのではないか。
やりたいことがない、夢を持つのが難しい。それを私は否定しない。
もちろんどんな自分になりたいかを明確に持っていればそれはそれで素晴らしい。しかし誤解を恐れに言えば自分自身がどんな人生を歩むか、それは「今日、何をしたか」で決まる。ナビを設定したがアクセルが壊れている自動車に乗っていればいつまで経っても目的に付くことはない。例え行き先がわからなくてもアクセルをしっかり踏んで自走する。そのうち自分が行ってみたい目的地や夢が拡がるのである。若いうちはそのような仕事観でいい。
最後に私たちの事業は優秀で切れ者の人材であればそれはそれで嬉しいが、ゆっくりでいいから歩みを止めることなく持続性を持って仕事ができる人材を求めている。その上で2つ。
まず向上心を持った人。仕事をしながら資格や検定、スキル、研修、目標達成など取り組むことも多くある。現状に満足せず自分自身を高めたい、そんな人がいい。
2つ目はちゃんとした人。身だしなみ、片付け、言葉使い、時間厳守など自分自身にちゃんとした人がいい。学生時代である現在はそうではなくてもいい。仕事をし始めたらそのような人材を目指すことになるは覚えておいてほしい。
私たちは住宅、不動産という仕事を通じて多くの人の人生に関わっていくことで私たちの社格を高めそれぞれの人格を高めたい。そして仕事を達成したときの幸福感と顧客の人生が好転すればきっかけになれば、社会も豊かで素晴らしいものになるだろう。
一緒に仕事ができる人材を探しています。最終選考会には蜘手も参加します。ぜひお会いしましょう
最高経営責任者 蜘手 健介
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