CEO's mail:12.09
残暑お見舞い申し上げます。五輪が終わり、甲子園も終わり季節はいよいよ9月。夏の余韻に浸る 暇もないくらい暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか? Robin の蜘手です。 夏のイベントといえば海や山ですが、私は念願であった「大曲の花火大会」へ行ってきました。本 当は昨年に行く予定だったのですがチケットや宿泊先の手配などが遅れ、また震災後ということで所 用も重なり断念した経緯があり、今年は1年前から秋田の友人にお願いをしていました。抽選で「桟 敷席」という有料の席を確保して頂きました。こんな時、全国に友人がいることに感謝しますね。 「うちの家族、そしてカミさんのご両親も一緒に行こう」と計画をしたのですが調べてみると「4 万人の規模の街に70万人が集まる!」「100m 進むのに15分以上かかる!」「混雑で倒れる人も出 る!」などという「大混雑!」の情報ばかり。「とりあえず今年はオレだけで行ってきます、、、」と張 り切って行ってきました。(友人と2人の男旅でした、、、) 秋田県大仙市大曲。「大曲全国花火競技大会」。日本に数ある花火大会の中で規模、権威ともに日本 一の大会であり花火師にとっては文字通り全国最高峰の舞台です。桟敷席といって有料席の入手は抽 選であり年々その入手が困難になるというお化けイベントでした。 盛岡経由で電車に揺られること2時間。大曲駅から会場まで約2km。祭りのような賑わいの商店街 を歩きました。河川敷の会場に到着。驚いたのはやはり設営の規模の大きさ。会場である雄物川の河 川敷には幅150m、長さ1km 桟敷席には21000席。続々と人が集まります。70万人が魅了され る花火大会とはどんなものなのだろうかと考えつつ花火開始の時間を迎えました。1万8000発の 国内最高峰の花火ショーが始まりです。それぞれの花火師が芯入割物(課題玉)と割物(自由玉)を 打ち上げ合計点を競います。競技の合間に大会提供の大型花火が壮大に打ち上がりました。あんなに 大きく雄大な花火を見たのは初めて!今回の花火は写真撮影が目的であったが我を忘れました。本当 に素晴らしい花火であった。 しかし「果たしてこの花火の素晴らしさだけが交通の便の決してよくない大曲に70万人が集まる 要因だろうか?」という疑問も。確かに花火は素晴らしい。日本一。花火が満を持して打ち上げる一 発勝負。その心意気も素晴らしい。しかしそれだけで人々は熱狂し毎年訪れる方(リピート)が集ま るのだろうか。(帰りは本当にしんどかったです。)しかし私のしっくりこないそんな気持ちも抱きつ つ花火競技会は10号玉が30連発のフィナーレを迎えました。「あー花火が終わったなー」。 そうしたら70万人の観客は総立ちになりました。本当のフィナーレ。観客70万人がライトや光 物、そして大きく手を降りました。「ありがとう!」と対岸の花火師に向かってどこからともなく声が 聞こえます。スタンディングオベーション。すると対岸でこれまで花火を上げていた花火師が一斉に ライトを降り始めました。聞こえないが花火師の気持ちが伝わってきます。私も大きなで「ありがと う!」。花火を通じて観客と花火師の心が1つになった瞬間でした。「真実の瞬間」。年に1回の晴れ舞 台。全国最高峰の花火。緊張の日。達成感と満足感。私たちはその真剣勝負を感じて今日という日に 感謝をしました。素晴らしい花火。人間らしさとその誇り。大曲の花火の本当の魅力とは「花火師と 70万人の観客の真剣勝負」のではないだろうか、そう思えてくる瞬間でした。 さてまた来年も「花火師との真剣勝負」に訪れたいと思います。今度はもう少し用意を周到にして 無理のないスケジュールで行けたならと思います。「一瞬にかける真剣勝負」。たくさんのことを学ん だ秋田の旅でした。まだまだ暑い日が続きます。どうぞ皆さま、ご自愛くださいませ。
最高経営責任者 蜘手 健介
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