CEO's mail:10.08
残暑お見舞い申し上げます。しかし今年の夏は暑いですね。私どもRobinは張り切って毎日を過ごしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
Robinの蜘手です。
太平洋戦争終結から65年が経ちました。私にとって終戦記念日である8月15日、この日になると戦争とは何なのだ?ということ、また今の日本国が平和であることに感謝をし、人間として忘れてはいけないことを思い出させてくれる日となっています。
先日、大学の同窓会報が届きました。その中に65歳退職する教授(私も講義を受けていた)のコラムがありましたのでそれの一部を紹介します。
「広い目でみれば我々の世代は親の世代に比べて戦争や兵役がなかったことが幸運でした。親の法事に叔父が集まれば「北支でしたか、南支でしたか?」といった言葉でいつも会話が始まったものです。叔父たちの青春には戦争しかありませんでした。また一方で樋口一葉や宮沢賢治たちが生きた明治期に書かれた書物にはコレラやペストが流行した話も出てきます。戦後という私たちの時代は戦争も伝染病も遠ざかり平和を享受できました。このような環境で教育と研究できました。」
私の戦争に関する直接の話は祖母でしかありませんがすでに他界しております。39歳の私にとって戦争はもはや書物やメディアの世界になっておりそれら通してのイメージと伝聞でしか思いはせることができません。この時期になれば、「なぜあのような戦争が起こってしまったのか?」という話題も出ますが、もはや選択支のひとつとして選らざるをえなかったのではないかというのが一般的なようですし私もそう思います。当時はそのような空気だったのでしょう。
この「空気を読む議論」は後年にならないと評価できない難しさがあります。例えばこの国の経済が破綻してしまった時に「なぜあの時に国民は未熟な民主党を選んだのか」という問いと同じです。ヒトラー時代のドイツもそう。「何かに対する期待感」はその当時のさなかでないとわからないものがあるのではないか、と思います。いずれにせよ、現実として歴史として、また物語として忘れてはいけないことであり、後人に伝える義務が私たちにあるのだということを改めて認識します。
負けて焼け野原になった日本はたくましく今日まで復興し世界の先進国として現在があります。近隣諸国とも色々ありますが現在、平和であることを思うと例えばもし日本が戦勝国だったらどうなっていたか?と考えてしまいます。果たして緑広がり自由で平和な今の日本と同じになっているでしょうか。 日本が戦争に勝っていたら、、、という発想はこれは想像の域でしかありませんが、日本は世界で有数の軍国家になり軍閥国になっていたのではないかと思います。政治も軍に影響力が強く残り国民の多くは兵役の経験をさせられ、徴兵制も残っているでしょう。常に戦争と隣合わせ、軍事大国になっているかもしれません。また第3次世界大戦もあった可能性は否定できません。国際テロのターゲットになっていたかもしれません。実は過去の歴史を見ると戦争は勝つことと平和とは決して同義ではないのだと思います。やはり先人たちは大変な時代を生き抜いてきたのだ、と思い返しました。
私たちも今、悩み、問題、不安などを抱えて生きています。先人たちのことを思えば、少し気持ちも軽くなります。また平和である上にお陰様で今、私たちはこうやって自由な意見を自由な観点でブログなどの個人ソースを通して意見を述べることができる時代に生きています。
次の世代に伝えることも私たちの義務であり、また先人たちへの感謝の心を忘れず、不戦の誓いを胸にこの平和が一日でも長く続くことを日本国民の一人として願うばかりです。
最高経営責任者 蜘手 健介
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