(48)YouTubeとYouTuberと(2025.3.3)
2月、Jackグループ企業視察会として京都のみやこリフォーム社へ訪れた。
参加者は約30名。社屋に入りきれない程の参加者が集まり注目の高さを感じた。
集まった方の興味、関心の高さの理由は同社小川社長が手がけているYouTubeだ。登録者数2万人、集客はH PのS E O検索と相まって発生しており2.2億円の売り上げを作っている。
視察前半は社屋にて多能工育成の取り組みを聞き、後半はセミナー形式のプレゼンを聞いた。小川社長も過去にM B Aを取得しI T企業での経験が活きていると言っていたが内容はとても論理的で説得力もありとても面白い内容だった。
例えば現在のみやこリフォーム社の集客費はゼロ。むしろ動画配信収入と友人知人とのコラボ収入などありプラス。つまり広告宣伝費はマイナスである。
その分、社員の分配も多くすることができるということだった。
話を聴きながら「今どきのビジネスモデルだなあ」と新鮮な思いがした。
また小川社長は新人教育用のコンテンツとして教材やオンライン講座を開発、販売も始めた。テスト的に弊社Robinの新人にも受講させているが、評判は上々である。
「今後、このYouTube集客の流れは加速する」
私にはチラシとネットでの集客の成功体験がまだどっぷりとある。新しい時代の集客を受け入れる準備はまだできていない。そう感じたが大きなヒントを頂いた視察だった。
さて小川社長は39歳でリフォーム事業は5年目だそうだ。
「悪口を書かれると気にしないつもりでもやはり気になる」と言っていた。
私は起業して25年目に突入するが、立ち上げ期に今の時代のようなS N Sやグーグル口コミなどがあったらどうなっていただろうか。若さと勢いだけで仕事をしていた時期もある。顧客満足より会社業績、社員育成を優先させていた時期もある。
採用も難しい時代になった。新卒一括採用ができた時期に新卒採用をしていたことは良かったと思う。経営とは時代の流れに争う(あらがう)ことはできるのか?資本力がなければ時代に乗るしかない。
閑話休題。
YouTubeといえば、兵庫県知事のパワハラ問題に端を発した知事失職、百条委員会設置、情報漏洩、知事選挙、前知事再選、関係者の自死など連日、関連した動画がアップされていて、関係動画を目にする機会も少なくなかった。
県外に住む者としたら全く関係のない他県の話なので真相や真実などはどうでもいいのだが当の兵庫県の方はどう思っているのだろうか、という点に興味を持った。
実際に機会ある時に兵庫県の方に聞いてみると
「いやー、お恥ずかしい限りです」
「そもそも知事に問題がある」
「そんなに全国的なニュースなのですか?」などこれも色々な意見、感想があった。
さて私見である。真実の一つは「再生回数が伸びれば収益になる」である。
混乱期にはゴシップがつきものだが事実がどうであれば「バズること」が彼らの旨み。今回の件はYouTuberからしたら格好のエサで「兵庫県はおもちゃにされている」になっているという意見はあながち間違いではない。
特に政治経済に興味がある人は「テレビを信用できない」がムーブメントになっている。多くの情報から正しいものを選択する、がスタイルなのも加速した一因だろう。
もう一つの真実は市議会議員や県議会議員は「プロは非常の少ない」である。特に地方では農家や自営業を営んでいる人が先生であるケースは珍しくなく何かしらの副業で議員もやっている人も多い。当然、ディベートや議論などの訓練も受けていないので言い間違いや流れ上の発言などもある。知っている顔ばかりなら感情的に押さえつけることもある。しかし今は全てが記録され切り取られる。「議員は税金で暮らしている」立場もあり面白ろ可笑しく発信されてしまう。
以前、広島県の安芸高田市の市長だった石丸氏と市議会の様子を見たことがあるが、市議会議員の方たちを見て「おじいちゃん、おばあちゃんをあまりイジメなくてもいいのに」と思ったこともある。
しかし立花孝志氏は強い。頭もいいし、話も上手い。そしてパワフル。今、日本で敵に回すと厄介な人物な1人。これも一つの真実。

最高経営責任者 蜘手 健介
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