2024年2月 雪のない飛騨と春とステレオタイプ
余寒の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、1月に飛騨高山へ旅行で訪れたという方と話す機会がありました。
その方曰く「雪に覆われた古い街並みを期待していた」とのことでしたが、まったく雪がなく残念だったという話。
今年はここまで一時的な降雪、不安定な天候はあるものの暖かい冬になっています。
早咲きで有名な静岡県伊豆の河津桜も1週間早く咲き始めたようですね。私は2月末に河津近くまで行く予定があります。ぜひ桜を見たいと思っているのですが。Robinの蜘手です。
早咲きとはいえ桜のニュースを耳にすると「春」の香りと足音を感じます。春は新年度、新学期、新しいことを始めるには相応しい季節。色々な節目です。
弊社で「新しいこと」といえば昨年は「ロビンハウス」という新築事業を始めました。
新築自体は2006年頃から2016年頃までは積極的に展開していましたが最近はどちらかといえば消極的なプロモーションでの受注に留まっていました。しかし岐阜県でのブランド認知も上がってきたこともあり、企業成長の柱とすべく新装開店しキックオフをしたのが昨年4月。
遅々ながらモデルハウス建築や分譲計画など着々と進んでおり1年間の受注目標もなんとかクリア。今年も大きな受注目標ではありませんが着実に実績を積み上げていきたいと思います。
今年の「新しいこと」でいえば2月10日、大垣店ショールームを「サウナ&リフォーム」ショールームへとリニューアルオープンをしました。
これは縁あってサウナヒーターメーカーであるフィンランドのハルビア社と岐阜県の正規代理店契約をしたことがきっかけですが、新たなニーズ開拓も目的の1つです。
おかげさまでオープンイベントは盛況でした。
庭にサウナを設置したかった、部屋の1つをサウナルームにしたい、事務所にサウナを設置したい、サウナ好きだったが足が悪くなりサウナへ出かけられなくなったから家に作りたい、などたくさんの反響や来店がありました。自宅時間をもっと楽しんでほしい、サウナをもっと身近に感じてほしいという思いを新たにしました。
また、来店されたことをきっかけにロビンを知った方も多く今後の展開が楽しみになりました。
さて「新しいこと」や「これまでやったことがないこと」を始めるのはワクワクしますが、しかし少しの勇気も必要です。
私も以前は「新しいこと」をする前に多くの人の意見を聞いていました。
参考になったこともありますが、先入観や思い込みからネガティブなアドバイスをいただくこともありました。
やりたいことをやってダメなら撤収、良ければ再投資すればいい話なのですが、事業規模が小さい時は気持ちの余裕もなく、自分の意見に意固地になってしまうこともありました。しかし最近はまずステレオタイプを受け入れ、自分なりにしっかりとした考えを持つようにしています。
「ステレオタイプ」とは多くの人や社会全体に浸透している固定概念や思い込み、また先入観のこと。語源は音楽サウンドのステレオではなく、昔の活字印刷のために使われていたステロ版(鉄板)で、ステロ版で印刷すると型を抜いて作ったかのように似たものができることから今の「ステレオタイプ」という言葉になりました。
人口が減っているから新築はダメだ、サウナはブームだけど自宅に設置する人などいない、社員を多く採用するとコストが膨らんで経営が苦しくなる、という通説もステレオタイプ。
「間隙を縫う(かんげきをぬう)」という言葉があります。
広く認識されていることにはもちろん事実、真実もありますが「何か面白いことはないか」と思案思考を繰り返し「間隙」を見つけて、機会を作っていくことは経営者の仕事であり醍醐味です。
「現状維持とは停滞。平凡とは行き止まり」と幹部社員にはいつも伝えていますが、これからも新しいことにチャレンジしたいと思っています。
ところで最近の国会中継を見ると、ネズミ対リスのような小動物の喧嘩を見ているようです。
今更、政治家に人格大きく立派であってほしいと期待するつもりはありませんがそれでも国民生活を憂い、国家百年の計を示してほしいものです。
株式会社ロビン 最高経営責任者 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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