キッチンにペンダントライトを設置すると失敗する？10つの例と対処法

キッチンにペンダントライトを設置しようと考えており、設置に失敗しないか不安な方も多いのではないでしょうか。

設置が難しそうなペンダントライトですが、ペンダントライトの特徴や選ぶポイントを押さえれば、理想のキッチン照明の実現が可能です。

この記事では、実際の失敗例を10つ紹介するとともにその対処法を解説します。

ペンダントライトのメリットや設置の成功事例、ペンダントライトの人気ランキングもあわせて紹介します。

ペンダントライト選びで失敗しないよう、この記事を読んで失敗例と成功例を参考にしてみてください。

キッチンにペンダントライトをつけると後悔する？10つの失敗例と対処法

おしゃれな見た目が目を引くペンダントライトは人気が高く、新しく家を建てる際に設置を検討する人は多くいます。

しかし、それと同時に、設置の際や設置が完了してから失敗に気づき後悔する人が多いのも事実です。

はじめに、キッチンにペンダントライトをつける際の失敗例を紹介していきます。

失敗例とあわせて対処法も説明するため、これから設置を検討している人やペンダントライトの失敗に対処したい人は参考にしてみてください。

設置の際に気づく失敗例

住宅を建てるタイミングで、どのような照明をつけるか考え始める人も多いでしょう。

新築の場合は自由度が高く、好きなペンダントライトを希望の設置場所につけられる可能性が高いものです。

しかし、検討のタイミングや選んだペンダントライトによっては、設置しようとしてから後悔してしまうこともあります。

そもそも取り付けられない

選んだペンダントライトが、取付用配線器具の耐荷重以上だったり、配線器具の形状に対応していなかったりすると、そもそも取り付けができません。

ペンダントライトを取り付ける際には、「引っ掛けシーリング」という配線器具に取り付ける必要があります。

引っ掛けシーリングには耐荷重があるため、それ以上の重さのライトは設置できません。

また、引っ掛けシーリングは「丸型」や「角型」など種類があり、それに対応していないライトは使用できないので注意しましょう。

デザインが部屋に合わない

ペンダントライトが部屋の雰囲気に合わないことは、後悔する理由のひとつです。

ペンダントライトはデザイン性が高く、部屋をおしゃれにする目的で設置したいという人も多くいます。

しかし、部屋のテイストと異なるデザインのペンダントライトを選ぶと、照明だけが浮いてしまう可能性もあります。

ペンダントライトを選ぶ際は、ナチュラルテイストやブルックリンスタイルなど、部屋のテイストにあったものを選びましょう。

キッチンカウンターの上から位置がずれる

ペンダントライトを設置する際に、設置位置が真上からずれてしまうことがあります。

キッチンカウンターに並べて設置したくても、配線器具の場所やペンダントライトの直径サイズがあっていないとうまく設置できません。

ペンダントライトをどのように並べるかを決めてから、間取りを決めていくといいでしょう。

ライト同士の間隔が狭い

配線器具の間隔が狭いことで、ペンダントライトの設置がうまくいかないケースがあります。

設置したいペンダントライトの直径と、引っ掛けシーリングの間隔があっていないと、極端にライト同士が近くなってしまう可能性があります。

すでに配線器具の設置位置が決まっており、ライト同士の間隔が狭い場合は、小ぶりなライトを使用して間隔を広く取れるようにしましょう。

また、「ダクトレール」という設置位置の融通が利く器具を取り付ければ、自由にライトの位置を変えられます。

設置後、使用した後に気づく失敗例

住宅は、完成してみないと分からないことが多くあります。

施工が完了し、いざキッチンを使用したら気づく失敗は少なくありません。

キッチンを快適に使っていくためにも、設置後の失敗にどのように対処していけばいいかをチェックしてみましょう。

ペンダントライトが眩しい

ペンダントライトは、その名の通り天井から吊り下げて設置する照明です。

そのため、照明と自分の目線が近くなり、眩しく感じてしまうケースがあります。

コードの長さが調整可能なライトであれば、後から長さを調整できます。

調節できないタイプでも、「コードリール」などアイテムを使って工夫することで長さの調節が可能です。

コードが長く手元が暗い

 

ペンダントライトの形状特性として、光の照射範囲が狭くなる傾向にあります。

そのため、部屋全体に光を行きわたらせることができず、暗いと感じる可能性があります。

使用するキッチンの広さにあわせて、ペンダントライトの個数や電球の明るさを選びましょう。

ライトの色味が部屋の雰囲気に合わない

ライトには色味の違いがあり、家庭でのそれぞれのシーンに適した色があります。

キッチンで料理するシーンにそぐわない色味だと、使い心地が悪かったり、違和感が出たりする可能性があります。

キッチンで使用する際は、食材の色が見やすいように白色の電球を利用することがおすすめです。

設置後、しばらくして気づく失敗例

ペンダントライトを使ってしばらく生活していると気になってくるポイントもあります。

設置してすぐには気づけなかった失敗例はいい参考例になります。

これからペンダントライトの設置を考えている人は、チェックしておきましょう。

邪魔になる

背の高い人などは、ペンダントライトが邪魔に感じるケースが多くあります。

一般的に、作業台からライトの距離が700mm〜800mm程度になる高さがちょうどいいと言われています。

平均的な身長の人や背の低い人は、目安の高さに合わせて設置すると、邪魔にならないでしょう。

身長が高い場合は、一般的な高さから少し調節してみると、邪魔な感じを軽減させられます。

模様替えがしにくい

ペンダントライトの設置方法によっては、設置場所を変えるのが難しいケースがあります。

キッチンやテーブルなどに合わせてペンダントライトを設置した場合、家具やレイアウトを変えるのに合わせて照明の位置も変更する必要が出てきます。

「ペンダントライトコードハンガー」といった器具を使えば、場所の移動や高さ調節が可能です。

模様替えをよくする人は、アイテムを利用してライトの位置を変えるのもひとつの手段と言えます。

定期的に掃除が必要になる

ペンダントライトは、シェード部分にホコリが溜まりやすいというデメリットがあります。

さらに、天井より低いところにライトがある分、ホコリがなおさら目立ってしまいがちです。

ペンダントライトを使いたい人は、こまめに掃除することを心がけてみましょう。

ペンダントライトの特徴や活用するメリット

ペンダントライトの失敗例とその対処法を紹介してきました。

しかし、計画的に設置を検討すれば、ペンダントライトを上手く活用できます。

ペンダントライトの大きな特徴は、陰影のある立体的なライティングと言えるでしょう。

部屋全体ではなく一点を照らすライトであるため、部屋の雰囲気を演出するのに向いています。

ペンダントライトの特徴を理解することで、うまく活用できるようになるでしょう。

ここからは、ペンダントライトの特徴やメリットを紹介します。

シーリングライトとの違い

部屋の照明として一般的に使われる照明を、シーリングライトと言います。

天井に直接取り付ける種類で、部屋全体を広く明るくしてくれる照明です。

それに対して、ペンダントライトは天井からつるして取り付ける種類の照明です。

シーリングライトとは逆に、一点を照らすことを得意とします。

ペンダントライトを活用するメリット

ペンダントライトは、作業中に手元を照らしたいシーンなどに向いています。

一点を照らすことにより陰影が出て、キッチンをより華やかに見せてくれる効果も期待できるでしょう。

さらに、ペンダントライトにはさまざまなデザインの製品があります。

キッチンの雰囲気にぴったりのライトを選べば、よりキッチンがおしゃれになります。

キッチンにペンダントライトを設置し成功した実例3選

部屋に合わせてうまく工夫すれば、ペンダントライトを有効に活用できるでしょう。

ここからは、キッチンにペンダントライトを設置して成功した事例を見ていきます。

ペンダントライトの設置を成功させるために、成功事例を見て参考にしてみてください。

キッチンでの作業性は損なわず、見通しを良くした事例

キッチンは毎日ごはんを作る大事な作業場所です。

ペンダントライトを設置したことによって、料理の作業性を損ないたくないと考える人も多いのではないでしょうか。

キッチンの作業性を損なわずに、ペンダントライトの設置に成功した例を紹介します。

キッチンの 配置換えで自分好みのLDKに！ 岐阜県大垣市

広すぎて使い勝手の悪さを感じていた壁付けのL字型キッチンを、ペニンシュラタイプの対面キッチンにリフォームしました。

また、天板の広いシステムキッチンを選ぶことで見通しがよく、ペンダントライトを設置しても作業性がいいキッチンに仕上がっています。

以下で、施工事例を詳しく紹介しています。

参考：R.072　キッチンの 配置換えで自分好みのLDKに！　岐阜県大垣市

おしゃれで機能性が高いキッチンを実現した事例

ペンダントライトを設置するなら、おしゃれさを存分に活かしたいものです。

おしゃれでありながら機能性が高いキッチンを実現できた事例を紹介していきます。

広々空間の鉄骨造、2世帯リフォーム　岐阜県羽島市

スペースにゆとりのある1階に世帯ごとのLDKを設け、使いやすい動線に仕上がっています。

カウンターキッチンのような形をしていますが、カウンター部分には壁がないため、広々とした見た目です。

天井から大胆にペンダントライトを下げることで、満足いくデザインのキッチンになりました。

▼以下で、施工事例を詳しく紹介しています。

参考：R.066　広々空間の鉄骨造、2世帯リフォーム　岐阜県羽島市

アイランドキッチン中心の快適動線LDK　岐阜県岐阜市

リフォームをきっかけに、リビングとダイニングキッチンを隔てるものを取り除き、理想のアイランドキッチンを実現した事例です。

アイランドキッチンにカウンター部分を設け、その上には手元を照らすペンダントライトを設置しています。

アイランドキッチンを中心とした動線にしたことで、カウンターでの家族の食事を楽しんでいます。

▼以下で、施工事例を詳しく紹介しています。

参考：R.063　アイランドキッチン中心の快適動線LDK　岐阜県岐阜市

キッチンのペンダントライトを選ぶポイントや人気ランキング

ペンダントライトを取り付けて理想のキッチンにしたいとき、どんなライトを選ぶといいのでしょうか？

家のキッチンに馴染むペンダントライトを選ぶポイントをお伝えしていきます。

ペンダントライトの人気ランキングもあわせて紹介するので、照明選びの参考にしてみてください。

キッチンのペンダントライトを選ぶ4つのポイント

毎日使うキッチンにぴったりのペンダントライトを選ぶには、いくつかポイントがあります。

キッチンの作業性が損なわれると、使い心地が悪くなってしまう恐れがあります。

キッチンを毎日快適に使うためにも、ペンダントライト選びのポイントを押さえておきましょう。

上記を順に解説します。

料理の作業性を損なわない明るさか

キッチンは料理をする場なので、作業性を損なわない程度の明るさがある照明を選ぶことが大切です。

手元が暗いと、食材がよく見えなかったり怪我のもとになったりする可能性があります。

作業しやすい明るさや、色味を持つライトを選びましょう。

ペンダントライトの色味などデザインが部屋に合うか

ペンダントライトはデザイン性が高いぶん、ものによっては部屋馴染みが悪い場合があります。

シェード部分の色味やコードの質感など、部屋のテイストにあったデザインを選ぶのがおすすめです。

費用が予算に合うか

ペンダントライトをキッチンに取り付ける場合、小さめのライトを2〜3個付けるケースが多く見られます。

複数個付けるのであれば、そのぶん費用が必要です。

また、取り付けるために工事が必要であればさらに施工費がかかります。

リフォームや施工の際の予算に合うかを確認して照明を選びましょう。

大きさや仕様が部屋に適したものか

照明としての機能を十分に果たせる仕様であるかを事前にチェックする必要があります。

設置するペンダントライトで部屋の明るさが確保できるかなど、選んだペンダントライトで不便さがないかを確認しておきましょう。

部屋の広さに対応する明るさの目安などを事前に確認しておくのがおすすめです。

キッチンのペンダントライトの人気ランキング

キッチンにペンダントを設置する場合、小ぶりのものを2〜3個取り付けるケースが多く見られます。

では、どんなテイストのライトが人気なのでしょうか？

ここからは、キッチン用に設置するペンダントライトの人気ランキングを紹介します。

1位：シンプルな北欧風のペンダントライト

最も人気があるデザインは、北欧風のシンプルなペンダントライトです。

円柱状のシンプルなデザインなら、どんな部屋の雰囲気にも合わせやすいのも人気の理由です。

2位：モダンなペンダントライト

モダンな雰囲気のあるペンダントライトも人気があります。

ライトのシェードが磁器でできているものなど、1つ設置するだけでも存在感があるのが特徴です。

3位：アンティーク調のペンダントライト

レトロ感やファクトリー感がある、アンティーク調も一定の人気があるデザインです。

アンティーク調は、暖色系のライトの商品が多く見られます。

レトロな雰囲気を出したい人におすすめのデザインです。

まとめ

この記事ではペンダントライトの失敗例や対策方法を中心に、メリット、成功した実例、選ぶポイント、人気ランキングについて紹介しました。

設置前に配線器具や設置場所などを確認しておくことで、失敗せずにペンダントライトを導入できるでしょう。

ペンダントライトを設置することで空間を華やかにできるので、よりおしゃれなキッチンを演出できます。

注文住宅やリフォームを請け負うRobin（ロビン）では、キッチンのリフォームサービスを提供しています。

住宅の性能を重視したリフォーム提案で、新しい暮らしをお客様と共に検討していきます。

全面改装から一部リフォームまで、ご希望にあわせてご提案いたします。

キッチンのリフォームを考えている人は、お気軽にお問い合わせください。

＼ サービス内容はこちらから ／