内窓・玄関ドアのリフォームの費用と相場　選び方のポイント解説！

おうちの中で熱の出入りが最も多いとされる、開口部である窓や玄関ドア。

結露がひどくて・・・、玄関が寒い、暗い感じがする、などのお悩みも耳にします。

そこで今回は内窓、玄関ドアリフォームについて費用の相場や工事期間など、チラシ商品の解説と共に紹介します。

チラシ価格は期間や数量に限りがありますので、あくまでも目安として参考にしてくださいね！

室内二重窓　LIXIL　“インプラス”　工事費コミコミ　3.98万円！

アルミ建材メーカー各社より室内二重窓(内窓)は発売されています。LIXILは「インプラス」という商品名です。

ちなみにYKK　APは「プラマードU」三協アルミは「プラメイクEⅡ」という商品名です。

どのメーカーも性能、価格などに大きな違いはみられませんが、色味や仕様など各社特徴がありますので、比較してみるのも面白いですね。

内窓の効果として挙げられる点は主に6つ！

・断熱効果

・結露軽減

・遮音効果

・UVカット

・侵入抑止効果

・経済性

上記のポイントをそれぞれに見ていきましょう。

 

驚きの断熱効果！

内窓はアルミよりも熱を伝えにくい“樹脂”でできています。

素材の面で断熱効果がありますが、さらに既存の窓との間に空気の層をつくることで、室内のあたたかい空気の流失をブロックしてくれ、外気温の影響を受けにくく快適な室内環境を実現します。

 

結露軽減で健康に嬉しい！

冬場、サッシの結露がひどくて壁や床が湿っている、ひどい場合は腐っている、といったご相談もお受けしますが、そんな方には内窓がピッタリです！

既存の窓と内窓の間に生まれる新しい空気層。 室外と室内をしっかりと隔てる構造になるため、大きな断熱効果となります。

外気温の影響を受けにくくなり、結露の発生を大幅に抑え、お掃除ラクラクの快適な毎日に変わります。

ただしここで1点注意が必要です。例えばリビングに掃き出しの大きな窓と腰窓があったとします。

2か所のうち、1か所だけ内窓を付けると、内窓を付けていないほうの窓（仮に元々結露が無かったとしても）に結露が出てしまいます。（熱は出入りし易い所を見つけ、その結果結露がでます）

そのため、内窓はその部屋のすべての窓に設置することをオススメします。

 

安らぎの遮音効果！

空気層のはたらきは、断熱効果だけではありません。外からの不快な音が室内に入ることや、室内で発生した音が、近隣に漏れるのを抑える防音壁としての役割もあります。

人間の耳は、音の大きさが10dB下がると音が半減したように感じると言われ、快適で静かな住環境づくりにも効果的です。

 

UVカットで色焼けも安心！

紫外線は、人体や住まいにとって有害な電磁波です。肌の日焼けやカーテン・家具などの色あせの原因にもなります。

「Low-E複層ガラス」は、一般複層ガラスに比べ、より多くの紫外線をカットするため紫外線対策にもおすすめです。

 

Low-E複層ガラスとは？

通常のガラスに熱の伝わりを抑えるLow-E金属膜を施したものです。

通常のガラスより断熱性、遮熱性に優れており、紫外線もカットしてくれます。

※内窓のガラス種は選択式です

 

侵入抑止効果で安全性を確保！

内窓を取付けることで、２ロックとなります。

また、窓が二重の住宅は侵入までに時間がかかるため、 侵入をあきらめさせる心理効果も期待できます。

さらに、特殊な中間膜を２枚のガラスの間に挟んでいる「安全合わせガラス」は耐貫通性に優れ、「こじ破り」や「打ち破り」対策にも有効です。

 

経済性が上がる！

窓の断熱性能がアップすると、住まい全体の断熱性能もアップ。毎月の暖冷房費節約でき、お財布にもうれしい効果をもたらします。

また工事費に関しても窓交換よりお値打ちです。

たくさんのメリットがある内窓ですが、デメリットもあります・・・

窓が2つあることになるので、開け閉めは単純に2倍になります。さらに掃除も2倍に・・・やはり面倒だなと感じる方も多いです。

また、窓枠に何か物を置いている(インテリア等)場合、そのスペースがなくなってしまいます。

これらがちょっと・・・という方にはお値段や施工手間が増えますが、窓自体の交換や壁内の断熱工事をオススメします。

選び方のポイントをご説明します

まずはサイズです。基本的に今ある窓の内側(窓枠部分)に取付けをしますので、全てオーダー品となります。

内窓の厚さが窓枠の厚さを超えてしまう場合もありますので、その場合は専用の部材を設置します。

窓枠はカラーが選べるので、既存窓や窓枠の色に合わせて選択される方が多い印象です。

引き違い窓は2～4枚建てまで選択が可能です。FIXや開き窓もご用意がございます。

既存の窓や使い勝手に合わせて選択しましょう。

ガラスは一番お値打ちなもので単板ガラス、次いで一般複層、Low-E、となります。断熱の効果もこの順で上がっていきます。

一般複層ガラスを選ばれる方が多いですが、より効果を実感したい方はLow-Eをオススメします。

目隠し効果のある型ガラスや和室などにも合う和紙調のガラスなどもありますが、先ほどあげた断熱の仕様によっては組み合わせ不可のものもありますので注意が必要です。

お風呂は専用の内窓があります。脱衣所と浴室の温度差は、急激な血圧変化をもたらし、心臓に大きな負担をかけます。

内窓で断熱性を高めると、体にやさしい浴室の温度になります。

ガラスとガラスの間にブラインドが組み込まれている仕様のものもありますので、外からの視線を遮り、快適なバスタイムをお過ごしいただけます。

費用と工事の流れ

内窓の設置工事は3.98万円～、工事時間はおよそ1時間～です。

あらかじめ採寸をおこなって、できあがったものを取り付けるだけですが、高性能を実現するために、緻密な技術者が高い意識で施工します。

まずは左右の枠を取付けます。続いて上下の枠です。障子を吊り込み、調整したら完成です。

玄関ドア　たった1日でおしゃれに　34.8万円！

LIXIL　“リシェント”　詳細はこちら　

YKK　“ドアリモ”　詳細はこちら

玄関のリフォームはなんとたったの1日で終わります。おうちの顔である玄関が変わるだけでおうち全体の雰囲気も変わります。

外壁塗装をされたお客様は一緒に玄関も交換すると全体的にまとまった綺麗な仕上がりになること間違いなし！

リフォーム用の玄関ドアはカバー工法と呼ばれる施工方法で工事をおこないます。

簡単に説明すると、扉を外し、枠はそのまま、新しい枠を古い枠にかぶせるように取付け、新しい扉をいれるという流れです。

機能面としては断熱性能、デザイン性、防犯性、通気性などなど、玄関ドア1つでも抑えるポイントは盛りだくさんです。

主な5つの充実ポイント！

断熱性能のグレード

お住いの地域によってどこまでの断熱性能を求めるか、がポイントとなります。

一番性能が低いタイプ(その分お値段も一番低い)は枠、本体がアルミで合わせガラスとなっています。

その次のグレードですと、本体の空間部分に断熱材が入り、ガラスは複層ガラスになります。

次のグレードはさらに枠が断熱枠となり、ガラスはLow-Eガラスです。

ハイグレードモデルですと、断熱枠の面積が増え、本体に入っている断熱材の厚さが厚くなり、ガラスはLow-E+アルゴンガス入りで非常に断熱性の高い仕様です。(LIXILの場合)

メーカーによってバリエーションも異なるのでご注意ください。

 

豊富なデザインから選べる嬉しさ！

色味やデザインは多種多用、ご用意がございます。

おうちごとに和風、洋風などテイストがあるかと思いますので、それに合うデザインのものをお選びください。

デザインによってお値段も変わってきますが、本当にたくさんの種類がありますので、どれにしようか迷われる方も多いはず。

そんな方は実際のおうちのお写真に希望の玄関ドアを当てはめるシミュレーションなどもできますので、担当者にご相談してみてください。

おうちの顔である玄関はやはり見た目にもこだわりたいですよね。

 

採風の魅力！

臭いやじめっと感でお困りの方も多いかと思います。そんな方には鍵を閉めたまま換気が可能な、採風ドアがオススメです。

採風部分には網戸が付いているため無視の侵入も防げますし、格子をあしらっているため外から手を差し込めず、防犯対策も万全です。

玄関から風を通すことで、おうちの中の風通しもよくなり、夏場などは涼しく快適にお過ごしいただけます。

 

採光で明るい玄関！

玄関が暗くてなんだか気分もどんよりしてしまう、明るい場所で明るい気持ちで出かけたい！という方には採光ドアがオススメです。

真ん中に1本、または2本ラインが入ったようなデザインや腰窓タイプもございます。

また、親子ドア・袖付きをご希望の方は子扉側、袖側に採光部をいれるだけでも玄関はパッと明るくなります。

 

防犯性も標準仕様で安心！

家族を守るために必要な、防犯性能。ピッキング対策として2ロックが標準仕様となっています。

また、鍵穴はカバーで隠されています。ドアガードも付いていますので、2つの鍵と併せて使用することでより安全ですね。

選び方のフロー、ポイントをご説明します

まず初めに断熱の仕様をお選びください。

続いてデザイン、カラーの選択です。

断熱の仕様によっては選べるデザインも限られる場合がございます。次にご自宅の玄関サイズによって枠タイプをお選びください。

扉は1枚なのか、袖や子扉が片側もしくは両側にあるのか、ランマがあるのか・・・

ハンドルもお好きなものをお選びいただけますが、最初に選択した扉デザインによって選択できないものもありますのでご注意ください。

最後に鍵の種類を選択します。

一般的な手動キーはもちろんのこと、車の開け閉めと同じようなタッチキー、カードをかざすことによって施錠解錠ができるカードキータイプもございます。

お値段は手動、カード、タッチの順に上がっていきますが、工事された方のお話を聞くとタッチキーにされた方の満足度は非常に高いですね。 

費用と工事の流れ

玄関ドアの交換工事は38.2万円～、工事時間はおよそ1日～です。まずは既存の扉を取り外します。

その他に新しいドア枠に干渉するものがあればそれらも取外します。

その後新しいドア枠、扉本体を取り付けます。

既存枠と新しい枠に隙間があればカバー材を取付け、外壁との接地する箇所はコーキングを打って完成です。

 まとめ

内窓も玄関ドアもどちらも1日で工事が終わるため、非常に人気な工事の1つです。

断熱や結露にお困りの方が多いためどちらかというと冬場にお問合せが多い印象ですが、断熱性能を高めることで、エアコンの効きもUPします。

夏場の工事でも効果を実感できるかと思いますので、ご検討してみてはいかがでしょうか？