トイレリフォームの費用と相場が丸わかり！チラシ商品の解説付きです

　リフォームしたい箇所No.1といえばトイレですよね！早い方で新築後１０年、遅くとも２５年で交換したいトイレ。匂いや汚れなども取れにくくなりますし、老朽化も気になります。

いつもトイレは『清潔』にしたいもの。ところで、最新のトイレは進化が著しいということはご存知でしたか？ショールームへ行く機会があれば、ぜひ最新のトイレも体感してくださいね。

今回はチラシに掲載している、お値打ちなトイレをドドーンとご紹介します。チラシ掲載商品につき、数量限定や在庫限りの商品もありますが、費用・相場の目安になれば幸いです。

 

トイレ チラシ掲載商品紹介！

温水洗浄便座　Panasonic　省エネ設計　ビューティートワレ　2.78万円

　取扱のある便座の中で最安の商品です。お値打ちながらも洗浄メニューが充実していますし、ノズル除菌機能など清潔面も◎。一般的な洋風便器に取付けが可能です。(TOTO、LIXILの便器にも取付けOK！)

リモコンが便座本体についているため、少し使いにくく、貯湯式のため、連続して洗浄を使用するとお湯ではなく水が出ます。（貯湯式とは、内蔵されている温水タンクに、あらかじめ水を貯めておき、貯めた水をヒーターであたためてお湯にする方式です。ヒーターにより温水を常に保温しているため、ランニングコストは瞬間式より高くなりますが、消費電力が瞬間式より低いため、ブレーカーの容量が少ない場合にお勧めです）

「便座が壊れてできるだけ安いもので交換したい！」、「特に機能は充実してなくても大丈夫！」といった方にオススメの商品です。

LIXIL　LN便器　お求めやすい価格の洋式便器　4.38万円！

　取り扱いのあるトイレの中で最安の商品です。大8L、小6Lと最近のトイレに比べたら、あまり節水には向いていませんが、「とにかくどんなものでもいいから、お値打ちなものがいい！」といった方にはオススメの商品です。

チラシ掲載品は普通便座がセットになっていますが、暖房便座や洗浄便座に変更も可能です。鉢内はフチがあるためお掃除しづらく、本体の形自体も凸凹しているので、全体的に掃除の時間はかかるかもしれません。

TOTO　ピュアレストQR

　組み合わせトイレの中で機能面、清掃面もある程度充実しており、価格も比較的お値打ちなのが、このピュアレストQRです。チラシ掲載品は普通便座がセットになっていますが、様々なウォシュレットとの組み合わせが可能です。側面の凹凸をサイドカバーで覆っているので、見た目もすっきりしておりお掃除もしやすいですね。

ただし、組み合わせ便器の場合、タンク・便座・便器がバラバラで接続部分が多く、その箇所が掃除しにくいといった懸念点もありますが、便座が故障した時は便座の交換だけでＯＫ！（一体型ですと、便座+タンクの交換が必要になります）今後のメンテナンスを考えた上でも家計に優しいですね。

フチなし形状のため、「ブラシが届きにくい！」なんてことはないですが、実際には少しくぼみがあります。「今後のメンテナンスの事も考えたい」、「ウォシュレットはこだわりをもって選びたい！」といった方にオススメの商品です。

Janis　バリュークリンⅡ

Janisって何？と思われる方が多いかと思いますが、TOTO、LIXILに次ぐトイレシェアを誇るメーカーです。「Gコート」と呼ばれる耐久性の高い便器や、全周フチのない「まる見えフチなし」などTOTO、LIXILに引けを取らない機能も充実です。

洗浄便座との組み合わせでは比較的お値打ちな商品ですが、やはりどうしても知名度がネックとなるようです。

TOTO　ZJ1

　「売れ筋ＮＯ.1」と言っても過言ではない、このZJ1。一言で言うと、「非常にコスパのいい商品」です。オート洗浄が付いている商品では最安（壁リモコン）で、ZR1はリモデルにも対応しています。手洗い部も広いため、水撥ねも抑えられます。

ただし、一体型のため、一番故障の早い便座部分で不具合が出ると便座＋タンクまで交換しないといけません。使用年数によっては既存便器と合う機能部がなく、全て交換になり費用がかかる可能性が高いです。

しかしながら、オート洗浄でこの価格でお出しできる商品は他にないため、今までレバーで流していたけど、オート洗浄気になっている、という方は是非ご検討ください！

LIXIL　アメージュＺ

　LIXILの組み合わせトイレの中で機能面、清掃面もある程度充実しており、価格も比較的お値打ちなのが、このアメージュZです。LIXILのトイレの特徴はなんと言っても「アクアセラミック」です。衛生陶器表面に水酸基が出ない構造とすることで、水アカの固着を化学的に防ぎ、日頃のお手入れで水アカを落とし、いつでもキレイを保てます。

 

また、LIXILのフチレスは本当に溝が無く、まっすぐな形状のため、掃除が格段にラクになります。

ピュアレストQRも同様ですが、便器と便座の隙間には汚れが溜まりやすく、お掃除が非常に大変です。ただし、どの便座も手前にスライドして外すことができるので、お掃除はしやすくなりますね。LIXILの高グレードの便座を選べば、お掃除リフトアップという機能が付いていますので、手前にスライドさせるのではなく、上に簡単に持ち上がるため、スライドタイプよりも簡単に拭き掃除ができます。

TOTO　GG-800

　一見、ZJ1と似ていますが、少しずつ違った点が・・・まずは形です。便器にはへこみが無く、すっきりとしたデザインです。自動で便器に水を吹きかけて水のクッションを作る「プレミスト」や、きれい除菌水でノズルの中も外も自動で洗ってくれる「ノズルきれい」、便座の手前が上がる「お掃除リフト」などもZJにはない機能です。

グレードをあげれば自動開閉や温風乾燥付も選択できます。ただし、機能が充実している分、お値段もZJに比べ倍以上しますので、ご予算と内容を充分検討しましょう。

TOTO　ネオレストDH

　TOTOの上位グレードであるネオレスト。設置したお客様からの満足度が非常に高い商品です。ネオレストの中にもグレードがあり、一番お求めやすいのがこのDHです。

いくつかの機能が外れていますのでその分お値段が抑えられているのですが、ネオレストの魅力である「便器きれい（鉢内の除菌）」はついていないため、せっかくネオレストをつけるならAHもしくはRHをおすすめします。ただし、オート開閉がDHでも標準でついているため、「オート開閉付のタンクレストイレがいい」といった方や「ネオレストが気になっていた！でもお値段が・・・」といった方におすすめの商品です。

TOTO　CS370　1DAYパック

　排水芯200に対応する組み合わせトイレの中では最安の商品です。洗浄水量は普及商品の倍ほどありますが（大8Ｌ・小6Ｌ）、便器はTOTOの強みである「セフィオンテクト」加工がしてあります。便座はウォシュレットとの組み合わせになっていますが、リモコンが便座と一体型のため、壁付けリモコンご希望の方は別の便座をご選択ください。

◆1DAYパックとは？◆

　トイレの交換、天井・壁クロスの貼り替え、床クッションフロアの貼り替えを1日でおこないます。朝一でトイレを外し、その後内装工事に取り掛かります。クロス、クッションフロアが貼り終われば、新しいトイレを設置して夕方頃には完成となります。

トイレの選び方

　家族全員が使用する場所、そしてリフォームのお問合せの中で一番多いのが「トイレ」です。「水が漏れてきた」、「便座の調子が悪い」、「汚れが落ちなくなってきた」など、リフォームの理由は様々ですが、満足のいくリフォームにするためにもどういったものを選べばいいか、ポイントを抑えていきましょう。

組み合わせトイレと一体型トイレ

　便器・タンクのセットに便座を別で選ぶタイプが組み合わせトイレ、便座とタンクが繋がっているタイプが一体型トイレとなります。

組み合わせトイレ

　好きな便座を選ぶことができ、便座だけが故障場合も交換が簡単。接続部分が多くなるため掃除の手間はかかる

一体型トイレ

　すっきりとしたい。交換の際はタンク、便器共に交換が必要となり、費用がかさみます。

タンク有りとタンク無し

　この2つは流し方が違います。

タンク有り

　タンクに水を貯めて、一気に排出することで排水をします。手洗い付にすることが可能ですし、停電時でも水を流せます。水圧が関係しないため、マンションや高度がある場所などでも設置できます。お値段も比較的安くなります。

タンク無し

　水を貯めるタンクはなく、見た目が非常にすっきりとしています。水形のものが多く、掃除の手間が省けるような機種も多道直結式で、水道水の水圧で排水をします。そのため、タンクに水が溜まるまで待つ必要が無く、連続して流すこともできます。手洗いが付いていないため、別途設置が必要となります。また、水道水の水圧で水を流すため、商品や場所によっては設置できない場合もあります。

オート機能

　自動洗浄、自動開閉など、手を使わなくてもセンサーが反応して自動で動いてくれます。接触が少なくなるため、ここ最近非常に人気が高まっています。

清掃性

　各メーカー掃除のしやすさには非常に力を入れています。そもそも汚れが付きにくい素材、汚れがついてもすぐ落ちる素材、除菌、などなど・・・。汚れが溜まりやすい便器と便座の隙間はお掃除が非常に大変です。その対策として便座を手前にスライドさせる、上に持ち上がる、ボタン一つで自動で上がるなど機種によって様々です。

工事の費用と流れ

　一般的な洋風トイレから洋風トイレへの交換の場合、費用は8万円～です。トイレ交換だけであれば1～2時間ほどで完了します。工事の流れを順にご説明します。

 

トイレを外す前に水道の元栓、トイレの止水栓を締めます。タンクに溜まっている水を全て流し、その後便座、タンク、便器の順に外していきます。便器にも水が溜まっていますので、外す際は傾けたりしながら排水させます。

　全て外し終えたら、排水の部品と取付け、便器、タンク、便座の順で取り付けていきます。既存の止水栓は新しいトイレにした際に使用できないので、新しいトイレに同包されている止水栓と交換をします。すべての作業が終わったら、元栓と止水栓を開け、うまく流れるか、水漏れはないか、センサーは反応するかなどの動作確認をし、養生撤去、掃除をしたら完成です。

 

トイレは家族みんなが1日に何度も使うため、水廻りの中でも使用頻度が一番高い場所です。また、「トイレは落ちつける空間にしたい」という方も多いので、じっくりとこだわりぬくのもいいのではないでしょうか。