CEO’s mail:20.12
朝晩、肌寒い季節になってきました。冬到来ですね。昨年は穏やかで暖かい冬でしたが、私は飛騨高山の雪が降り積もった幻想的な風景やスキーも好きなので、今年はしっかりと降ってほしいと願っていますが、仕事的には少ないほうがいいですね。今年はどうでしょうか。Robinの蜘手です。
今年も残りわずかとなりました、激動の1年でした。昨年12月8日に中国武漢にて新型コロナウイルスの発症が公式に確認されてからというもの、日本を含む世界の様子は一変しました。11月には感染拡大第3波が到来。1日あたりの感染者数が2500名を超える日があり、飲食店などが再び時短営業など余儀なくされ、行政が人の移動の自粛を要請する事態になりました。
世界では一番の感染者を出している米国が1日あたり感染者数20万人、累計で1400万人となり、同じく死者数では1日あたり2000人を超える日が続いています。欧州でも第2波が各国を襲い、連日記録的な感染者数となり、多くの街でロックダウンが始まっています。
当初は1年程で感染拡大は沈静化するといった意見もあったようですが、結果的にその超楽観的な予測はここまで大きく外れ、私たちは誰もが経験をしたことのない未来へ向かっているといえます。
ポジティブなニュースとしては米国や英国で有効性が高いとされるワクチンの製造が進み12月8日の週、英国でワクチン接種が始まります。日本ではまだ申請もされておらず、メディアの情報では2021年前半から開始されるとの見立てがありますが、こちらも未定のようですね。
しかしその待望(?)のワクチン接種ができるようになれば、この新型コロナの不安が全て綺麗に消え、以前の生活が戻るのか、とも思えません。ただ感じているのは、これは長くて深いトンネルなのか、それとも新しい風景なのか。この先のことは誰もわからないということです。
今回のコロナ禍で、変化していることでは、「今だけ」のことと、「これからも継続していくこと」ということがあると思います。例えば飲食や食事会、また旅行や公共交通機関を利用した移動については「今だけ控えている」という方が多いでしょう。
しかし今後も継続して続く、変化を受け入れ新しい習慣となることもあります。ある新聞の調査によると、このコロナ禍で本社移転を考えている上場企業は2割というものがありました。リモートワークで出勤しなくとも仕事ができると気づいた企業は経費削減のため大きく派手な本社は不要と考えているようです。
弊社Robinでも会議、研修はほとんどオンラインになりました。実際に会わずに会議をするというのは、当初は消化不良な感じもしましたが、慣れてくればこんなに便利なものはないと気づきました。全国の経営者との情報交換もオンラインでやっています。これまでは九州、近畿などエリアごとの交換会だったのが、九州と東北、東京と四国などオンラインならではのメリットを感じている人も多くいます。
また経営計画の立て方も変わりました。以前は、成長軌道1本の経営計画を策定していましたが、来期の計画書からはプランBも作る予定です。プランBとは一時的に売り上げが7〜8割になった時にどのような対応をするかというものです。これまでは経験則でその場、その場で判断してきましたが、事業を継続する意思とその責任を明確にすべきだと今回のコロナ禍で再認識した次第です。
しかし今は答えのない時代だと社員にはよく言ってきました。わからないことだらけの新型コロナウイルスですが、私たちがこの1年でわかったことは「未来には何があるかわからない、ということがわかった」ことではないでしょうか。「今を受け入れ、そして今を生きる」という言葉の意味とその深さを感じています。今年1年、ありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。
株式会社ロビン代表取締役 蜘手健介
最高経営責任者 蜘手 健介
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